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はじめての株式投資の話
最近、新NISAの影響か、まわりで投資の話題を聞くことが増えた気がします。そこで初心に戻って自分の投資を見直すために、人生初の投資経験を思い出してみます。
ネット証券の創世期
今は投資と言っても沢山の選択肢がありますが、当時は投資と言えば証券会社の窓口で、担当者と銘柄を選ぶ感じか、先物や不動産など資産のある人が行うイメージが強く、若いサラリーマンが気軽に始めることができませんでした。また周りにも投資に詳しい人が少なく、一般的には手をつけにくく、お金持ちでないと近づけない世界だと決めつけてしまっていました。
そんな中でいつの間にかインターネットでの取引が登場していて、大手の証券会社のネット取引だけでなく、ネット専門の証券会社も登場していました。ブログで発信する人も増え、先駆者の経験談より自分にも出来るかもと思うようになりました。
証券会社選び
最初は、松井証券に口座を作って取引を始めました。その後マネックス証券、ライブドア証券、楽天証券など取引手数料や使用できるツールによって幾つかの証券会社に口座を作りました。どの証券会社も長所、短所がありましたが、当時1日の約定金額10万以下が手数料無料だった松井証券が最も取引が多かったです。(今は50万まで)
10万以下短期
当時のやり方は株価10万以下、原則として短期(デイトレから最長5日程度)もしくは株主優待目的のみ長期と言う方針で投資していました。現物株式の少額投資ですのでほんの僅かな小遣い程度しか利益は望めませんが、損小利少の安全運転を心掛けておりました。株価の低い株式なので、安定せずに時には乱降下しながらも数ヶ月は何とかプラスの成績が続いていました。
ホリエモンとライブドア
その時期、時代の先駆者のようなホリエモンこと堀江貴文さんがメディアで注目され、ITエンジニアの私にとっては憧れの存在でした。インターネットビジネスがどう言うものかもよく知らず、HTMLやJavaScriptを勉強することで少しでも近づいている錯覚を起こしていました。それぐらいセンセーショナルなホリエモンの会社の株を買わないわけがないと、自分のルールを無視してライブドアの株を約10万円分購入しました。株価は覚えていませんが、いろんな雑誌で割安と評価されていた覚えがあります。
100分割事件と15連続ストップ高
株式の知識もまだまだな時期に、ライブドア株が100分割されるとニュースになりました。100分の1になると価値が100分の1になるのかと思いすぐに売った方が良いのかと思いましたが、その日はすでにストップ高で取引ができない状況でした。その翌日も同じようにストップ高で取引できず、次の日も続いたので、株価はどんどん上がりました。
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株ブログはっしゃん式発掘チャートより引用
見てるだけ
結局そのような株価の動きを見てることしかできずに、確か50万ぐらいまで増え続けました。よくわからないが資産が増えてるのでまあいいかって感じで何もせずにいました。ところが、また聞きなれない粉飾決算と言う疑惑が起きて、まさかのホリエモンが逮捕され、今度が株価が下がり始めました。その時も本当にパニックで、何もできませんでした。
最終結果は
連日下がり続けるので、成り行きでも全然売れない状況で、何とか売れた時には確か5万円を切るぐらいまで減っていました。何も考えずに投資するとこうなると言う絵に描いたような展開と結末に、しばらくの間は投資からもだいぶ遠ざかってしまいました。当時の細かな数字は記憶が曖昧ですが、資産が10倍に増えるのも一瞬、半分以下に減るのも一瞬だと言うことが強く印象に残っています。今考えれば、そのあとの投資に警笛を鳴らすいい経験になったと思っています。
これから
最近は、新NISAで自分自身も投資の勉強をやり直しています。過去に色々と痛い目にも遭いましたが、それらを経験として少しでも資産形成できるようになりたいと思っています。
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