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RZ250R 36年の眠りから覚める!(第3話)

第3話は,エンジン・フレームを250km搬送するところからです。


高速道路運搬中!

台車に固定したままトラックに積み込みました。


自宅に到着

さて,どこまで分解するか?

まずはシリンダー内部を覗いてみます。

シリンダー内部の状況
  • ピストン・シリンダー内部に気になる傷はありません。

  • 油分も適度にあり,スラッジも少なかったです。

  • キックもスムーズに下ります。

ピストン・シリンダーに異状がないのでオーバーホールは今回見送ります。

フレームの塗装状態もそんなに悪くないので,サビのある部分だけ塗装することにしました。


サビのひどい箇所

サビのある場所はサビ止めをしっかり塗ります。

今回下塗りのサビ止めは,ジンク系塗料(ラスタージンク)を使います。これで防錆は完璧です!

サビ止め塗布

上塗り後はこんな感じに仕上がりました。


サビのひどい部分の塗装後

ここからは作業性を考慮し,前後タイヤを組立ます。

スイングアーム取付け
フロントフォーク・前後タイヤ組立て

次にフレーム塗装のくすんでいる部分の塗装仕上げです。

エンジン降ろしたくないので手抜きです!

まあまあ納得できる出来栄えです!

フレーム塗装完了

ここからは完成に向けて組立てです!


新品スプロケット
チャンバー,チェン取付け
リヤブレーキマスターシリンダー取付け
新旧マスターシリンダー(左が新品社外品)

マスターシリンダーは動作不良だったので社外品の新品を購入しました。
プッシュロッドの長さが合わなかったので,ネジ軸をカットして長さをしわせました。

エアクリーナーを開けてみたらフィルタースポンジがボロボロです。

劣化のためポロポロ崩れる

そりゃそうです。40年近く経っているのですから。
新品に交換しましたが,内部の清掃が大変でした。

ついにエンジン始動!!

エンジン初始動の動画の一部をカット

レストア作業開始から休日のみの作業で約8ヶ月,試行錯誤の結果やっとエンジン始動まで漕ぎ着けました!

快調にエンジンは吹け上がりました!!

しかし,この後予想外の出来事が!


続きは次号でお知らせします!

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