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シシリアンゴーストストーリーを観た

去年の12月に新宿シネマカリテで、シシリアン・ゴースト・ストーリーを観てきました。

1990年代にイタリアで実際に起こった誘拐事件を元につくられた作品です。

13祭の少年と少女は想いが通じあってすぐに、不幸にも離れ離れになってしまう。
突然消えてしまった少年を探す少女だったが、いくら探し回っても、彼の母親に聞いても彼はどこにもいない。

彼が見つからないのは監禁されていたからです。彼の父親がマフィアという事情により、彼は敵対した人間に連れ去られ、監禁されていました。
監禁された少年は、彼女からもらった手紙をこころの支えにして生きていきます。

少女ひとりの力ではどうにもできません。彼の居場所を知ることすらできず、彼女はただ待つことしかできない。
彼女の苦しみを和らげるのは彼女の空想であり、その描かれ方がこの映画の最大の魅力だと思いました。
ファンタジーなんだけどファンタジーという言葉では軽すぎるような、そんな幻想的な空間で、少女は少年を見つけ、そして助け出します。
けれど、それは空想でしかない。

まだ終わらないでくれ、はやくハッピーになってくれ、後半はずっとそんな気持ちで観ていました。とにかく最後まで目が離せないです。

こんなに美しくて幻想的な、そして残酷なラブストーリー観たことない。

頑張って書いてはみたものの、この文章じゃ100分の1も良さを伝えられていないような気がするのでとにかく観てほしい。予告だけでもいいので。最高なので。

なんで今さら上げたのかと言うと、作品を思い出すたびにいろいろと感情が忙しくなってしまって、PCの前でフリーズしてたからなんですけど、アップできてよかったです。

シシリアンゴーストストーリー
http://sicilian-movie.com/


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