止め所がわからないと評判(?)【マギストス】の紹介

全国の決闘者の皆様こんにちは。
エクソシスター・イレーヌ推しの銀ちゃんです。
僕が長い事愛用している【マギストス】デッキをご紹介します。
予めの言い訳にはなりますが、TPではないので認識の甘さ等あるかと思いますが、生暖かい目で見ていただければと思います。

そもそも「マギストス」とは?

マギストスについて簡単に紹介すると、《召喚師アレイスター》および、【ウィッチクラフト】【エンディミオン】の3テーマの過去と思わしきカードたちによる、融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを駆使して戦うテーマです。
人気テーマの派生ということもあり、関心自体は高いものの、使用率は(個人的に)非常に少ないという印象を受けるテーマでもあります。
皆マギストス使おう?な?

「マギストス」ってどんなテーマ?

テーマとしては、レベル4モンスターを主軸とし、EXデッキをフル活用して戦うテーマとなっています。
EXデッキのモンスターは、場にいる時だけでなく『装備カードになって効果を発揮する』効果を持つモンスターが多く、豪快かつテクニカルな動きをするのが特徴です。
一方、メインデッキに入るモンスターは全てレベル4かつ、シンクロモンスターはレベル8&エクシーズモンスターはランク4なので、レベル調整等の必要がなくシンプルになっています。
この点は、初心者にオススメと言われている「斬機」と共通する特徴ですが、融合やリンクも活用する点、EXデッキのモンスターを装備カード扱いにして戦うという特異性から、初心者にいきなりオススメできるテーマかというと疑問が残りますね。

また、EXデッキをフルに活用するコンセプトのため、EXデッキの自由枠は思ったより少なくなります。
EXデッキからの特殊召喚以外に、EXデッキから直接装備カードにする効果が重要になるため、一部のカードは2枚以上積む場合もあるためです。
そのため、メインギミックの動きはシンプルながら、盤面に応じた動きをその場で考える必要がある難しさ、構築の配分を突き詰める楽しさを兼ね備えたテーマとなっています。

「マギストス」の動きについて

基本の動き

相手がEXデッキを使わないデッキでない限りは、最終的に目指すのは《絶火の魔神ゾロア》の特殊召喚です。

シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/魔法使い族/攻2900/守1500
魔法使い族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
EXデッキから「マギストス」モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):自分の魔法&罠ゾーンの「マギストス」モンスターカードと
同じ種類(融合・S・X・リンク)のモンスターの効果を相手は発動できない。
(3):自分フィールドの「マギストス」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを墓地から特殊召喚する。

遊戯王カードwikiより抜粋

このモンスターを立たせ、相手にあわせたEXデッキのモンスターを装備することで、その種類と同じモンスターの効果の発動を抑制することができます。
手札に《絶火の大賢者ゾロア》と適当なレベル4魔法使いが入れば、魔神ゾロアを特殊召喚する体制は整います。
先攻であれば、《絶火の竜神ヴァフラム》《聖魔の乙女アルテミス》を装備した魔神ゾロアを立て、相手の様子を伺います。
後攻の場合は、相手のテーマや動きを観察してそれに合わせた種類のモンスターを、魔神ゾロアに装備させます。

しかしながら、都合よく手札に大賢者ゾロアがあるなんてことは、遊戯さんやカイザー亮でもなければ難しいでしょう。
その場合は、《結晶の魔女サンドリヨン》を特殊召喚することを目指します。

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻1000/守2800
属性が異なる魔法使い族レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「マギストス」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「マギストス」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが装備されている場合、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

遊戯王カードwikiより抜粋

このカードの効果で、大賢者ゾロアをリクルートするところから物語は始まります。
魔女サンドリヨンを経由してゾロアを特殊召喚すると、必然的にゾロアの効果で展開するレベル4魔法使い族が墓地に確保されているということになるので、そのまま魔神ゾロアへ繋げることが可能になります。
ただし、魔女サンドリヨンのリクルート効果を使った後はマギストスしかEXデッキから出せなくなるので注意が必要です。

その他の動き

リンクモンスターを活用した上でレベル8シンクロが出来るテーマということで、みんな大好き《ヴァレルロード・S・ドラゴン》との相性はバツグンです。レアコレに入って安くなったし。
魔神ゾロアが登場する前は、このカードを立てることくらいしかやることがなかったといっても過言ではないかもしれません。
魔神ゾロアが出た今でも、相手がEXデッキを使わないテーマであったり、魔神ゾロアを出すことが適切ではない場合には重宝するモンスターですね。

他にも、個人的にこの動きは好きでよくやるんですが、《法典の守護者アイワス》を特殊召喚して、相手のモンスターを奪い取るのがかなり強いです。

融合・効果モンスター
星8/風属性/悪魔族/攻2000/守2800
「マギストス」モンスター+魔法使い族モンスター
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、
このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドのこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
この効果でこのカードを相手モンスターに装備した場合には、
装備モンスターの効果は発動できず、そのコントロールを得る。
(2):このカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は1000アップする。

遊戯王カードwikiより抜粋

メインフェイズ限定ではありますが、誘発即時効果で場のモンスターに自身を装備させることができます。
この効果で相手モンスターを装備すると、効果の発動制限&攻守1000のバフをかけた上で奪い取るという非常に優秀な効果を持っていて、
相手の戦力を大きく削いだ上でこちらの戦力に変換することができるわけです。
自分のモンスターにも装備できるので、魔神ゾロアの痒いところに手が届かない打点を補強することもできます。
アイワス自身の効果で、魔神ゾロアの効果を邪魔しないのもポイントですね。

