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今すぐ仕事で使うテクニックをマスター



更新情報

31.オーディオ編集を革新するPremiere Pro最新リリース情報

30.映像制作での音声処理 2024.1.15

25. Logic Proでドルビーアトモスのミキシング

Mac用Logic Pro 10.8の新機能(2024.1.15UP)

マシンの速度が遅い場合のチェック  追記

ファイルが行方不明になる時のチェックポイント  追記

2023.11.5 19-2〜19−3 追記しました。

2023.10.30 300本のコンデンサーマイクを聴き放題

 AUDIO TEST KICHIN チェックしてみてください。

2023.10.5 QLab5.2.3の記事を書きました
QLab5.2.3Freeでどこまで使える

2023.5.16 2-1.アプリケーションの立ち上げ 新規セッションの
       ミスしやすい部分を加筆して解説
2023.5.15 4-1-2.雑音(ノイズ)を選択(サンプリング)加筆して解説2023.5.10 21-1.マスタリング処理で使うもの
       Channel EQとLinear Phase EQの違い 追記
2023.6.1    8.2-1.そのほかのツールによる処理 追記
2023.6.1  8.2-2.Final Cut Proの声の分離 追記
2023.6.1  8.2 走れメロスナレーション追加
2023.6.5     8.特定のノイズの除去までの記事を期間限定で無料公開します。(1weeeekの予定)編集テクニックの普及理解と購入動機のため
2023.6.18 8.2.1 Clarity Vx DeReverbで走れメロスを処理してみました。
2023.6.26 9-2- 音が出ない時の設定確認を入れておきました。
2023.6.27 11-2-1. 1KHz-20dBFSの音源と民放連の参考ファイル 追記
2023.6.28 8-3.  ロケ収録の注意 収録に便利なWLマイク    追記
2023.7.2   20.Logic Pro標準装備コンプレッサーについて  追記
2023.7.31  9−2 追記
2023.10.2 10-6.解りにくいSEND(センド)を複数出す方法 追記

1.音声編集の基礎知識

音声編集の世界へようこそ!

ここでは、音声と音響の編集の基礎を学び、実践的なスキルを身につけます。この分野では、音声や音響の編集技術が必要とされ、様々な分野で活躍することができます。例えば、映画、テレビ、ラジオ、音楽、ゲーム、アニメーション、広告、そしてインターネットなどです。
でも、まずは編集が面白いと感じてもらえることです。
そして得意になってほしい、自慢できるように自信をつけてほしい。

本授業では、以下のトピックをカバーします。

・音声編集の基礎知識  音声の基礎知識はこちらのリンク
・オーディオエフェクトの使い方
・ノイズリダクション
・音声のクリーニング
・音声の録音技術・編集ツールの使い方
・楽曲のマルチトラック・ミックス
・マルチトラックのマスタリング
・音声の修復
・レベルメーターの見方
・ラウドネスについて
・他のアプリケーションとの連携

これらのスキルを身につけることで、プロフェッショナルな
オーディオエンジニアやサウンドデザイナーになることができます。
また、このno+eを通じて、自分自身のクリエイティブなプロジェクトを
作成することもできます。

この分野は、常に進化しているため、新しい技術やトレンドについても
学ぶ必要があります。授業に参加する際には、
自分自身のスキルアップに繋がるよう、積極的に授業に参加し、
アイデアを出し合いましょう。

1-1-1.音声の編集

音声の編集で大事なことはいくつかあります。
以下に示すのはその中でも特に重要なポイントです。

  1. クリアな音声: ナレーションは、聴衆がメッセージを聞き取りやすくするために明瞭でクリアな音声であることが重要です。編集の際には、ノイズ除去や残響の修正、ミキシングなどのテクニックを使用して、できるだけクリアな音声を実現することが必要です。

  2. ペースやリズムの調整: ナレーションは、ペースやリズムが良くなければ、聴衆が飽きてしまう可能性があります。編集の際には、必要に応じてテンポを変更することで、ナレーションの流れを改善することができます。

  3. 音声の音量調整: ナレーションは、他の音楽や効果音と競合しないように、適切な音量に調整する必要があります。ナレーションが聞き取りやすくなるように、必要に応じて音量を上げたり下げたりすることが必要です。

  4. ポップノイズの除去: ナレーションの編集では、マイクのポップノイズ(P音やB音など)を除去することが重要です。ポップノイズは、耳障りなノイズを引き起こすことがありますので、編集の際には除去するようにします。

  5. ナレーションの一貫性: ナレーションの編集においては、ナレーション全体に一貫性を持たせることが大切です。音声の音量やトーンを統一することで、聴衆にとってナレーションがより聞き取りやすくなることがあります。

