Civ6マルチ戦術メモ〜クメール編〜

2022/10/16(日)に開催された身内civ6マルチの攻略メモ。
使用文明はクメール。
一週間の事前練習の後の持ち込み。
この一週間で用意した戦い方のメモ。
civ6歴3週間、うちマルチ歴2週間なので、
経験不足による知識の不備はまだ大きい。
大きな見落としがあったら教えてね。

○ルール
MODなし
人数: 4人
陣営: バトルロワイヤル
速度: オンライン
ターン制限: 250T
時間制限: ダイナミックターン

○大局観
正直、マクロの攻略は0で当日を迎えた。
練習相手のAIが対宗教下手すぎて、
「こんなのどうやっても宗教勝利出来ちゃうじゃん......」
ってくらい自国宗教が野放しになる。
練習ができない以上、マクロの攻略を捨てて
「序盤80Tの内政をミスらない」というミクロの攻略にシフト。

ちなみにクメールにとっての80Tは、
『グランドマスターの礼拝堂』を建設し、
信仰力で胸甲騎兵、野戦砲を大量生産して圧殺する時間帯。

野戦砲でもう世界をメチャクチャにして、
まぁそのまま制覇なり宗教なりで勝ちを拾えれば美味しいし、
負けたらとても勉強になるし、
どう転んでも美味しい戦略。

胸甲騎兵に<宗教戦争>を載せて殴れ!

○80Tの内政について
大まかな意識は以下。
・生産力を労働倫理に頼る。
・新規都市を開拓->即交易路作成で食料、生産力を増やす->聖地作成
 これが終わるだけで十分な戦力の街になる。
・可能な天啓、ひらめきは全部埋める。
・優先区域は 商業ハブ > キャンパス > その他
 新規都市の出力に必ず交易路を使うため
 胸甲騎兵・野戦砲ラッシュのときに維持費が多額必要になるため
 科学力が無いと差がつかないため。

○序盤
今回は宗教意識を強めにするため、
初手は技術"占星術"を決め打ち。
最速で宗教を創始するルートを選択。

・生産
投石兵 > 投石兵 > 労働者(途中まで) > 聖地 > 労働者(完成) > 祈祷 > 祈祷

初動は投石兵*2を選択。理屈は以下。
・投石兵は斥候より戦闘力があるので、序盤の対蛮族が安定する
・投石兵は技術"弓術"のブーストに使う
・弓兵2体になればかなり防衛面で安定する / 他国に攻められにくくなる
・いずれ技術"機械"のブーストをするために弓兵3体必要になる
・欠点は斥候での状況認識が遅れる。だが、宗教プレイは伝道師という優秀な斥候がいるので不要と判断。
・初手技術が"占星術"なので労働者を急ぐ必要もない。

聖地作成後に労働者>祈祷>祈祷と動く理由。
祈祷2回は諸説。
個人的にはわざわざ初手技術に"占星術"を選んだならば最速宗教スタートしたくなる気持ち。
ちなみに宗教創始に必要な大預言者ポイントは30pt。
祈祷1回で手に入る大預言者ポイントは12pt。
12pt*2回+1pt*6t(神殿)=30pt で大預言者を取ることになる。
祈祷1回が概ね2Tなので、祈祷に合計4t使うことになる。
2T余る。じゃあ先に労働者を完成させて、
社会制度<職人技>をブーストさせよう。

・技術
基本は技術ブースト出来た順に実施。
ベースは以下。
占星術>畜産>弓術>採鉱>青銅器> 石工術 > 車輪 >陶磁器>筆記>通貨
今回は占星術を最優先決め打ち。
その他に優先度が高いのは以下。
以降は馬が見える"畜産"。
防衛力がグンと上がる"弓術"。
鉄が見える"青銅器"。
交易路を増やせる"通貨"。

