【BLEACH考察】石田雨竜が聖別を生き残った理由


結論;雨竜は滅却師ではなかった

いやいや、と思うかもしれないが、これが結論だ
9年前の聖別は混血統滅却師全員を対象にしていて、(魂レベルとはいえ)虚の因子が混ざった真咲も対象になっている
であるなら、血統的には混血統滅却師の雨竜のみはじかれるなんてことがあるだろうか
むしろ、滅却師でなかったと考えるのが自然だ
これは弓矢が使えるとか、霊子を扱えるといった技術的な話ではなく、魂レベルで滅却師でなかったと考える

推理

①石田家の長男なのに「弦」の文字がない


純血統滅却師の石田家で名前を継がせないのか
竜弦の親心と考えることもできるが、そうではなくて、宗弦と竜弦の計画だとしたらどうか?
目的はユーハバッハを倒すため
ユーハバッハ由来の滅却師である限りユーハバッハには敵わないので、ユーハバッハ由来ではない滅却師(=霊王由来の滅却師?)を作ろうとしていたのでは
だから、竜弦「”最後の滅却師”を名乗ることを許された」(=雨竜は滅却師ではない)
雨竜が血装はできない(しない)のに乱装天傀ができるのも、技術として教わる順番としてはおかしい
血装がそもそも使えない=滅却師ではないのであれば、修行することはないだろう

②聖文字の『完全反立(Antithesis)』


多分雨竜の中の能力を見て、ユーハバッハがつけた名前
他の聖文字と違って、「the」がついていない
定冠詞がつかないから特別、ではなく、定冠詞で言語が特定されない(=英語で読まない)ということでは?
ユーハバッハの聖文字は英語読み、でも雨竜のは(宗弦?由来で)独語読みで本来はアンチテーゼと読む
ユーハバッハは他と同じく英語で聖文字を与えてしまったから雨竜も英語で言っているが、これはあくまでも雨竜の中の滅却師の力=ユーハバッハ由来じゃないから、ユーハバッハにとってもよくわからない能力
霊王由来は英語(完現術)、滅却師は独語が多い
じゃあなんで聖文字は英語読み?
ユーハバッハが霊王=神になり替わろうとしたからでは?
同じ滅却師でも雨竜の滅却師としての能力のルーツはユーハバッハにはないんじゃないかと思う

③竜弦からの治療


滅却師最終形態を使った後力を取り戻す修行
なんで竜弦が知っているのか、宗弦から聞いたからor自分で試したから?
あとセリフも気になる
最初、竜弦は
「私ならお前のその失った能力を元に戻してやることができる」
と言っていたのに
雨竜に矢を当てた後は「それが滅却師最終形態で失った霊力を取り戻す唯一の方法だ」というセリフ
霊力が戻れば滅却師の能力も戻ると言われればそれまでだけど、違和感がある
霊力は戻るけど、滅却師の能力はやっぱり戻らないんじゃない?
滅却師最終形態を教えたのには別の目的があった
宗弦たちは、滅却師最終形態の副作用に目を付けた
つまりユーハバッハ由来の滅却師の力を取り除くための手段として研究してたのかも
または、そもそも雨竜が滅却師としての遺伝子を持っていない=めっちゃ修行して滅却師もどきのことができるようになった人間だとすると、雨竜は滅却師としての能力はそもそも持っていなくて霊力を失っただけ、だからあの修行では霊力を戻すこと+アルファの目的があった
ユーハバッハ由来ではない滅却師としての能力も打ち込んだのかも

