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銀ソーダ 「frame the scenery」
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何があったっけ?
この目で確かにみていたはずの景色は、物質としてのかたちがなくなると記憶までどこかに行ってしまったような感覚になります。
思い出せないが、その存在は完全消滅はしていない。何かのきっかけで蘇ることがあります。
今回の東京個展は一年の時を経て同じ場所でかたちを変えた作品と向き合い、在廊中の今もなお記憶の狭間を行き来しています。本当に同じ作品だったのだろうか、制作した自らも思うほどです。
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2022年開催の「記憶をつづる」から自ら切り出した作品
私の住むまち福岡も大きく変化しています。
運営する銭湯跡地大學湯も日々変化しています。
自身の活動や人間関係も変化しています。
変化する中私には何が残っていくのか、創作活動を通じて丁寧に向き合いたいです。きっと、自ら創造する記憶の海のどこかに存在しているんだと思います。
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作品展「frame the scenery」は11/5(日)迄です。是非ご覧ください。
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銀ソーダ作品展「frame the scenery」
2023.10.25(水)-11.5(日)
水-金 13:00-19:30
土日祝 12:00-18:00
休廊 月・火
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
銀ソーダ在廊日
10/25(水)・26(木)
11/2(木)・3(金)・4(土)・5(日)
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目の前の景色は世界の一部に過ぎない。
同じ世界を生きていても人それぞれ見ているものが違い、発信側も受取側もすれ違いの連続である。パーソナルスペースという目には見えない外側に存在する境界線はあるが、常に誰かと世界を共有していることは確かである。私の記憶は誰かの記憶でもあるのではないだろうか。
点から線へ、線から面へ。
劇的に変化する日常を体感し、時は自ら創造し進めていくものではないかと考えるようになった。そして人間の内側には記憶の海が育まれていくのである。
私にとって創作活動は時間を生み出す行為である。物事の通過点に存在する可能性の色の青が、記憶と時間を紡ぎまだ見ぬ向こう側をみせてくれるのかもしれない。
2022年にGallery TK2で公開ライブペインティングした作品を断片化し、再構成することによって新たな視点での展開を試みる。新しいものを追い求めていくばかりだけでなく、忙しない日々のこぼれ落ちていく記憶を拾い上げ、作品としてかたちにしていくことも大切なことではないだろうか。
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2022年「記憶をつづる」の映像はこちらからもご覧いただけます。
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