『その着せ替え人形は恋をする』今後を考察してみました
娘に見せられた、『その着せ替え人形は恋をする』を100話まで読んで、今後を考察してみてと言われ、考察してみました。
娘は、「へぇ〜、そう言う見方もあるんだ」って言って感心していましたので、調子に乗って考察を掲載してみます。
ここで注意。
現在、闘病中につき、ベッドでの拘束時間が長く、時間があったので、タブレッドで漫画を読み、投稿しております。
おっさんの考察なので、適当に読んでもらえると嬉しいです。でわ・・・。
ゴジョーくんの表情について、多くの考察が出ており、私も、その考察を読み漁りました。
その後、何度も本を読み直し、大まかな考察、ゴジョーくんと海夢の関係やゴジョーくんの評価など、嫉妬や疎外感、自分とは違う海夢に関しての感情の表れなどと言う考察が飛び交っているなかで、腑に落ちない事が多々あり、自分なりに色々考えを巡らし、読み漁った結果、ある事に気づきました。それは・・・
タイトル 『その着せ替え人形は恋をする』
文字通り、それは、海夢の事であり、ゴジョーくんの心では無い。タイトルが示しているのは、恋をするのは海夢。
100話までに海夢が心底、想いに悩むシーンは、有りません。
凹む事はあっても、想い悩み、自分から距離を取ろうと考えた事は無かった。
この物語は、フェーズが動き出し、いよいよ本格的な恋愛漫画への助走へと進み始めると考えております。
と、言うのも、ゴジョーくんは、決して恋愛に焦点はおいておかず、認められたい願望もない。ただ、自分が誰かの役に立てればいいで、100話まで進んできました。また、将来の夢に熱い思いを持っており、修行と言える面相描きを毎日やるほどで有ります。
それを考えると、今、ここで海夢への想いに気づいたと言うのは、安易な発想なのでは無いでしょうか?
薄い恋愛漫画なら、それも考えられますが、次のフェーズに向けて、多くの伏線を見せていました。
薄い恋愛へと向けるのであれば、この伏線は、必要ないのではないかと思います。
昔、じいちゃんが言った言葉、そして、ゴジョーくんが永遠に持ち続けるであろう感情を示した司波先生の言葉。
囲みの状況で見た光景は、司波先生が描いた絵に似た光景。
ゴジョーくんは何も間違ってはいない、と言うより、完璧に作り上げたと言っていいほどだと思います。
それが裏目にでて、現状を理解してしまった事が、ゴジョーくんの表情になったと考えます。
何で?って思うかもしれません、また、何言ってんだって思うかもしれませんが、考えてみて下さい。ゴジョーくんは、これまで作り上げてきた作品は、存在している作品を現代に投影しただけで有ります。
参考資料を駆使して、忠実に再現してきた。
それは、いわゆる・・・コピーであり、誰でも出来る事なんです。
少し考え、やる気になれば、誰でも出来る事なんです。
高校の文化祭のコマが象徴的です。
あれは・・・いわゆる、魅了したシーン。
なぜあのシーンかと言うと、多くの歓声が、すでにある名前で呼ばれている事であり、その時に、その違和感に気付き、100話前の囲みでハニエルの衣装集まり、姫と言う歓声で核心に触れたと考えます。
その表情は・・・絶望による挫折、未来に向けた不安、そして、知らなくても良かった『違った意味の魅了』
これからキーになるのは、司波先生だと考えます。
創作者であるゴジョーくんは、海夢の光景に、自分が想い描いた風景を見ましたが、何かが違っていた事に気づきます。それは、本の中にもありました、司波先生の言葉、『そう描いた』それは、多くの時間を費やして描いてきた漫画の中で描けたと言っても過言では無い。
ゴジョーくんは、そこでわかったのかもしれません。
『0から作る厳しさ』って物と自分が表現出来るのかを・・・。
その表情に何かを感じた海夢は自分の無力さにゴジョーくんから離れると思います。
それも黙って・・・。
また、ゴジョーくんは、0から作り上げる魅了と言う表現に挫折して、コスプレどころか、面相描きもできない状況になります。
そんな状況で、コスプレを観た司波先生が、海夢では無く、ゴジョーくんに合い、話し合い、そこでゴジョーくんの状態を察して、ひどい言葉を言うと思います。
それは、ゴジョーくんに向けて、その壁を乗り越える為の温かいメッセージであるとおもわれ、生涯、ゴジョーくんの原動力になる言葉なのかもしれません。たぶん、じいちゃんが言った言葉「一目惚れさせる」と同じような表現だと思います。
苦悩する中で、これまでを見返し、自分の出来る事を再確認、そして、答えを見つけ始めると思います。
一方、海夢は、コスプレイヤーになりますが、ハニエルの時の輝きは無く、また、既製品に近いコスプレ衣装にただ身を包み、笑顔を振り撒くだけの平凡なコスプレイヤーになると思います。また、雑誌のグラビアでも、評価が下がり、学校では、ゴジョーくんとの距離も取り、周りを心配させると思います。
見かねた周囲が動き、次のフェーズに移行すると考えます。
次のフェーズまで、モヤモヤ回が多くなると思いますが、どれだけ、その着せ替え人形が恋をしているかが試されるフェーズになると考え、また、ジュジュ様の恋が描かれてもいいと思います。
タイトルには合っていると思うし、ドロドロ感が増します(笑)
まぁ、ちょっとした願望を入れましたが、こう考察してみました。
良かったらコメントをお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?