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受託開発とプロダクト開発の違い(Webディレクター目線)

この記事はユアマイスター Advent Calendar 2020 12日目の記事です。

ついに回ってきたアドベントカレンダー。
文章を書くのが得意ではないのですが、頑張って書きたいと思います。

1. はじめに

突然ですが「受託会社で働いているけれど、自社サービスを運営している会社って良さそうだなぁ」って憧れを持っている方、いませんか?
私は2005年〜2019年まで受託開発会社で、Webプランナーとして勤めてきました。そして、1年ほど前にユアマイスターに入社、初めてプロダクト開発の現場を経験しています。
ユアマイスター入社時は「これまで14年間Web業界でやってきたし、やることは一緒でしょ」と思っていたのですが、想像以上に勝手が違い…かなり戸惑いました。
そんな思いから、受託開発と自社開発の違いを抑えながら、それぞれで感じたことを簡単にまとめてみようと思います。


2. 受託開発とプロダクト開発って何が違うの?

受託開発では、クライアントの要求を解決するために受託会社がソフトウェアやアプリケーションを開発します。
つまり
・クライアントが明確な課題を持っている
・相手は1社なので1対1のコミュニケーション
・納品したら案件終了
が特徴です。

一方でプロダクト開発は、
・ニーズを分析し、自分で課題の抽出・改善アイデアを考える
・1対多(自社,業者様,お客様)のコミュニケーションが必要
・PDCAを回しながらサービスをブラッシュアップ
といった特徴を持っていると感じています。


3. 受託開発時代の十数年を振り返って

■良かった点
当然、要件定義や設計の時は悩み相談しながら進めますが、最終ゴールは《クライアントの発注内容を実現する》なので、作るものが明確です。
ゴールに向けてひたすらチームメンバーと作り込んでいくだけなので、集中して作業できます。

また、納品が終われば一旦案件終了なので、気持ちをリセットして新しい案件に取り組むことができます。
私が以前に勤めていたベンチャー企業では、観光,飲食,製造,ファッション,プロスポーツ,教育など様々な業界の仕事を経験させて頂き、見聞を広めることができました。

辛かった点
不具合を除いて、納品後にシステムの改善をすることはできません。
見積もりや納期の制限の中で作り上げていくため、もっとこうしたい!といったアイデアが採用されないこともしばしば・・。

納品したシステムも満足頂けれなければ次の仕事に繋がらないので、どこまで折り合いをつけ、自分も先方へも納得いくものにするかを調整することが辛かったです。


4. プロダクト開発の1年を振り返って

プロダクト開発はまだ1年しか経験していないので、気づけていないことが多くありそうですが、今回は個人的に感じる良い点・辛い点をまとめました。

■良い点
みんなでアイデアを出しながら作り上げ、やりたいことを形にできる!
これが一番楽しいです。
比較的柔軟なスケジュールを組むことができるので、納期までに無理矢理帳尻を合わせるといったこともありません。

リリース後もお客様の声やニーズに合わせてブラッシュアップし続けることができるので、企画アイデア時に想定できていなかった事にも対応していくことができます。

もう1点大きく感じたのが、売り上げを考える力が受託会社時代よりも身に付きました。自社開発の場合、自分が作り上げたもので売り上げが左右されます。どうしたら売れるか?数値が上がるか?を念頭に置いて考え、結果を得たときの達成感は素晴らしいものです。(自由度が高い分、責任も重くなるので、そこは慎重に…)

■辛い点
解決すべき課題やアイデアはいくつも出てきますが、多角的な視点で捉える必要があります。
例えば契約パートナー様のA社の要望に応えると契約パートナー様のB社が困る。といったことがよくあります。
これは受託会社出身の方はかなり戸惑うのではないでしょうか?(私だけ?)

重要性は?緊急性は?他の角度から見たら本当に解決が必要?など、一つ一つの要望に対して深く考えながら慎重に物事を進める必要が出てきます。

5. まとめ

受託開発とプロダクト開発について、それぞれまとめてきました。
もちろん他にも違いは沢山ありますし、良し悪しはあります。
どちらが良いかは個人の性格や将来得たいキャリアによって異なるかと思いますが、もしプロダクト開発会社に興味を持つ方がいらっしゃいましたら、一度カジュアル面談や企業視察を受けてはいかがでしょうか?

ユアマイスターでは、Webディレクターを大大大募集中です!
興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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