以上が、ナレーションの編集で大切なポイントの一部です。これらのポイントを押さえながら編集を行うことで、よりクリアで魅力的なナレーションを実現することができます。

* 編集は番組制作でプロとアマチュアの差が現れるところです。


   作品のグレードを左右する場合が多いのもわかると思います。

*  音の試聴環境を整えておく


   とりあえずはヘッドホンを用意して下さい。
   基本的に忠実再現にすぐれたものを用意する、
   聞いて気持ちよいとされる低音が強調されているような物は
   モニター用に適さない。
     
   大きな音でも歪まない、外の音が聞こえない集中して聴けるもの
   スマートフォンに付属のものでは音の判断が難しいです。
   良いもの正しい物ですと音楽の聴こえ方も変ります。
              
    *おすすめはSONY MDR-7506この価格以上のものは必要ないです。
   これで聴くと今までの音楽が違って聞こえ、きっと感動します、
   周りの音が大きい会場でもじゅうぶん聞こえる音圧もあります
   仕事でも趣味の観賞用でも長く付き合えると思います。

あとコンピュータがMac(M1,M2のシリコンマック)とiPodAir Proの組み合わせは音が目の前に立体的(立体音響テクノロジー)に出てきますから、
今後の基準になるかも知れません。

            ちょっとまよったら音声の基礎知識はこちら

1-2.音声の録音

音声の録音において大切なポイントは以下の通りです。

  1. 静かな場所での録音: ノイズの少ない、静かな場所で録音することが大切です。背景の騒音やエコーは、クリアなナレーションにとって混乱を招きます。

  2. 適切なマイクの選択: マイクの品質は、ナレーションの録音において非常に重要です。スタジオでの録音には、コンデンサーマイクが最適であり、フィールドでの録音にはダイナミックマイクが適しています。(コンデンサー型よりは感度が低いので環境音を抑えて録音できる)

  3. ポップシールドの使用: ポップシールドは、口から発せられる破裂音を抑制するために使用されます。これにより、クリアで自然なナレーションを録音することができます。

  4. 適切な距離と角度: マイクと話者の距離と角度を調整することで、マイクからの信号を最適化することができます。これにより、クリアで均一な音声を録音することができます。

  5. ショックマウントの使用: ショックマウントは、マイクに接続されたスタンドが振動や衝撃を受けた場合に、それらの影響を減らすために使用されます。これにより、クリアで安定した録音を実現することができます。

以上が、ナレーションの録音において大切なポイントの一部です。これらのポイントを押さえながら録音を行うことで、よりクリアで魅力的なナレーションを実現することができます。

1-3.音声の録音レベル(音声レベル)

「音声レベル」とは、音声信号の振幅を表す単位で、
通常はデシベル(dB)で表されます。音声レベルを制御することは、
クリアで聴きやすいナレーションを作成するために非常に重要です。
一般的に、ナレーションの音声レベルは-12dBから-6dBの範囲であることが望ましいとされています。このレベル範囲は、音声のクリアさと聴取者の
耳に優しいレベルとして設定されています。
また、ナレーション中に極端に大きな音や小さな音がある場合、
聴取者にとって不快になる可能性があります。このような音の差異を
緩和するために、コンプレッサーやリミッターなどのオーディオエフェクトを
使用することができます。
ナレーションの音声レベルを適切に制御することで、クリアでバランスのとれた
音声を作成することができます。

1-4.編集ツール 

編集アプリケーションは「Adobe Audition」と「Apple LogicPro」を
使い「Avid Pro Tools」を補足で使おうと思います。

1-4-1.「Adobe Audition」

「Adobe Audition」とは、音声編集ソフトウェアの一つであり、音声編集、音声録音、ポッドキャストの制作、音声トラックの編集など、様々な用途に使用されます。以下では、Adobe Auditionを使用してできることについて説明します。

  1. 音声編集 Adobe Auditionを使用することで、音声のカット、コピー、ペースト、フェードイン/アウトなど、様々な編集を行うことができます。また、イコライザーやコンプレッサーなどのエフェクトを使って、音声の質を向上させることもできます。

  2. 音声録音 Adobe Auditionを使用して、マイクロフォンやオーディオインターフェイスを介して音声を録音することができます。録音中にエフェクトを適用することもでき、高品質な音声の収録が可能です。

  3. ポッドキャストの制作 Adobe Auditionを使用して、ポッドキャストの制作を行うことができます。録音した音声を編集して、オープニングテーマやジングルを追加し、最終的にはポッドキャストとして公開することができます。

