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【読書メモ】心 稲盛和夫
稲盛さんの本は読むたびに、自分の姿勢やスタンスを問われる。そしてまだまだ足りない自分に対して、もっと向き合っていこうと勇気をくれる、そんな本でした。
●引用
半世紀を超える経営者として歩みを思い返すとき、いま多くの人たちに伝え、残していきたいのは、おおむね一つのことしかありません。それは、『心がすべてを決めている』ということです。
人生の目的とは、まず1つに心を高めること。いいかえれば魂を磨くことにほかなりません。
動機とは、いわば物事を進めるときの『土台』というべきもので、揺るがない強固な土台があれば、そこに立派な建物を建てることができる。一方、貧弱な土台にはいくら豪奢な家をたてようとしてもかなわないように、動機が不純なものであれば、何事もうまくいきません。
私は経営のおいても人間として正しいことを貫き、天に恥じない経営をするという思想を愚直なまでに貫いてきた。これまで判断を大きく誤ることはなく、着実に歩みを続けてこれたのは、そのおかげかもしれません。
リーダーにもっとも大切な資質はなにかと問われれば、私は迷いなく、それは"心"であると答える。あるいは人格。人間性といいかえてもよいかもしれません。
すばらしい人生を歩むためには、心を磨き、高めるための自助努力はもちろん必要ですが、一方で人生をよい方向へと導いてくれる人との出会いも不可欠です。人生とはいわば出会いの集積だといってもよい。よき出会いもまた、心を磨き、高めてくれるものです。
●学び
・リーダーの器以上に事業も組織もよくならない。心が結果に現れるというのは、今の自分はどうだろうと思える問いになった。そして、この問いから全て自分が現実を引き起こしているのだと感じることができる。
・誰と出会うのか?というのも1つ大事なことだと感じる。今の出会いの中でも素敵な方がいるコミュニティもあるので、その方々との時間も大事にしたい。
・定期的に稲盛さんに触れることで、自分自身を振り返る時間になる。今1日1話の本を毎日読んでいるが、定期的にこのような本も読むようにしたい。
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