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桜吹雪の幻想
学生時代、桜並木のそばで信号待ちをしていたら
突風で、散っていた花びらが一斉に舞い上がり、
大きく渦を描く様子に圧倒されると同時に、
何かで読んだ話を思い出しました。
とある病気の母親が、亡くなる前に
幼い息子に約束しました。
「いつか必ず、また会いに行くからね」と
そして、季節は廻って桜が終わる頃、
その息子さんと一緒に外出していたら
突風が吹き、散っていた桜の花びらが舞い上がった。
突然、その子が桜吹雪の方へ
「おかあさん、おかあさんっ!」と叫び、駆け寄ったか…
そんなお話しでした。
今年は長く桜が楽しめたように感じますが、
今日の雨で、また大量に桜吹雪の素ができるでしょうね。
追伸)
先日、2年前に亡くなった母が大変お世話になった人達と、
ミラクルな嬉しい再会がありました。
ちょうどその前に、家族の懸念事項が一安心した直後だったこともあり、
いろいろ心配があっても、母の守護があるのではと思いました。
もう会えないことは、どうしようもなく寂しいことではありますが
このように身近に感じることや、夢の中で会えて嬉しくて駈け寄ったり…
決して“終わり”ではなく、まだ“続いている”とも感じるのです。
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