  4. 音声トラックの編集 Adobe Auditionを使用して、映画やドラマの音声トラックを編集することもできます。例えば、背景音楽や効果音を追加したり、音声のノイズやエコーを除去することができます。

以上が、Adobe Auditionでできることの一例です。Adobe Auditionは高機能な音声編集ソフトウェアであり、音声編集のプロフェッショナルから、音声の初心者まで、幅広いユーザーに使われています。

1-4-2.「Apple Logic Pro」

「Apple Logic Pro」とは、音楽制作ソフトウェアの一つであり、音楽制作、録音、編集、ミキシング、マスタリングなどの作業に使用されます。
以下では、Apple Logic Proを使用してできることについて説明します。

  1. MIDI編集 Logic Proは、MIDIを使用して音楽制作を行うことができます。MIDIノートを追加、編集、削除することができ、曲の構造を変更することができます。また、MIDIノートをドラッグ&ドロップして、リズムやメロディを変更することもできます。

  2. オーディオ編集 Logic Proは、オーディオファイルを編集することができます。オーディオファイルの切り取り、複製、貼り付け、フェードイン/アウト、ピッチ変更、タイムストレッチなどが可能です。また、Logic Proには多数のエフェクトが含まれており、オーディオファイルにエフェクトを適用することができます。

  3. ループの編集 Logic Proには、多数のループが含まれており、簡単に音楽制作を始めることができます。ループの長さや音量、ピッチを変更することができます。

  4. ミキシング Logic Proは、多数のミキシングツールを備えており、チャンネルストリップやプラグイン、EQなどを使用して、音楽のバランスを調整することができます。オートメーションを書き込むこともできます。

  5. マスタリング Logic Proには、マスタリング用のツールが含まれており、音楽制作の最終段階で使用されます。マルチバンドコンプレッサーやリミッターを使用して、音楽の最終的なレベルを調整し、EQやリバーブなどのエフェクトを適用することができます。

以上が、AppleLogic Proでできることの一例です。Apple Logic Proは、プロフェッショナルな音楽制作に使用されるソフトウェアであり、高度な編集機能や多数のエフェクトを備えています。

Mac用Logic Pro 10.8の新機能(2023.11.6UP)

とりあえずこれが嬉しいですね!
Mastering Assistant
Mastering Assistantは、すぐにリリース可能なミックスの作成時に
プロフェッショナルな最終仕上げを迅速かつ簡単に加えることができる
エフェクトプラグインです。Mastering Assistantはプロジェクトの
ステレオ出力チャンネルで利用でき、オーディオを分析し、ダイナミック調整、
周波数バランス補正、音色強調を通じて、サウンドを微調整します。
Mastering Assistantを参照してください。


1-4-3.「Avid Pro Tools」

Avid Pro Toolsは、音楽制作、オーディオポストプロダクション、映画やテレビ
番組の制作など、音響と音声の分野で広く使用されているツールです。
Pro Toolsは、多数のトラックを扱う際に優れたパフォーマンスを発揮し、
ミキシングやマスタリングに必要な多くの機能を備えています。また、
Pro Toolsは業界標準のファイル形式であるAvid Pro Toolsセッションを
使用するため、他のツールとの互換性が高く、
効率的に作業を進めることができます。

音声の基礎知識はこちら

Adobe AuditionとApple LogicProでのミキシングを扱います。

質問がありましたら、メールにて受け付けています。

メールアドレス gigacreation@icloud.com    

1-5.ミキシングについて 

これから徐々にチャンネルを増やしてミキシングに入っていきます。

1-5-1ミキシングにおける注意点

・バランスの取り方: 各楽器や音源の音量を調整し、
 バランスをとることが重要です。また、音源同士が干渉しないように
 調整することで、音の重なりがより明瞭になります。

・EQの使い方: 各楽器や音源の周波数特性を調整し、音の厚みやクリアさを
 調整します。特に、低音や高音が目立ち過ぎないように調整することが
 重要です。

・コンプレッションの使い方: 楽器や音源の音量を一定に保ち、
 ダイナミックレンジをコントロールするためにコンプレッションを使用しす。 
 ただし、適切な設定を行わないと音が圧縮されすぎたり、
 生気が失われることがあるため、注意が必要です。

・ステレオイメージの調整: 左右のバランスや音像の位置を調整することで、
 より広がりのあるサウンドを作り出すことができます。

1-5-2 .マスタリングにおける注意点

・音圧の均一化: 各トラックの音量を均一化し、楽曲全体の音圧を調整するこが 
 重要です。ただし、音圧を上げ過ぎると音が歪んでしまうため、
 適切なレベルを設定する必要があります。

