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介護

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#新薬

認知症の介護をしていて、薬剤師さんに助けて頂いた話

コロナ禍でみんなが普通の精神状態じゃなかった時、 両親の認知機能が一気に悪化して、私がやらねばならない事が激増し、 追い詰められていた頃の私の話。 日本中、外出制限になり、母は趣味の俳句とコーラスのお稽古がなくなった事で、 曜日感覚がなくなった。 生活に張りがなくなり、認知症が悪化した。 ある日、実家のタンスを開けると、処方薬が未開封のままどっさり出て来た。 通院して薬は貰ってくるが、飲んでいなかったのだ。 理由を聞くと 「シートからプチプチ出すのが面倒なんだもん」との事。

認知症だったんだ 今おもえば① もうあの時は

認知症に新薬が出来た今、どれだけ早く認知症外来と繋がれるかが鍵になる時代。 テレビでは認知症の早期サインを紹介しているが、 どれも全く当てはまらなかった我が母。 今思えばあれがおかしかった① デパートのランチでオムハヤシセットを食べた時、 普通なら、スープや小鉢系もバランスよく食べて行くお行儀の良い母 が、 向かって左の物ばかりを集中的に食べていて右の方の物に気がついていなかった。 「こっちのは食べないの?」と声をかけると、食べる事を忘れていたようだったのだ。 これがま

認知症だったんだ 今おもえば② もうあの時は

認知症に新薬が出来た今、どれだけ早く認知症外来と繋がれるかが鍵になる。 テレビで認知症のサインを紹介していますが、 どれも全く当てはまらず気がついてあげられなかった我が母。 今思えばあれがおかしかった② 『お見合い結婚をして専業主婦になり毎日ご飯を作って家族の帰りを待ってくれている』 それが【お母さん】の普通だと思って育った私。 今、自分が主婦になって、 『彼女は超完璧主婦だったんだ!』と知った。 例えば、夜ご飯がハンバーグだとする。 それは絶対“デミグラスのふっくら煮

認知症だったんだ。今思えば③ もうあの時は

認知症に新薬が出来た今、どれだけ早く認知症外来と繋がれるかが鍵になる。 テレビで認知症のサインを紹介していますが、 どれも全く当てはまってなかった我が母 今思えばあれがおかしかった③ 街でお年寄りの歩き方を観察していると特徴的な歩き方を見かけます。 肩幅に足を開き 下を見て 小さい歩幅で 太ももを使わずに 左右に体を小さく振りながら 低速で前進している 病院などの静かな所で一緒に歩いていると 靴を引きづる音が目立つ。 母は気がついた時にはこの歩き方をしていました。

親がお風呂に入らなくてお困りの方!私はこうしました。

認知症に新薬が出来た今、どれだけ早く認知症外来と繋がれるかが鍵になる。 テレビで認知症のサインを紹介しているが、 どれも全く当てはまらなかった我が母。 日常の些細な変化が早期発見のサインになるかもしれません。 コロナ禍、久しぶりに実家に寄って母とすれ違った時、 お風呂に入ってない人の臭いがする! とビックリした。 本人は、「入ってるわよ。シャワー派のお父さんと違って、私は夜の9時に湯船に入って、床も吹き上げて出てくるんだから」と言う。 そうだよなー、いつもおしゃれで清