初動の一例

・手札にレベル4魔法使いが《結晶の大賢者サンドリヨン》と、大賢者ゾロア以外1枚以上の場合
大賢者サンドリヨンSS→効果で《絶火の祆現》サーチ→サンドリヨン1体でアルテミスSS→祆現でサンドリヨン蘇生→アルテミス効果でサンドリヨンに装備→《法典の大賢者クロウリー》サーチ→手札の魔法使いを捨ててクロウリーSS→大賢者サンドリヨンとクロウリーで魔女サンドリヨンをSS→効果でデッキから大賢者ゾロアをリクルート→大賢者ゾロア効果から魔神ゾロアまで

・手札に大賢者ゾロア、大賢者サンドリヨンがある場合
大賢者サンドリヨンNS→効果で《三賢者の書》サーチ→三賢者の書発動→効果で大賢者ゾロアSS→大賢者サンドリヨン1体でアルテミスSS→大賢者ゾロア効果でリンク以外を装備(ニンアルルや魔女サンドリヨンおすすめ)→効果で墓地の大賢者サンドリヨン蘇生→アルテミス効果でどちらかに装備→アルテミス効果で任意のマギストスサーチ→大賢者ゾロアと大賢者サンドリヨンでシンクロ(サベージ、魔神ゾロアお好み)

「マギストス」の弱点

一番顕著な弱点として、「モンスターの効果を受けない」「カードの効果を受けない」耐性を持つ大型モンスターには成す術がない点です。
個人的にかなり苦手な相手なんですが、《炎斬機ファイナルシグマ》なんかは天敵です。
こいつが出てくる時は、《斬機マルチプライヤー》のバフ効果を受けていることがほとんどなので、盤面によってはそのままワンパンで負けまで一直線になります。
また、要となる魔神ゾロアは展開後のモンスターを抑制することはできますが、展開の途中に対して妨害できないことが多々あります。
ジャンドやサイバースのような、展開の途中にそれらの召喚法を多用するデッキならともかく、1回で大型を出してくるタイプには押し負ける事があります。

「マギストス」の強み

まずはじめに、何よりも「止め所がわかりづらい」ことでしょう。
正直なところ、これはテーマの特性というよりは「マイナーであるが故の特性」なので、厳密には「マギストスの強み」ではないのですが…。
また、これもどのデッキにも言えることではあるんですが、手札次第では相手の誘発を受けても最低限の盤面を立てられるので、環境入りしているテーマ程の安定性はないものの、挽回がしやすいあたりも強みだと思っています。

僕のデッキレシピ

ドラグマとの混合構築

魔神ゾロアの「相手の展開に対して水を差せない」という点を、《教導の聖女エクレシア》+《教導の騎士フルルドリス》でカバーした構築です。
EXデッキから特殊召喚できないデメリットも、基本的にエクレシアはEXデッキから特殊召喚し終わった後に出すカードなので特に気になりませんし、魔神ゾロアさえ立っていれば、あとは無理にEXデッキから出さなくても大賢者ゾロア、エンディミオンから直接装備できますし。
フルルドリスも効果無効+打点要因と、マギストスに足りない部分を補ってくれるので非常に相性が良いです。

半面、装備カード扱いになったマギストスで魔法罠ゾーンが最低2ヶ所は塞がりがちなので、
《無限泡影》や《ドラグマ・パニッシュメント》は最低限の採用にしています。
特に後者は、発動タイミングは基本相手ターンになるので、次の自分のターンに少なくない影響が出るので慎重に使いたいカードですね。
その関係で、基本的にエクレシアからはフルルドリスをサーチすることがほとんどです。

EXデッキについて

EXデッキは調整の余地はありそうな感じですが、概ね固まったかと。
肝心のリンク4枠は、《アクセスコード・トーカー》ではなく《双穹の騎士アストラム》を採用しています。
《神聖魔皇后セレーネ》から適当なレベル4魔法使い族を蘇生し、アルテミスに変えることでアストラムまで到達可能です。
アストラムにした理由としては、まず弾が少ないことです。
《クロシープ》を入れていますが、EXデッキで何かを入れ替えるとなった場合の筆頭候補なくらいには出ないので、そうなると属性が光に偏ってしまい、アクセスコードの効果を生かしきれないです。
アストラムであれば、とりあえず特殊召喚されたモンスターを殴ればまず勝てること、気持ち程度ではありますが他のモンスターを攻撃から守れること、除去されてもこのデッキにおけるアクセスコードと同じ分の除去を、対象を取らないデッキバウンスという形で打てることから、この形になりました。

ルドラの魔導書

正直今でも採用枚数や、そもそも採用するかで迷っているカードではあるんですが、《Emトリック・クラウン》との相性の良さ、役目を終えた魔女サンドリヨンの処理等、ドローに変換してもマイナスにならないパターンが結構あるんですよね。
2ドローから展開に繋げられるようになるパターンとかも結構あったので、新規や相性の良いカードが出て、どう考えても入れ替えだろというタイミングが来るまではガン積みしてても良いかなぁ…と。
もちろん、ライストや一滴みたいに入れたいカードもあるんですが、悩ましいところ…。

最後に

はじめてのnoteでクッソ長くなりましたが、これを機会にマギストスに興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。
拙い文章でわかりにくいところもあるかと思いますが、ご容赦ください。

他にも、気が向いた時に好きなテーマを紹介するようなものを書けたらと思いますので、その時は是非また見ていただければ幸いです。
それでは。

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