何かあるんじゃないか、何か変わるんじゃないかと思ってバイクに乗り遠くへ行き新しいものに触れる。しばらくすると元の場所へ戻らねばならない。何か変わったのか。何を得たのか。時間を無駄にしたというぼんやりとした後悔。そうではない。空想も逃避もぜんぶ地続きだと実感する道のりなのだ。