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「ブランド」って何か、身近なもので考えてみよう。

「ブランディンング」はむずかしいです。誰でも簡単にブランドをつくれたら、苦労しないのですから。そもそも、ブランドらしさというのは、どういうところから感じるのか、そこをまずおさえましょう。

●つくっている商品やサービスのチェック

次の項目をみながら、つくっている・携わっている商品やサービスについてチェクしてみてください。
これらの項目をクリアしていれば「ブランドである」わけではありません。何が既にできていて、さらにできることがあるかどうか。何がまだ詰めきれていないかということを少し明らかにしましょう。

チェックリストの項目それぞれは、やっていればよい、やっていないとまずいというものではありませんが、できていれば強みになることばかりです。
前半は商品についての「販促物」について、中盤は「テーマ性」について、後半は「魅力」についての質問と捉えてください。

特に、下の三つの項目は、かんたんな質問ですが、商品の根幹に関わることになってきます。

●ブランドを構成する要素

それぞれの項目は、「ブランド」を構成していく要素になります。
それを増やして、それぞれのクオリティを高めれば、商品力はアップするでしょう。しかし「ブランド」で一番大切なのは、それらを括っている「テーマ」です。

「テーマ」は、そのブランドのポリシーであり、“らしい”といわれるためのイメージや雰囲気のようなものでもあります。

ブランド全体を取りまとめている「テーマ」の中に要素が収まっていないと、「ぶれる」ことになります。例えばパッケージングに関しての会議のなかで、あるスタッフのアイデアが非常に斬新で良いものだったとしても、ブランドのテーマからあまりにはみ出ていては、逆効果になります。


作り手がおもしろいと思っても、買う側はぶれていると思ったら、買い物への気持ちがもり下がってしまいます。

テーマが強固であれば、そこには自然と語るべきことがあり、ストーリーが生まれますから、販売や接客もしやすくなります。

テーマに強いオリジナリティを持たせることが必要になりますが、ここは次回に一つの方法を説明します。今回は「テーマ性やストーリーが重要だ」と知ってください。


●自分が気になるブランドを研究する。

・自分が気になる「メーカー」とその「商品」を挙げてみてください。
・どういったところが魅力なのかを3つほど挙げて見てください。
・なぜ競合商品よりも、その商品が良いと思うかを考えてください。
・最後に、自分はどんなことに、「ブランド」を感じているのか一言で書いて見てください。

この最後の「ひとこと」を自分のつくる商品についても実践してみましょう。そもそも、普段「ブランド」について、いちいち考えることなんてありませんから、その機会をもつことがまずはスタートです。

僕が「これがブランド」です、という話では、一過性の知識になってしまいますから、みなさん自身が「これがブランドだ」と納得できる商品を挙げてみて、その分析からでた答えであれば、日々実践しやすいのではないかと思います。

●まとめ

①商品の現在を明確にし、ブランドを構成する要素を増やしてみる。

②テーマ性やストーリーといった、ブレない軸をもつ。

③身近なブランド、自分が興味をもてるブランドを観察し、
自分が気づいたことから実践する。

本日は以上です。ありがとうございました。


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