ホワイト企業に勤めていたんだがなんか鬱になったので退職して無職になった話

まあタイトル通り過ぎて何も書くことないまであるんだけど。
ていうか多分示唆も学びもオチも涙もない無味乾燥な文章になると思うんで本当に暇な人だけ読んでくれよな。今も眠れねえから書いてるだけでどこまで書くかとかそもそも完成させるのかとか決まってないような状態だし。

で。

本日8/25付で新卒で3年前に入社した某社を退職しました。次はまだ決まってないんで無期限の無職です。わーい。わーいじゃないが。
退職にしてはタイミングが変とかタイトルに書いてる鬱がどうとか気になると思うんで一個一個解説してこうかと思ったけど構成がめんどくさいので時系列で色々書いていこうかな。

そうそう。これはあくまで個人の主観を元に書いてる文章でしかも記憶に頼って書いてる部分が大多数なので、大変偏った視点や不正確な内容を含んでいる可能性があるからあんまり真に受けないで受け流してほしいかな

まず入社前、大学時代にこれでもかってくらい就活で失敗した。仕事とかしたくなかったし、かといって仕事しないで生きていけるだけの特異な才能とか資産とか興味ある分野とかもあるわけではないので、仕方なく就活しまーす、くらいのテンションだったので、それをなんとか取り繕いつつうまーいこと志望動機~とか将来像~とかに結びつけて面接やってたわけなんだな。まあ落ちるじゃん。そんなやる気ないように見えるしうちで働く気概が感じられないし将来のビジョンしっかり描けてないし熱意が足りないようなやつ採るわけ無いわな。でも実際こっちはマジでやる気ないしマジでテメんとこで働く気概ないしマジで将来のビジョンないし熱意に至ってはガチのマジのゼロの氷点下の絶対零度状態なんだわ。
まあそんな感じで時はバンバン過ぎ面接はバンバン落ち焦り散らかしメンタルも限界に近づいているところで某社(以降B社とする)が声をかけてくれたんスよね。B社はいわゆるコンサル会社でいろんな業界見れるのがいいよ~みたいな。普通コンサル会社だと提供するサービスごと(戦略/業務改善/IT)とか関わる業界ごと(金融/不動産/Web/工業/インフラ etc.)に部署が分かれててそこの仕事をずっとやることになるけど、うちはそういうの関係なくどこでも飛ばされるし、いろいろな業界のいろいろな分野で何をやってるかに実際に関われるよっていう「うちの会社って”いかにもなコンサル”じゃないっしょ?」感を出そうとする話をしてくれて。まあその人慶應卒で細身でシュッとした顔でちょっと浅黒くて髪がツーブロでテッカテカしてていかにもなコンサルだったんだけど。
それは置いといて、"今自分がやりたいと思っていることがない"ってのは単にやりたいと思えることに出会えていないだけなのではないかと思って、じゃあ案外このB社であくせく頑張っていれば自然とやりたい分野見つかっていってそれを軸に今の会社の中でやっていくでも外に飛び出していくでも色々できそうだねって考えてじゃあここに行きますって感じの返事をして入社することにしましたと。
ネタバレすると3年経ったけど興味持った分野もないしそれを元に長期的にどう立ち振る舞うかもマジでない。

で。入社した。最初の1ヶ月位研修期間とか言うのがあったんだけど無駄に競争心をあおるというか、毎日やる課題の出来を採点して結果を毎週部屋のどこでも見える場所に張り出してランキング化するとかいう変な研修だった。
「人気があって責任も売上も大きい戦略プロジェクトのチームに居るためにはトップの人材が必要なんだから、こういう研修でも成績がいい新人がそういうところに行くことになるんだ!だから日々本気でやれよ!」みたいな。俺はまあそりゃ上の方にいられれば下にいるよりは気分は良いだろうけど、長期的に考えたときに上の戦略チームでゴリンゴリンのバリンバリンにやるよりは、中堅クラスのプロジェクトでシステム運用とかプロジェクトマネジメントの経験をコツコツ積んでいくようなやり方のほうがあってると思うんじゃないかなーと思い、進路相談タイムのときも人事の偉い人に「今後どうしたい?」って聞かれたから「業務改善とかITとかでコツコツ力つけて数年経ってやる気あったら戦略とかも視野に入れるって感じが良いです」っていったのね。そしたらその人「まあそういう考えもあるよね。」って言い残した次の日に俺戦略チーム(の中でもいわくつきのクソエグいところ)に入れられんのが決まってんの。はぁ。

