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介護

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#母

認知症の介護をしていて、薬剤師さんに助けて頂いた話

コロナ禍でみんなが普通の精神状態じゃなかった時、 両親の認知機能が一気に悪化して、私がやらねばならない事が激増し、 追い詰められていた頃の私の話。 日本中、外出制限になり、母は趣味の俳句とコーラスのお稽古がなくなった事で、 曜日感覚がなくなった。 生活に張りがなくなり、認知症が悪化した。 ある日、実家のタンスを開けると、処方薬が未開封のままどっさり出て来た。 通院して薬は貰ってくるが、飲んでいなかったのだ。 理由を聞くと 「シートからプチプチ出すのが面倒なんだもん」との事。

「独身だと思われちゃうわ」by母

家から出る時は、きちんと身支度をして必ず指輪もつける80歳の母。 認知症になってもそれは変わらない。 ただいつもリビングの色んなところに指輪を置くので いつかなくなるだろうなぁとは思っていたけれど、 いよいよ指輪がなくなった。 物に執着しないタイプの認知症の母は、 指輪がなくなってもあまりショックではない様子。 ただ一言「独身だと思われちゃうわぁ」 と、本気で困り顔! エッそこ?    と思ってしまった娘なのでした♪

認知症の母のテンポがつかめてきた♪

母は80歳。一人っ子の私を明るく楽しく愛情たっぷりで育ててくれた♪ コロナ禍で一緒にいる時間が増えた時に、 “ あれ?お母さん本気でおかしい?ん?こりゃ完璧認知症だわ。。。 “ と気が付いたのが始まり。 あれから4年も経つと、イヤイヤ期が終わり、今はとても穏やかな認知症さんに落ち着き、とても接しやすくなった♪ たぶん4年前は、自分の変貌が受け入れられなくて、不安で不安で怖かったから、私に怒ったり、手を上げそうになったり、反抗してたんだと思う。 今は、清潔にすると言う事

認知症でも体操が上手な母♪

一日中座ったままTVを見ていて運動不足にならないようにと、 決まった時刻にTVから流れる『 みんなの体操 』 80才認知症の母ですが、この番組のオープニング曲が流れると スクっと立ち上がり、 インストラクター級のレベルで 踊るように美しい体操をする。 私がビデオ撮影をしてあげると、 横目でチラチラこちらを気にしながらも 最後の深呼吸までバッチリやりきる。 そして、 「エーーヤダァーーー♪ なに撮ってるのよぉーーー♪  エプロン姿だし、お化粧もしてないのにや〜ね〜♪」

母が認知症になって寂しい事①

もうお母さんの手料理が食べられない事絶品だったお料理もお菓子も、レシピは全部聞いてあるけど どうしても同じ味は出ない。母の愛情調味料は特別なのだ♪ 学生時代は 「夜ご飯何がいい?」と聞かれ、当たり前のように 「別に何でもいいや」と返事をしていた。  (あれは贅沢なやり取りだったんだと今は分かる。) お嫁に行ってからは、久しぶりにお母さんの串カツが食べたくてリクエストしたら 「え〜面倒くさいなぁ〜」と言われた。 そりゃそぉーだ。揚げ物だもん。 でも食べたいのでゴリ押ししたら