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「詩は感じるもの」 これは大学時代に日本現代詩の授業で講師の先生が言っていた言葉である。 とはいえ僕は文学部の学生ではなく真逆と言ってもいい工学部に所属していた。 大学のカリキュラムで他学部の授業を受けられたため、数学が大嫌いで読書が大好きな僕は文学部の授業を好んで受けていた。 文学部女子とお近づきになりたいという工学部男子特有の幻想も多少はあった。 そして文学部の授業の中でも特に好きだったのが日本現代詩の授業で、先生は現役の詩人だった。 授業は先生おすすめの本紹介

    • 居ねむり

      先週はずっと資格の講習を受けていた。 今回の資格は会社に「取ってこい」と言われ取りに来たもので、自分がほしいわけでもなんでもない。 はっきり言うと自分にとってはどうでもいい資格である。 そのどうでもいい資格のために毎日全く興味のわかない講義を7時間受ける。 しかもずっと座学だ。 集中力を保ち続けることができるだろうか。 僕には到底無理である。 そこでどうするかというと居ねむりをしてしまう訳だ。 急に寒さが増した今日この頃、季節に追いついていない厳しめの空調にも負けず、

      • 乳痛

        あぁ乳が痛い ビールを飲んでいたら左の乳が痛くなった。 僕は元々酒が弱い人間だ。 ビールを一杯飲むだけで心臓の鼓動が速くなり、顔は真っ赤になる。 五杯も飲めば泥酔状態。 飲酒中に体調不良になることも珍しくない。 左の乳が痛いのも飲酒による一過性のなにかだろう。 乳痛で思い出すのは、思春期に現れる乳首の中のシコリだ。 男子特有だろうか。 中学生の頃はほとんど皆の乳首にシコリができており、罰ゲームで乳首デコピンなんてことをやって遊んでいた。 遊びとはいえ、これは地獄の痛み

        • 突発性難聴の記録

          10月1日 耳の異変に気づく。 ギターのピックアップノイズが鳴っているような違和感がある。 しかしギターのボリュームを0にしてもノイズは止まらない。 耳を塞いでみると左耳だけでノイズが鳴っている。 耳の中のノイズ、これは耳鳴りだ。 長くは続かないだろうと放っておいたが、今度は人の話す声が頭に響く。 左耳で電話に出ると相手の声があまり聞こえない。 これはまずい。 10月4日 耳鼻科を受診する。 聴力検査の結果、高音域の周波数4000Hzと8000Hzで左耳の聴力が右耳に比べ