俺のグルコス履歴書【2】アーケード版にハマった理由
稼動から一週間ほど経った頃の、自分のSNSに書いていた感想を引っ張り出してみる。
そう、当時は1クレ2曲で、3曲設定になるのは年が明けてすぐのことだった。
あと『jubeat』に通ずるって、当時どう言うつもりで書いてたんだろ…
ハマった理由としては、当時から思っていたように、やっぱり演出の凄さに惹かれていた。
「JUMPER」で譜面は単純な動きなのに途中でカメラが回転しだして、こういう見せ方があるのかと驚いた。
他にも「Music Plot Type Three」や「Protocol Signal Generation」などの文字通りのジェットコースター感、「Satisfiction」のカメラを“止める”という斬新な演出、「Space Invaders Infinity Gene Medley」ラストの迫ってくるノートの不気味さ、「Invade You」や「ピ・ピ・ピ・ミュージック」で最後にコース全体が何かを象っていることがわかる巧みさ……
音ゲーの譜面と言えば、単に音色と操作の対応の分布情報でしかなかったものが、グルコスではそれ自体に意味や意図を持たせ、演出の一環に組み入れていた。
それは当時、唯一無二の個性だった。
それと、当時他の音ゲーから少し遠ざかっていたのも、遠因ではある。
当時遊んでいたのは弐寺とギタドラだったが、弐寺はSPADAがなぜか受け付けなかった。どうも前作tricoroの末期、曲解禁のために他のゲームまでやらされたことに嫌気が差したらしい。
それはギタドラも同様で、当時シリーズが『GITADORA』に一新されたばかりだが、XG3も他機種イベントやコンプガチャにウンザリとし、GITADORAになってもスマホアプリでミニゲームをやってポイントを貯めて解禁、なんて状況だったため、なんでゲームで遊びたいのに関係ない別のゲームをやらねばならんのだ、と若干冷め始めてきた時期だった。
当時ゲーセンで中心的に遊んでいたタイトルが、俺の中でちょっと離れ始めた時期に、グルコスがスッと入ってきたのだ。
それはたとえ1クレ2曲、エクストラステージが無くとも、100円を入れるのに十分すぎる理由だった。
ちなみに12月の自分のSNS投稿より。
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