プロ修斗香川大会 闘裸男×FORCEを観に行くということ(4)

12月に入り、プロ修斗沖縄大会の成功の勢いを受け継いで、香川大会への期待が高まっていきます。
毎日のように投稿される数々のPV、沖縄からの見所解説。
さらに、今回のツイキャスで解説とゲストを務める佐藤ルミナさんとmobstylesの田原さんまで、直前の見所解説を行い、これ以上ない形で、本番を迎えることになりました。

僕は、試合当日に現地入りしました。
最後の最後まで、盛り上げに役立てばと思い、前日こんなものも作っていました。

今回は、開場が14時ということで、11時半頃に高松空港に着く飛行機を選び、ゆっくり出かけました。

高松空港からはリムジンバスを利用して、JR高松駅へ。約1年ぶりの高松シンボルタワー。ここの展示場がプロ修斗香川大会の会場になります。

まだ開場までに時間があるので、駅近くの讃岐うどんのお店で、ファーストうどん。腹が減っては観戦はできませぬ。

その後、少し、高松の街を散策して、会場入り。

正直言って、会場に配置された席がまばらすぎて、ここまで座席を減らさなければならないのか!と、愕然としました。
いかに厳しい条件を呑んで、今大会の開催にこぎ着けたかを思うと、主催者に感謝しかありません。

もう一つ、入ってすぐ気づくことは、ケージの威圧感が凄い!今までの香川大会はリングでしたから、もう一回り小さく、また高さもないから圧迫感がなかったのですが、今回の金網の迫力は相当なものでした。
搬送、設置の手間もコストもかかるであろうケージを導入して、地方大会でもMMAの主流とズレを生じさせないようにする心意気を感じます。

会場の後ろを振り向くと、放送ブースがあり、配信を担当する木暮さん、実況陣として河内さん、ルミナさん、田原さん、リングアナウンサーには北森さんもいるし、佐藤コミッショナーもいる。
さらに、ケージサイドにはカメラマンの長尾さん、MMAPLANETの高島さんも陣取り、全体的に東京直輸入のクオリティという印象。実に豪華な大会運営でした。

なお、入場時には検温があり、寒風吹く中歩きすぎたのか、表面体温が低すぎてエラーになり、ご迷惑をおかけしました…。すんません。

会場の席が埋まる頃、オープニングファイトが始まります。

そして、プロ修斗恒例の全選手入場。選手代表挨拶は、この日、誕生日の安芸選手が務めます。

修斗ではおなじみの光景がもどり、プロ修斗香川大会 闘裸男×FORCEの復活を実感しました。

そして、第一試合から、熱戦が続きます。

そして、第4試合、安芸選手と旭那選手の試合から、四国vs沖縄の試合がはじまり、興行としてのギアが一段上がります。

試合の詳細は、各メディアのレポートや映像化を待って参照していただきたいのですが、レベルが高く、面白い試合が続いて、満足感が高い大会となりました。

※ MMAPLANET【Torao X Force】

※BoutReview記事

※【DVD】プロ修斗公式戦 闘裸男×FORCE | FULLFORCE

中でも、安芸選手と旭那選手の試合は、ちょっとした衝撃でした。
安芸選手は、アマ修の各大会を総なめにし、スーパー高校生シューターとして堂々プロデビュー。最近は、やや伸び悩んでいる印象でした。
一方の旭那選手は、コンスタントに試合を重ねて極めの強さ、強気の打撃を発揮、強い沖縄シューターの一角を担う選手です。
試合は、安芸選手がKO勝ちするのですが、正直、旭那選手を相手にして、あそこまで鮮やかな勝利を見せるとは思いませんでした。
これは心が震える試合でした。

高岡選手vsLyo,o選手は、スピードを活かしたLyo,o選手が自分のペースで軽快に戦い続け、最終盤になり、高岡選手がやっと捕まえるも、ポイントを取り返すには至らず、Lyo,o選手が勝利。
宇田選手vs宮城選手は、序盤、待ちの姿勢が色濃かった宮城選手に対して、宇田選手が鋭いヒットを重ね、終盤の組みの展開は攻守入れ替わったり、難しい展開になるも、宇田選手が勝利。

あっという間に、メインまで全ての試合が終わって、大団円。

今回のプロ修斗香川大会 闘裸男×FORCEは、新型コロナウイルスという厄介な敵を相手にしつつ、修斗に関わる様々な人たちが力を合わせて、成功に導いた大会として記憶に残る遠征でした。
開催が発表されてから、待ち遠しかったし、沖縄大会から引き続いて、主催者、運営スタッフ、選手、ジム、そしてファンが一体となって、盛り上げていくスタイルは、特筆すべきものだったと思います。

もう一度、プロ修斗における地方大会の意義について考えてみたいのですが、選手の試合機会を増やし、切磋琢磨することで競技レベルを上げていくと同時に、日本各地に修斗の理念、魂を根付かせるためには、やはり地方大会は欠かせないものだなと思いました。

そして、そのために、この日まで開催に尽力してきたTNSの山本さん、豊島さん、沖縄大会から連携して協力してくれたTheパラエストラ沖縄の松根さんたちのように、熱意、使命感、そして危機感をもって地方大会に取り組んでくれている修斗のプロモーターに感謝したいです。
また、二大会にわたって大会の映像を担ってプロモーションしてくれた木暮選手、沖縄からサポートしてくれたマリコさん、ヤスナリさんにも多大な感謝を。
謝辞を言い始めると、アカデミー賞やグラミー賞のように長くなるのでこの辺にしますが、こういう大会に立ち会えたことは、いちファンとして、本当に幸せだったと感じます。

今後も、毎回、この熱量や仕組みを維持していくのはさすがに大変だと思いますが、良い部分を参考にしながらエッセンスを継承して、次の大会も、次の次の大会も、盛り上がると良いなと思っております。

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