その後は基本的にまっすぐ"弾道学"、"鉄鋼"、"精製技術"を目指す。

・社会制度
概ね以下の順番になる。
ブーストが終わっていない場合は、別のを先行して進めたりしてブーストを待つ。

法典 > 対外貿易 > 古代の帝国(途中まで) > 職人技 > 古代の帝国(完成) > 労働徴発 > 政治哲学 > 神秘主義 > 演劇と詩(基本はブーストなし / 例外はアルテミス神殿を取るとき) > 神学 > 遊びと娯楽 > 防御戦術 (ブーストなし) > 封建制度 > 歴史の記録(ブーストなし) > 公務員制度 > 王権神授説 > ギルド > 宗教改革 > 中世の市 > 外交官(ブーストなし) > ヒューマニズム(ブーストなし) > 啓蒙思想 > ナショナリズム(ブーストなし)

要点
・まず政治哲学。政府を得られるのが強いため。
・次に神学。<聖典>の取得と、使徒を作れるようになる。
・次に封建制度。農奴制を取るため。
・次に宗教改革。政府を神権政治にする。
・最後にナショナリズム。軍団を作れる。

・宗教
概ね以下の優先度って気持ちで臨んだ。
パンテオン: 川の女神 > 宗教的植民地 > 豊穣の儀式
信者の信仰: 労働倫理 > 合唱曲 > この世界に糧を
その他信仰: 聖職 > 布教の情熱 > 十分の一税 > 異文化対話

最後までよくわからなかった。練習相手のAIの判断が適当なため。
4つの理由で聖職を最優先に据えた。
・斥候を出せないため、疑似斥候の伝道師をいち早く使いたかった。
世界の形、全文明、全都市国家を如何に早く認識出来るかは大局的に大きい。
そして都市国家3つに早期に会わないと、政治哲学のブーストが行えず、序盤が遅れる。
・いざ「宗教勝利を目指そう」となった際のダメ押しにとても有用。というより他文明が聖職を取得した場合、宗教勝利ルートが大きく薄れるくらいに考えていた。
・使徒を最速で出して、残りの信仰を埋める。
・マルチの戦術として「周囲の都市国家全てに唾を付けよう」と思った。
例。自国の右側の都市国家が相手の宗教に色づいている。その相手は聖職を取っている。
私なら右は後回しにして、自国と左側をまず染めにかかる。
ようするに右側にも左側にも「この都市国家は私のだから、伸ばすなら逆に伸ばせよ?」と圧をかけたかった。
そのため最速の創始、最速の伝道師、最速の布教を行うことにした。

終了後の感想戦で、大意として以下の指摘を受けた。
「結局、広まっても創始者の信仰が弱いと宗教として弱くない?」
今回のマルチでは「十分の一税 」と「異文化対話」を先行して取られた。うぐぅ。
一理あるけれど、上と比較してどっちのほうが優れているかはまだわからない。

○中盤
中世の黄金時代『不朽』で大拡張を行う。
信仰力で開拓者・労働者・交易路が買えるようになる。
大きな指針は序盤で書いたので、実は中盤以降は書くことがない。
最終的には概ね8都市くらいになるが、この8都市の配置も30~40Tくらいには考え終わっているのが望ましい。
労働倫理が取れている場合は工業地帯は不要なのだが、首都には早めに建設しておきたい。
理由としては、プロジェクトを実施して大技術者を取る選択肢を残しておくため。
余っている有能古典遺産を作れるイムホテプ、相手に防壁を作らせないためのセント・ジョージのジェイムズあたりは優先度が高い。
商業プロジェクトはよく回す。交易路がもらえる偉人が多いから。
それにお金はいくらあっても困らない。

○実践編
今回は内政遅かったけれど、胸甲騎兵野戦砲ラッシュが間に合って勝てました。
中盤で隣国との宗教一騎打ちになっていたため、概ね滅ぼして終わり。
正直、想像していた宗教戦争と違った。
~想像~
「使徒をグルで守って、レベルアップで宗教戦争強くして……」
~実際~
「野戦砲でボコォ!はいィ首都陥落ゥ!キミのとこはうちの宗教を信じる。いいね?」

なんつーか、科学勝利のときも同じこと思ったんだよな。
~想像~
「我が国の科学力は、太陽系の外に至りました」メガネクイ
~実際~
「戦車!戦闘機!!核兵器!!!世界は俺のモノ!!!!」

勝因は、強いて言うなら内政を大きく間違えなかったことだと思う。
あとは運。
運の抽選を得られる土俵に至るまで、内政を間違えなかった。
以上。

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