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見つめ直しとかけ算

いま須磨で講師をしているコミュニティビジネス講座では「見つめ直し」というのをキーワードにしています。

「地域のみつめなおし」は、地域の問題や課題とされていることが、はたして本当に問題なのかどうか。見方を変えればそれって魅力かもしれない。深掘りしたらもっと全然別のことが原因かもしれないってこと。

「自分のみつめなおし」は、自分のキャリア、特技、趣味、趣向ってなんだっけ?ちゃんと紙に書いてまとめてみる。それらをかけ算したら、自分にしかできないことがつくれるかもしれないってこと。

僕自身も、ここ5年くらいでいろいろ考えだしたのは、デザイナーという仕事は、本当に運良く与えていただいてやってると思う。ただ自分が小さい頃に素直に憧れたのは漫画家とか美術の先生にだったはず。

いま、デザイナーとしての経験に「漫画」とか「教える」をうまくかけ算すれば、やりたかったことはきっと叶うはずだよな、と。
そして、それをやろうとする人はあんまいなさそうだなーって思ってた。

てなことを考えてたらハッとして。デザインていう表現方法と、デザイナーという職業は別のことだ、と思った。
自分の自己表現のために「デザインという表現」はすごいむいてると思うんだけども、「デザイナーという職業」は、だんだん自分の考え方や身体の具合と相談してもなんかキツくなってきてる。

そして、思い至ったのは、
「教えるしごと」×「デザインという表現」だったら楽しいなって。

企画やソーシャルビジネスの知識は自分の講座を売り込む時に役に立つし、小噺になる。
講義はプレゼンテーションのデザインだ。テキストや配布資料はグラフィックデザインだし、板書はグラフィックレコーディングにして、そこに漫画を取り入れたりしてみる。子どものワークショップ経験はグループワークに活かせるやん、と。

これなら“自分が”めっちゃ楽しいやろなぁ、とおもってそして講師業に舵をきった感じなんです。

こういう風に、自分のなかの経験をかけ算するだけで、とたんにいろんなものが組み変わってパズルのようにハマることがあります。

そのための「見つめ直し」なので、役に立つといいなあと思います。

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