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グラフィックデザイン

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Photoshop、Illustratorといったツールなどを使ったグラフィックデザインに関する書籍紹介記事、インタビュー記事を集めています。
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記事一覧

VRoid Studioで世界に1つだけのアバターを作ろう――来たるべきアバター社会を満喫するために

2050年までに1人1人のアバターが生まれる?!皆さん、アバターという言葉を聞いたことがありますか? 少し年齢が上の方であれば「ああ、あの青い登場人物が出てくる映画ね」と思い浮かべるかもしれません。あるいは、Meta Questを使ってVRChatを楽しんでいる人なら「自分の推しキャラでアバター作ってるよ」なんていう方もいるでしょう。 アバターとは、もともとサンスクリット語の「avataara(アヴァターラ)」、神の化身を語源とする英語で、今ではインターネットやゲームなど、

10歳息子と一緒にCanvaで夏休みの旅のしおりを作ってみた【生成AI生まれ ミネオ君のデザイン・イラストお悩み相談室】

こんにちは。技術評論社のデザイン・イラストnote編集部です。 デザインやイラスト、動画編集などにまつわるお悩みに対して、生成AI生まれのミネオ君が解決本をセレクトしてくれる「デザイン・イラストお悩み相談室」。 第4回は、簡単おしゃれにデザインをしたいカナエさんと息子さんの実践レポートです。 やあ、久しぶり。生成AI生まれのミネオです!つい先日、ChatGPTで生まれ変わったばかり。 少し前に、カナエさんからこんなお便りをいただいたよ。 カナエさん、お悩み相談ありが

Adobe Fireflyで生成した画像はChatGPTで再現できるのか?――ChatGPT×Dall-E 3で生成AI時代の創作活動!

生成AI時代の創作活動について考える皆さん、こんにちは。早いもので8月もあと少し。ここ数年、毎年言っているような気がしますが、今年の夏は暑かった(そして、まだまだ暑い)ですね~ 生成AIは日常生活に欠かせない存在になってきた さて、2024年、生成AI旋風はまだまだ沸き起こっています。これはサービス提供側(Open AIChatGPTやAdobe Fireflyなど)だけではなく、私たち利用者の手元にも近づいてきました。 先日発売されたGoogle Pixel 9およ

【生成AI生まれ ミネオ君のデザイン・イラストお悩み相談室】男性にもシニアにも伝わるフライヤーにしたい

こんにちは。技術評論社のデザイン・イラストnote編集部です。 デザインやイラスト、動画編集などにまつわるお悩みに対して、生成AI生まれのミネオ君が解決本をセレクトしてくれる「デザイン・イラストお悩み相談室」。第3回は、前回に引き続き、デザインがうまくなりたいトモコさんの実践レポートです。 第1回、第2回はこちら やあ、ミネオです! 「見やすく(ちょっとかっこよく)見せる」のが苦手だというトモコさん。レイアウトの基本が学べるARENSKI著『知りたいレイアウトデザイン

今流行りの生成AIってどこまでできるの?――Adobe Fireflyを試してみた(2023年9月版)

2023年、生成AIが世の中を席巻2022年の初冬、世の中に突如として現れ、注目を集めたChatGPT。これは言語モデルと呼ばれる生成AIの1つの形です。その後、多くの企業が生成AIを搭載したさまざまなプロダクトをリリースし、コンテンツ生成へ多大な影響を与えています。 生成AIは、人間が理解できる言葉(自然言語)で指示を出すことで、文章の作成や資料のまとめ、文章翻訳、画像生成などなど、「コンテンツ」と呼ばれるものをコンピュータを通じて生み出すことが可能です。 そこで、本n

【Photoshop×生成塗りつぶし】今流行りの生成AIってどこまでできるの?――Adobe Fireflyを試してみた(2023年10月版)

Adobe Firefly、正式版リリース担当ふです。こんにちは。ちょうど1ヵ月前、以下記事を公開しました。 まだまだ勢いが止まらない、デザイン・イラスト領域における生成AIの可能性について、ほんの触りを試して紹介した記事です。 この記事の公開約1週間後、2023年9月13日にAdobe Fireflyの正式版がリリースされ、各種ツールへのネイティブ対応、さらに生成したコンテンツの商用利用が可能となりました。 公開してすぐ、まさか!という状況だったんですが、これはもう

デザイン領域の幅が広がる時代に培ったデザイン+αの経験、そしてキャリアの始まり――デザイン書を書くということ:crema(黒野明子)さんの記憶と記録【前編】

インターネット登場以前から、「デザイン」をテーマにした書籍・雑誌は非常に多く存在します。 広義の「デザイン」を対象にしたものから、イラスト制作や意匠デザイン、さらには現代の社会には欠かせないUXデザインなど、非常に幅広い内容を対象としております。 その本質は変わらないものの、なぜ、日々新しいデザイン書が誕生するのでしょうか。 本連載では、「デザイン書」をテーマに、さまざまな立場・視点・キャリアをお持ちのインタビュイーの方に、「デザイン書」、その対象となる「デザイン」に関