④キルゲのセリフから考察


一護「石田の矢よりはかなり強かったぜ喰らったのズイブン昔だけどな」
キルゲ「石田雨竜の神聖滅矢が私より弱い…?妙ですねえ…そんな筈はない」
たとえば滅却師だったら弓の強さはほとんど変わらないとしたら?
修行で強化できるのは、あくまでも弓矢の本数や連射速度であって、一発の威力は変わらないとしたらこのセリフにも納得感がある
通常時のキルゲも初期の雨竜も弓矢の力は同じはず、だから「そんな筈はない」し、偽滅却師の雨竜の弓は実際キルゲより弱かった
他にも
「貴方の知る滅却師最終形態と言うものはその脆さ故に概念自体が200年程も昔に死滅した「過去の遺物」です」
「そんなものに執心していたのは我等の研鑽と進化を拒んだ石田宗弦くらいのもの!」
「その力はこの「滅却師完聖体」とは天と地程も隔たっている!!」
滅却師最終形態や宗弦のことを下に見ているセリフに感じる
あんな古い、デメリットもある能力にこだわるなんて馬鹿だね、という
200年前に使われなくなったような技術にこだわるってことは、純粋な強さを求めてではないはず
研鑽と進化というくらいだから、滅却師完聖体やそれに近い技術は、宗弦自身も見ていたはずだろう
それでも執着するってことは、滅却師最終形態のデメリット効果に活路を見出したのでは、と予想

⑤そもそも雨竜は滅却師最終形態を使ってなかった


散霊手套で修業→滅却師最終形態までは実際文献などで残っていただろうし、雨竜がつけているのも本物だっただろう
でも雨竜は滅却師じゃなくてただの人間、ドン観音寺のすごい版で、技術は修行で手に入れたので結果として滅却師もどきになった、というのは妄想が過ぎるだろうか?
だからマユリ様との戦いで見せたあれは、本来の滅却師最終形態ではなかったのかもしれない
滅却師は虚への抗体を全く持たない種族、としか言われていない
霊子の扱いや弓矢などの技術はあくまで後天的に発達しただけで、もしくは多少人間より霊子の扱いが優れているだけで、実は人間でも同じことはできるのかも

⑥妄想の過去編


ユーハバッハを倒そうと思った宗弦
聖別を避けるため、何とかユーハバッハ由来の滅却師の能力を消す方法を探す
その過程で「静止の銀」と滅却師最終形態にたどり着く
滅却師最終形態に目を付け、能力を失った後、別の方法で取り戻す方法があれば聖別を使うユーハバッハに対抗できるのでは、と考える
竜弦をその対象に選び散霊手套で修業→滅却師最終形態→霊力を復活させた
つまり竜弦自身が雨竜にやった方法で滅却師の力を捨ててかつ霊力を取り戻したが、なんらかの原因でユーハバッハ由来の滅却師の能力が復活してしまう(血装の技術が原因?もしくは遺伝子的な話かも)
そのため滅却師としての因子を失った(虚への抗体を人工的に作った)子=普通の人間を産もうとした?
そしてただの人間に技術としてのみ滅却師の能力を外付けしようとした
だから竜弦は雨竜には「才能がない」と言った(本来の滅却師としての才能は無い)
でも生んでみたら自分の子供は可愛いから、竜弦は雨竜には修行をさせたくない(=危険な目に合わせたくない)と思うように
そして真咲たちが受けた聖別で結果的に雨竜の母が死亡
自分の手でユーハバッハを倒すと竜弦が決意
自分がユーハバッハ由来の滅却師ではなくなる予定だから、竜弦「滅却師は祖父さんの代で終わりだ」
宗弦は竜弦の気持ちも汲んでいるが、孫の願いも聞きたいので計画を継続する(散霊手套をわたす、時期が来たら修行する予定だった)
だが宗弦が死亡し、竜弦は計画を中断する
しかし本編でいろいろあって、雨竜の意思で偶然にも計画が自主的に進んでしまう
雨竜が尸魂界から無事帰ってきたことで竜弦は考えを改め、計画を再開するために修行を持ち掛けた
結果として、滅却師の力を持ってはいるがユーハバッハ由来の能力ではない滅却師が新たに生まれた(打ち込んだ霊弓が霊王の欠片とか)



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