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人体で怖くないパーツ

こんにちは夜枕ギリーです。

先月GoProが壊れたと思ったら今月はイヤホンが壊れ、ヒンヒン言ってたら今度は歯が壊れました。身の回りのものに小さな被害が連続して、ついには自身に影響が出る類のホラーだ(昔に充填した詰めものが取れただけ)。

歯と言えばここ15年くらいの和製ホラーって目とか血とか内臓より、爪とか歯とか指の方が恐怖のアイコンとして便利に使われている気がする。確かに気味の悪さやおぞましさがあるんだけど、元から持っていた感覚なのかそれらホラー作品によって植え付けられたものなのか思い出せない。

というか逆に怖くない人間のパーツを考えたときに、該当するものがほぼ無い気がする。髪も鼻も耳も手も足もまあまあ怖い。あえて挙げるとしたらケツと金●くらいじゃないだろうか。妖怪の中でも尻目とか完全に「ふざけ」だし、信楽焼のタヌキも一般的な人形が持つ怖さというものをでっけ~金●に相殺されている。顔とか結構怖いのに。

尻目は実はビジュアルちょっと怖いんだけど、それは目玉と手がくっついてるからだと思う。ギョロギョロとした目玉や青白い細長い指が怖いのであって、尻そのものはむしろそれらを和らげる機能しか持っていない。どう考えても尻が無い方が怖い。

その証拠にもっとケツケツした「大手の白けつ」という宮城県のご当地妖怪がいる。一部では有名なのでインターネットで一度は見たことあるかもしれません。

画像:大蛇堂様 https://orochi.theshop.jp/items/30573166

まあ実際にはケツを出して人を驚かそうとして逆に斬られて死んだ変態だったらしいんだけど、死してなおこのビジュアルで妖怪は無理でしょという様相。まあ上記の絵も現代の人がウケに寄せて描いてるのでフェアではないかもしれないけど、水木しげるが書いてもこのエピソードでちびっこを震え上がらせるのは難しそう。

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