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企画デザイン論「意味」

「企画デザイン論」
今回のテーマは「物事や出来事には必ず意味がある」です。
ぜひ、そのような視点で、日々を過ごして見てください。

生活の中で触れているお皿などの日用品、衣服、その形や柄。
映画のシーン、アニメのシーン、写真の構図、音楽のメロディ。
様々な物事に、「必ず意味がある」という視点をもってみるのです。

モノ・コトをつくる際には、はじめに「コンセプト」があるほうが良いのですが、つくりながらコンセプトが見えてくることもよくあります。
コンセプトが方向性や枠組みになってデザイン/クリエイティブワークを進めていくので、コンセプトがしっかりしてわかりやすいほど、プロジェクトや事業はブレないで進んでいきますし、受け取る側もファンになりやすいでしょう。

コンセプトは「概念」とか「基本理念」のように訳されますが、僕はもっと簡単に「意味」とか、その意味をもつに至る「理由」であると考えています。

意味や理由を語る・伝えることによって、人は納得したり共感したりできるからです。

身の回りを眺めてみると、お店のロゴや、ブランドロゴのように理念が意味として込められているもの、生活道具として長い年月をかけて今の形に落ち着いたもの、柄や文様など民族的・文化的な背景によるものなど、調べてみればそこらじゅうに、たくさんの「意味」や「理由」が転がっています。
その理由の積み重ねが、現在の形をつくっています。

では、私たち自身や、私たちがものをつくる側だったらどうでしょうか?
日々の生活、行動、選んだ色や形、イメージしたもの等に、なんらかの「意味」をみつけてみてください。

なぜ、赤い服を選んだのだろう?
なぜ、山より川が好きなんだろう?
なぜ、B定食にしたんだろう?
なぜ、時間はながれるんだろう??
なぜ、地球があるんだろう???

考え出すとキリがありません。それくらい多くのことを、私たちは自分の感性で感じたり、自分の趣向で決めたりしています。
にも関わらず、意外に理由なんてみつからないものなんですよね。

でもそれは、今は見つからないだけで、朝見たテレビに影響されたり、先月みた映画に影響されたり、友達に影響されたり、幼少期の体験に影響されたりしています。

究極的には「好きだから」とか「気になるから」でいいことなのですが、「好き」「気になる」の理由は大切です。それが後付けでも個人的な体験でもよく、理由さえあればそこに意味は生じてきます。
それを語れることが、自分も他人も納得させることにつながり、「コンセプト」をつくりあげていくんです。

つまり、ブレない自分、をつくっていくことにつながります。おなじように、商品やプロジェクト、まちづくりなどでも、ブレないものをつくるためには、意味が大切です。

文化的な背景かあれば調べればある程度わかりますが、自分を主体としてつくる物事や、信念・理念では、根気よく意味や理由を「探して」そして「見つける」ものだと思います。その行為の中で自然と意味が生まれてきたり、発見したりします。


「どんな物事にも必ず意味がある」という視点で過ごしてみる。

意味や理由は、探して、そして見つけだすもの。

意味や理由があれば、ブレない。


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