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介護

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#可愛い

認知症の介護をしていて、薬剤師さんに助けて頂いた話

コロナ禍でみんなが普通の精神状態じゃなかった時、 両親の認知機能が一気に悪化して、私がやらねばならない事が激増し、 追い詰められていた頃の私の話。 日本中、外出制限になり、母は趣味の俳句とコーラスのお稽古がなくなった事で、 曜日感覚がなくなった。 生活に張りがなくなり、認知症が悪化した。 ある日、実家のタンスを開けると、処方薬が未開封のままどっさり出て来た。 通院して薬は貰ってくるが、飲んでいなかったのだ。 理由を聞くと 「シートからプチプチ出すのが面倒なんだもん」との事。

「偉いね、私だったら受け入れられない」

久しぶりに会った友人の一言だった。 私の母は『スーパー専業主婦』で、家事全てがパーフェクトさんだった♪ まだYouTubeもパソコン検索もない時代だったので 色々な友人が母のレシピを習いに来たり、 アイロンの掛け方を習いに来たりで、母はみんなのお手本だった♪ その母がこの5年くらいでかなり認知症がひどくなった。 いつも介護でてんてこ舞いの私を見て、 昔の母を知る友人が心配してくれる。 「よくやって偉いね。あんなに完璧だったお母さんなのに。  親の変わりっぷりを受け入れる

認知症の母のテンポがつかめてきた♪

母は80歳。一人っ子の私を明るく楽しく愛情たっぷりで育ててくれた♪ コロナ禍で一緒にいる時間が増えた時に、 “ あれ?お母さん本気でおかしい?ん?こりゃ完璧認知症だわ。。。 “ と気が付いたのが始まり。 あれから4年も経つと、イヤイヤ期が終わり、今はとても穏やかな認知症さんに落ち着き、とても接しやすくなった♪ たぶん4年前は、自分の変貌が受け入れられなくて、不安で不安で怖かったから、私に怒ったり、手を上げそうになったり、反抗してたんだと思う。 今は、清潔にすると言う事

認知症でも体操が上手な母♪

一日中座ったままTVを見ていて運動不足にならないようにと、 決まった時刻にTVから流れる『 みんなの体操 』 80才認知症の母ですが、この番組のオープニング曲が流れると スクっと立ち上がり、 インストラクター級のレベルで 踊るように美しい体操をする。 私がビデオ撮影をしてあげると、 横目でチラチラこちらを気にしながらも 最後の深呼吸までバッチリやりきる。 そして、 「エーーヤダァーーー♪ なに撮ってるのよぉーーー♪  エプロン姿だし、お化粧もしてないのにや〜ね〜♪」