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Keychron K11 Maxの静音化③

いつの間にか静音化も第3弾になりましたが、今回はケース内の反響を減らすための静音化を実施についてお伝えしたいと思います。


現状の課題

今の時点ではスタビライザー付きのキーの底打ちは低減しているものの、ボトムケースへの響きがまだ強い印象です。
また、全てのキー共通としてケース内の反響を感じます。
そう言ったことから、原因となる反響対策及びPCB・ボトムケースの振動抑制が必要と考えてます。

キーボードの中身

以前にキーボードの中(ボトムケースを外した所)はお伝えしておりましたが、そのときは最低限の静音化しか施していませんでした。

  • スタビライザー下部の不織布による底打ち低減

  • クッションゴムによるボトムケースとPCBの緩衝(多点支持)

ボトムケース自体はケーストップのキー間にあるネジを全て外せば開くことができます。
ボトムケースに返しがついているため開きにくいかもしれませんが、スタンドを立ててスタンドごとボトムケースを軽く引っ張れば簡単に開きます。

前回のケース静音化時の中身

ケース内の空間としては、バッテリー部は狭くなっているのはもちろんですが、手前ほど狭く奥に行くほど広くなるようなテーパー空間となっております。

静音化策

最初に適当に詰め物をしたらボトムケースが閉まりにくくなり、たわみを出てキーボードの座りが悪くなったので、ちょっと調整した結果をお伝えします。

振動・反響対策状態

1. 振動対策

今回使ったのはシリコーンシートです。
アルミケースの防振では一般的な方法かと思いますが、高周波(高い音)には効果があるのではと思い、今回試しに入れてみました。
品揃えの良いホームセンターかAmazonで入手できるかと思います。

  • シリコンシート:厚み1.0mm

補強プレートや折りたたみスタンドがあったりして高さが異なるので、領域ごとに切って全般的に載せました。

2. 反響対策

こちらはウレタンフォームを使ってみました。
潰すと結構薄くなるのですが、広く使うと潰すには相応の力が必要になります。
今回はボトムケースの剛性も低いため、隙間が狭い手前側は疎に、隙間が広い奥側は密(広く)使っております。

  • ウレタンフォーム:厚み5mm

最初、バッテリー部以外の全面に入れたら、閉まるもののボトムケースがたわみ膨らんだためキーボードの座りが悪くなりました。
写真のようにすれば、ねじ止めまでしたら底面のたわみもなく締め切ることはできます。
PCBを軽く押し返すぐらいがベストだと思うので多少調整の余地はあるかと思います。

効果確認

今回の静音化では以下の効果がありました。

  • スタビライザーキーの底打ち音の低減

  • キー全体の反響音の抑制

反響音の抑制効果が一番あったかなと感じてますが、スタビライザーについてはそのものの出来もあるので直接スタビライザーに対策をした方が確実かもしれないです。

番外編

一応、前回の静音化時点でボトムケースの振動対策の一環でゴム足に追加してPoronクッションをつけております。

Poronクッション足
見えない部分なので雑・・・

効果の程は覚えてないですが、キーボード中央を押すと若干たわむため、その受けにもなります。なので、心なしか中央近辺の打鍵時のしっかり感が出た気もします。
(プラシーボ効果かも・・・)
厚みはゴム足より少しだけ出っ張る程度なので、尊師スタイルで使っても自分のラップトップでは邪魔にならなかったです。精神安定剤には良いかもしれないです。
(どんだけ神経質なんだ!)
ただ、貼りすぎるとゴム足のグリップが効きにくくなって、キーボードが滑りやすくなる可能性があるのでご注意下さい。

さいごに

今回で、キーボードの静音化は一通りは実施したかなと思ってます。
細かく挙げると、スタビライザーのホーリーMODなどありますが、全バラシとなり時間もかかるので最終兵器として残しておきます。
反響音はなくなると音が締まって聞こえるので、一段と心地良くキーボードが打てるようになり楽しいです😊
少しめんどくさいですが、やった分の効果はあるかなと思いますので、是非チャレンジしてみてください。
今度、今までの打鍵音の比較できるように投稿しようかと思います。

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