卵やタマネギが価格高騰するなか年末の商戦で高級食材が値下がりする現象が完全に編入レベルのミクロ経済学な件

おはようございます、朝のニュースで知りました。年末の商戦で高級食材が値下がりしているんです。

あれ?食品っていま高いんじゃないの?

日常的に食べる卵やタマネギが値上がりしている中で、高級食材が値下がりしている現象に「なんでだろう?」と思える人はセンスがあります。おばあちゃんとかだと「買える人が減ったから仕方ないよ」とスグに見切れるんですが、これはミクロ経済学では「所得が減った」と言います。

つまり卵やタマネギが価格高騰すると、家計で所得が減ったのと同じ効果がある、と言っているわけですが…

本当ですか?調べたんですか?

「なんでだろう?」と思う人にセンスがある理由は、あくまでミクロ経済学は道具立てしているのであって、特定の問題に答えを出していないのですね。自分で確認しないといけない。

ちなみにここで言う道具立てとは、「2財の最適消費」ですね。タマネギの消費量を縦軸に、カニの消費量を横軸にして予算制約線を書くと、右下がりの直線が書けます(図略)

タマネギ高騰は予算制約線の切片を下方向にシフトさせます。このとき高級食材であるカニの最適消費量は、「たぶん減るだろう」と言うのが先程のおばあちゃんの見切りに対応するプロポジションです。これは座標では予算制約線に接する無差別曲線が変わり、その接点が、最初の接点より左にあると言うことです。編入試験だと「所得効果」とか「代替効果」とかの言葉でもっと詳細に語らないといけないかな。

こういうときのためにアレ勉強してるんだって思って貰えればそれでいいです。

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