で一ヶ月の研修が終わってそのいわくつきのクソエグい戦略チームに入れられた。でものの数週間で実質上戦力外通告になった。そりゃそうだ俺はド素人だけどランニングと筋トレで基礎体力を付けてどんな状況にも対応できるような体作ってから考えるぞっつってたのに頼まれたのは明日の大会で棒高跳びで一位とっとけって指示だけだからな。多分そのチームは大量に来る新人の中から自分たちの方針について来れるやつをピックアップしてるだけで新人を育成しようとなんてかけらほども思ってなかったんだろう。

んなわけでそっからはすぐにリリースされて待機期間になった。待機期間にっつーのはそのまま次の案件が決まるまで待機する期間。そこにたまにプロジェクトのあき人員が出ると面談がセットされたりして次に属するプロジェクトが決まっていく。俺はこのあと待機部屋に4ヶ月閉じ込められることになった。4ヶ月。たまに降ってくる雑務と、それ以外は資格の勉強とか、やることないので寝てたりとか。それで4ヶ月、ただただ案件の面談に落ち続けていた。それもそのはずで、社員は自分のスキルとか経験したプロジェクトの内容とかを書いて作ったCV(まあ社内用履歴書みたいなもん)をもとに面談するんだが、俺には研修やって戦略チームいってボコされて今はなんの仕事もしてませんっていうことしかCVにかけるような内容がない。そんな経験もスキルも何もないアホな若手を採るなんてトチ狂ったマネージャーはいない。わけのわからない人材取ったらそいつの出す成果やそいつの失敗に責任を追うのはマネージャーなんだから。
そんなこんなで俺の中にはわけも分からずボコボコに詰められた戦略PJの記憶と、なんの仕事もしてない空白の4ヶ月しか残らず、更には会社やめて他所で仕切り直すための経験値も微塵も積むことができず、B社の中の虚幻の牢獄にとらわれてしまったのだ。多分ここでメンタル面にクリティカルなダメージが来てしまったんだと思う。

その後、レア初期スキルの英語力を使ってうまいこと外資系企業の案件のメンバーにアサインされ、待機部屋からは脱出した。仕事の面ではまぁまぁそこそこお客さんに評価されて重宝されていたし、社内の評価もそれを反映していい評価をもらっていた。ちょっと業界的な話をすると入社してから待機部屋脱出までの期間が評価期間だったから1,2年目はAnaの最低クラスだったんだけどそっからまあ多少力を発揮したから3年目にはまあ割と高い感じのConsになっていた。コンサルの給与は職位でガラッと変わるのでまあガラッと変わった。ただまあその活躍してた期間もメンタル面はボロボロで心療内科に通い始めていたし、叫びだしそうになる愚痴や泣き言や怨嗟の類を処理するためにフォロー0フォロワー0の絶対に特定されない鍵垢を作って吐き出したりしていた。

やな時期もまあ乗ってる時期も経験して、あちこち色んな会社で仕事もしてみて、じゃあどうなったかというと、やはり興味持った分野もないしそれを元に長期的にどう立ち振る舞うかもマジでない。それにくわえて、会社の方針と自分の考えとの差、もっと言えば周りとの差がどんどん開いてきてしまった。
B社は乱暴な言い方をすれば体育会系である。年収上げたいだろ!階級上げたいだろ!突き上げて蹴落として成果出して会社すら利用して金稼いだろうぜ!というのがデフォルメしたB社の人材育成にかかるフィロソフィだ。客先も、B社の方針がそういう感じなのを知ってか知らずか「B社の子は気合が入っている」「多少の無茶振りならなんとかしてくれる」と考え、B社社員である俺にそういう無茶振りを要求してくる。