人のつながりとコミュニティ、執筆キャリアの始まりに影響を与えた2つの転機――デザイン書を書くということ:crema(黒野明子)さんの記憶と記録【中編】

インターネット登場以前から、「デザイン」をテーマにした書籍・雑誌は非常に多く存在します。 広義の「デザイン」を対象にしたものから、イラスト制作や意匠デザイン、さらには現代の社会には欠かせないUXデザインなど、非常に幅広い内容を対象としております。 その本質は変わらないものの、なぜ、日々新しいデザイン書が誕生するのでしょうか。 本連載では、「デザイン書」をテーマに、さまざまな立場・視点・キャリアをお持ちのインタビュイーの方に、「デザイン書」、その対象となる「デザイン」に関

いま自分が書いている「デザイン書」はデザインの本ではない?!「デザイン書」の本質と未来――デザイン書を書くということ:crema(黒野明子)さんの記憶と記録【後編】

インターネット登場以前から、「デザイン」をテーマにした書籍・雑誌は非常に多く存在します。 広義の「デザイン」を対象にしたものから、イラスト制作や意匠デザイン、さらには現代の社会には欠かせないUXデザインなど、非常に幅広い内容を対象としております。 その本質は変わらないものの、なぜ、日々新しいデザイン書が誕生するのでしょうか。 本連載では、「デザイン書」をテーマに、さまざまな立場・視点・キャリアをお持ちのインタビュイーの方に、「デザイン書」、その対象となる「デザイン」に関

イラストで学べる!新しい切り口のPhotoshop本でPhotoshopを勉強しよう~ツールの概念からデザインの考え方まで

定番写真・画像加工ツールPhotoshop。1990年にバージョン1.0が出て以来、30年以上ものあいだ、多くのクリエイターたちが愛用し、世の中にあるさまざまなクリエイティブの誕生には欠かせない存在となっています。 一方で、昨今の技術進化に伴ってツールの機能が多様化し、使いこなすためには学習が必要で、これまでたくさんのPhotoshop解説本が発売されています。 いろいろな本がありすぎるがゆえに、とくにPhotoshop初心者の方々から「どの本を買えばいいのかわからない」

生成AIキャラデザインチャレンジ2024――Adobe Fireflyを試してみた(2024年1月版)

2023年に起きた生成AI旋風は、2024年に入ってもとどまるどころか、さらに加速し、その勢いは止まりません。 どうやって活用するべきか、人間社会にとって最善の使い方について、最前線のクリエイターから、果ては国家まで、さまざまな立場の方たちが議論し、生成AIと向き合おうとしています。 ――と、少し大上段に構えた導入で始まりましたが、今年も昨年と変わらず、本noteではゆるゆると生成AIについて紹介していきます。 新年最初は、これまでと同じくAdobe Fireflyを使

【生成AI生まれ ミネオ君のデザイン・イラストお悩み相談室】デザインで何を伝えたいの? を整理する

こんにちは。技術評論社のデザイン・イラストnote編集部です。 2023年からnoteでいろいろな発信をしてきましたが、2024年の新企画として「デザイン・イラストお悩み相談室」をスタートします! デザイン・イラストお悩み相談室を担当してくれるのは、Adobe Firefly生まれのミネオ君です。 やあ、ミネオです! この前、生まれたばかり。 誕生エピソードはこちらを読んでみてね。 お悩み相談室では、「デザインが苦手」「イラストをもっとうまく描きたい」「Photosh

【生成AI生まれ ミネオ君のデザイン・イラストお悩み相談室】レイアウトのルールを守ってみた

こんにちは。技術評論社のデザイン・イラストnote編集部です。 デザインやイラスト、動画編集などにまつわるお悩みに対して、ミネオ君が解決本をセレクトしてくれる「デザイン・イラストお悩み相談室」。第2回は、前回に引き続き、デザインがうまくなりたいトモコさんの実践レポートです。 第1回はこちら やあ、ミネオです! 前回は「見やすく(ちょっとかっこよく)見せる」のが苦手だというトモコさんに、レイアウトの基本が学べるARENSKI著『知りたいレイアウトデザイン Second

誰もが、いつからでも、お絵描きできる社会を目指して~『デジタルスケッチ入門』著者・長砂ヒロ氏がアドビCC道場へ出演

令和のスケッチはデジタルでスケッチという言葉。多くの方が小さいときから耳にしているのではないでしょうか。日本語に訳すと「写生」という意味の言葉で、人物や風景などを大まかに描写することを意味します。 今回の記事執筆をしている担当(ふ)は、小学生だったころ、遠足に行って、その場でスケッチなんていう体験をした思い出があります。 あれから云十年が経過し、パソコンの登場やインターネットの進化、そして、スマホを始めとしたデジタルデバイスがあたりまえとなった令和の今、スケッチを行うツ