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【統率者】「デッキは2つ持っておけ」―――ガチデッキ始めました

以前こんな記事を書きましたが結局このラシュミの統率者デッキは改造してパワーレベル8ぐらいのデッキになりました。
この記事はなぜデッキを高パワーにすることにしたのか、その過程で思ったことについて書いていきます。

統率者が面白い!

まず大前提として、もともと最低限遊べればいいかぐらいに考えてデッキを組んでいたのですが、統率者が面白くてある程度いろんなカードを買ってもいいと思えたのが最も理由として大きいです。
様々なデッキと遊べる周りの環境や楽しく遊んでくれる対戦相手の方達には、感謝してもしきれません。

ガチジェネラルはつらいよ

しかし、それはそれとしてカジュアルデッキだとしてもガチジェネラルを使った時点で思っていたよりヘイトが高くなってしまったこともデッキ強化へ舵を切った理由の一つです。
まあ殴る理由が1つある人と無い人だったらそりゃ殴る理由ある人を殴るよねということでそれ自体は納得しているのですが
・盤面形成が遅いので殴られっぱなしになりやすい
・システムクリーチャーしか入ってないのでサイズの大きい相手のクリーチャーを止められない
・勝ち手段がビートダウンなので相手の先に整った盤面を返せない
と上の記事で紹介したデッキの要素とことごとく相性が悪くライフ一桁で何もできないまま生き恥をさらすような試合を何試合かしてこりゃだめだと買える範囲のカードをかき集めてデッキを強化しました。
やりたいことをやるためにある程度環境に対する噛み合いや最低限のデッキパワーは必要とするカジュアルの難しさですね。


デッキを強くしてみてわかったこと

そして、ある程度強化してみてわかったのですが、cEDH帯を意識して組まれたラシュミは環境を意識して組まれたコントロールになるので環境が変わる低パワー帯で弱くなる性質を持ってます。
ガチデッキとして掲載されているようなリストを真似て組んだようなデッキでも5-6帯に放りこまれたりするとかなり負けます。
これは以下の特徴によるもので、うまくなっても運よくコンボを決めるか、高パワープレイヤーがほかに紛れ込んで抑止力としての役割が期待されないと勝てないんじゃないかなと予想しています。

・一人だけ高パワーなので3対1になりやすいのに1:1交換がメインなので息切れしやすい。
・妨害手段が打ち消しに偏っておりクリーチャーを消せるカードも少なめなのでクリーチャーがすり抜けて着地しやすい。
・緑青という色のせいで着地したクリーチャーに対する対処法がかなり少なく、全体除去もほとんどバウンスしかない
・ライフを詰められるせいで負けないためにジリ貧で追加ターンやサイクロンの裂け目を使わさせられるのでアドバンテージをとってマウントを取り返すところまで行けない。
・デッキが遅いので高速でコンボをサーチして勝つ、いわゆるデモコンタッサごり押し的なプレイができない。

ちなみに3:1で殴ってさっさと沈めること自体はいたって正当だと思います、放置しておくと悪さをし始める統率者なのは間違いないですからね。

デッキは二つ持っておけ

とはいえ5-6帯に何度か放り込まれて思ったのですが勝ったり負けたりできる状態でもガチデッキはガチデッキ、そもそもカジュアルデッキとの設計思想の違いを感じることも多く、対戦していて気まずい瞬間もそれなりにあり、構築済みデッキを追加購入して使い分けるようにして、ラシュミは気兼ねなくガチに寄せたデッキにすることにしました。
ガチとカジュアルは強い弱いと連動しやすいので混同されがちですがそれぞれ別の評価軸なんだなあということを何回か対戦して体感しました。

そんなわけで現在、私は永遠の造り手、ラシュミをガチデッキにしてダスクモーンの構築済み統率者と2個持ちしつつ、6-7ぐらいのビートダウンデッキがもう1つあると一通りパワーレベルがそろう感があるので最終的にはラシュミを8-9にしながら3つ持ちするのがベストかなーなどと考えつつ統率者を楽しんでいます。

禁止改定で界隈が揺れている昨今ですがガチとカジュアル、どちらも長く楽しんでいきたいものです。

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