俺は、俺にとって仕事・会社はマジで自分一人でほどよく生きていけるだけの収入をくれればそれでいい存在でしかないと考えるようになってきた。仕事を通してやりたいこともなりたい自分もないし。だからその分のエネルギーしか注ぎ込まんでそこそこの仕事をする。んで、かえって一人でゲームやりたい。そうするとB社の人間からはやれ気合が足りないだの真面目にやってないだのもっとちゃんとすればより高みを目指せるのにもったいないだの言ってくる。客は相変わらず「B社なんだからこれくらいできますよね?」みたいな内容を、自分はできもしないのに、というかどうやってやればできるのか検討もしないのに、取り敢えずB社ならっつってこっちにおしつけてくる。

そんな怒りとストレスと失望とメンタルの古傷を抱えていたら決壊したのでこれ以上自分とB社と客先に迷惑を掛ける前に休職に入ることにした。
時期も時期で、ちょうどコロナが流行り始めた頃の先行き不透明な感じで、復職しようにも案件が少ないから休職しててくれたほうがコスト的には助かるとB社には言われ、コロナ禍だから案件あんまないんですと転職エージェントには言われ、自分は自分でどこに行くにしても働く気概が見いだせないでいた。

だってそうじゃないっすか?3年働いてアッチャコッチャの業界でアッチャコッチャの業務して得たことといえば仕事をすると労働契約で定められた賃金が銀行口座に振り込まれるっていう現象を目の当たりにしたことだけなんだけど。それが月額20万だろうが年額700万だろうがどっかの小さいパラメーターが変化してるだけで、むしろそれだけ稼いでるんだからって仕事における作業の重要度や責任度が変わってきやがったりするし。割と年収が高いことのメリットが見いだせない。今もらってる賃金よりも低い価格で今の生活と多少の贅沢が出来る以上、もっと上を目指せよ!とかいう教育方針や職位で明確に命令系統が決まる中で上の職位を目指せよ!という考えがまるでしみてこない。

二十代中盤にしてはわりかし高いお給金いただいてきたと思うんだけど、そこまでその必要性を感じてないっていうかむしろ枷になってるような気がするんだよな。キミいくらもらってんだからこれくらいやりなさいよ、キミいくらもらってんのにそんなこともできないの?みたいな。もとより衣食住+ゲーム以外にほぼ金を使わないタイプの人類だからお高めの給与もらったら使い道のなくなった金がズンズン口座残高を上げていくし、それを見ていると嬉しさよりも義務の不履行がどんどん積んでいかれているような閉塞感が先にくるようになってしまった。
それに転職活動してるときもあなたの年収が高すぎてうちからは適切なポストを提案できませんっつって書類で落としてきた所あるしかえって損してるまであるわ

てなわけで、8/25はその休職の上限日で、このあと戻るか退職するかの決断を迫られて退職することにした。前述のとおり、次の行き先も決まってない。まあでも口座残高は200万くらいあるしなんたら保険とかあるし実家も太いから死のうと思わない限り死ぬことはないかなって感じかな。これが結構重要だと思ってるんだけど、よく「死んでいないというだけでそれは生きていると言えるのか?」みたいな議論あるじゃん。どう考えてもTrueだよね。死んでいない状態以上に生きててよかったって感じられる現象になんて遭遇したことねぇよ。なんなんだ。

まあてなわけで引き続き人生はしていくし求職はしていくしそのうちなんやかんや働き始めてると思う できれば年内 それまでは暇なんで遊んだり飲んだりしましょう。
若手のコンサルファーム出身者で金融系のシステム触ったことあって運用周りの設計とかプロジェクト管理とか出来て英語でコミュニケーションが取れるような人材がちょうど足りないんだよって人がいたらオファーください。

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