・周波数特性の調整: 楽曲全体の周波数特性を調整し、バランスの良いサウンドに
 することが重要です。例えば、低音が強すぎる場合は調整することで、
 よりクリアなサウンドにすることができます。

・ダイナミックレンジのコントロール: 楽曲全体のダイナミックレンジを
 コントロールすることで、音楽を聴く環境に応じた最適な音量に
 調整することができます。

・ノイズやクリック音の除去: 楽曲に含まれるノイズやクリック音を
 除去することで、よりクリアで聴きやすいサウンドにすることができます。

・フォーマットの変換: 最終的にCDやデジタル配信などの媒体に転送する前に、
 適切なフォーマットに変換することが必要です。フォーマットの変換には、
 適切なサンプリングレートやビット深度を選択することが重要です。

1-5-3.リスニングポイントでの音圧


リスニングポイントでの音圧は、環境や使用する機材、目的によって異なります。一般的に、リスニングポイントでの音圧は、聴衆が快適に聴けるレベルであることが望ましいとされています。以下に一般的な音圧の目安を示します。

スタジオやリスニングルームなどでのリスニングポイント
一般的に、スタジオやリスニングルームなどでのリスニングポイントでは、音圧レベルは 70 dB SPL から 85 dB SPL の範囲で設定されることが多い。
ただし、音楽のジャンルやスタイル、再生する機材や環境によっては、
より高い音圧が求められる場合もあります。

ライブ会場やクラブなどでのリスニングポイント
ライブ会場やクラブなどでのリスニングポイントでは、一般的に音圧レベルが高くなる傾向があります。
一般的に、ライブ会場やクラブでの音圧レベルは、100 dB SPL から 120 dB SPL の範囲で設定されることが多い。

ただし、これらの環境では、適切な耳栓を着用することが重要です。

以上の目安はあくまでも一般的なものであり、実際には、機材や環境に応じて微調整が必要になる場合があります。また、長時間にわたって高音圧に晒されることは、聴覚障害の原因となることがあるため、十分な注意が必要です。

1-5-4. その他の注意点

・モニタリング環境の確認: ミキシングやマスタリングを行う際には、
 正確なモニタリング環境が必要です。モニタースピーカーやヘッドフォンの
 性能や配置によって、聴こえるサウンドが変わるため、適切な環境で
 作業することが重要です。

・耳の休憩: 長時間にわたって音楽を聴き続けると、耳が疲れてしまい、
 正確な判断ができなくなることがあります。定期的に耳の休憩を取り、
 適切なタイミングで作業を行うことが重要です。

・経験とセンスの磨き上げ: ミキシングやマスタリングは、経験とセンスが
 大きく関わる作業です。様々な音楽を聴き、経験を積むことで、
 より高度な技術やセンスを磨くことができます。

以上が、ミキシングとマスタリングにおける注意点やポイントになります。
技術的な知識や経験はもちろん重要ですが、音楽に対する情熱やセンスも
大切な要素となるため、常に磨き上げることが重要です。

2-1音声編集を Auditionで始めよう!

Auditionを使う意味
Abobe CCを使ってると映像編集はPremiere Proで画像制作はPhotshop、
Illustratorの組み合わせで制作していきますが、Auditionはあまり注目されて
いませんが番組制作用のツールとしては普通のDAWより、特にノイズ処理とか、
音声レベル管理(放送、YouTube、他)など優れている使い勝手に驚くでしょう。
是非マスターして、作品クオリティに活かしていきましょう。

ここでは編集の初心者が自由に編集でき、中級レベルまで達して、
放送用の納品データを作れるまでを目標にします。
この「2-1音声波形編集」〜「5-4.ミックスダウン」までは
3日を想定して、編集作業に慣れるまでを目標にしています。
それではDAWのアプリケーションAuditionを使っていきます。
Auditionを立ち上げてバージョン確認して下さい。
ビルド14.0.036となっていますか?2021.4.7時点
大きい数字が13以上であれば大丈夫です。2023.3月 現在はビルド23.3.0.55

コンピュータの設定(Mac)

コンピュータの画面左上のりんごのマークをクリックしてシステム設定又は
システム環境設定からサウンドを選んで入力出力が接続されている
オーディオインターフェースまたは内臓スピーカを確認して、
使う機器に合わせてセットします。

まず始める前に編集の素材をダウンロードしてデスクトップに置いておきます。

編集素材を下に置いておきます。

田中芳典 (タナカ ヨシノリ)氏の作曲「お昼寝タイム」BGMに使います


これはフリー音源サイトDOVA-SYNDROME より使用しています。
こちらの音源利用ライセンス利用規約を読んでおいてください。

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