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選手同士のリスペクト

私はスポーツ全般観戦するのが好きで、それほど詳しくは無いですがテレビで世界戦がやっていればボクシングも楽しく拝見しています。

井上尚弥選手は、言わずと知れた日本ボクシング史上最高の選手と言われています。私も彼の世界戦がある時はテレビにかじりついて観ています。特集された番組も録画して繰り返しみるほどです。

そんな彼ですが現在バンタム級2団体の王者になっています。ボクシングは、日本で公認されている団体が4つあり、一つの階級で世界チャンピオンが複数いるという不思議な競技です。

井上選手はその4団体すべてのタイトルを獲得しバンタム級の統一王者となることを目指しています。その4団体のうちのWBOのチャンピオンがジョンリルカシメロです。

ボクシングという競技が格闘技であり、しかもプロスポーツで魅せる競技という意味で競技外でのトラッシュトークというのはあったりします。

しかしカシメロのそれは試合前はもちろん試合の後もまるで相手への敬意が感じられないものです。相手選手の妻を侮辱したり、井上選手にもカメと暴言を吐いたりなど。枚挙にいとまがありません。

さらに先日、そのカシメロが井上選手に向かって中指を立てるポーズで侮辱をしたというのです。

対戦型の競技では特に、相手への敬意をもって試合に挑み、試合のあとはお互いをたたえることが何よりも求められると思います。

相手に対する敬意を持つからこそ、相手のことを殴っても、それが競技としてとらえられると思うのです。その心がなければボクシングはスポーツではなく、ただのケンカに成り下がってしまうと思うのです。

井上選手も積もり積もった自身への侮辱行為で、鬱憤もたまっていると思います。カシメロとの対決がいつになるかはわかりませんがきっと圧倒的な勝利を飾れると思います。しかし、失礼な態度をとり続けたカシメロ相手でも井上選手はきっと紳士的な態度をとると思います。偉大なチャンピオンとはそうあるもので、井上選手もそれだけの素晴らしいチャンピオンで人格者です。

ボクシング選手としての最低限の敬意を相手に払うことすらできないカシメロには、井上選手はぜひ正義の鉄槌を下してほしいと思います。

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