1年前に作ったものがクソに見えなくなったら、僕は教員の道を下りようと思います。

勤務開始から7日目。
少しずつ慣れてきたところではありますが、まだまだ悪戦苦闘の日々。
今日から本格的に教科の授業が始まりました。

1年生の担当授業でしたが、みんな牽制し合っているのかとても静かな雰囲気でした。最初はオリエンテーションとして、クラスのルールを確認したり、自己紹介をしたりと儀式的な第一回を過ごしました。
僕1人が話すよりも生徒たちがコミュニケーションを取れたらと思い、ペアワークの時間を最初から取っていきました。「人見知りです。」と言っていた男の子もいざペアワークが始まると、きちんと自己紹介をしていました。いいね。初々しい最初の授業。ここからどんな風に生徒たちが変わっていくのか、そして自分自身も彼らと一緒にどんな授業を作っていけるのか、とても楽しみです。

授業の準備が全く終わっていません。自転車操業的な、授業作りは避けたいのですが、いかんせん授業準備に当てられる時間が少ない。とても困りました。非常勤の頃はのんびり授業準備をしていたのに。教員の雑務に圧迫されるようにして、教材研究する時間がなくなってしまいました。それでもやるしかないみたいです。中間テストまではどうも自転車操業になりそうです。土日は休みたいからね、平日でしかやれないとなると時間が限られる…。


表題の「1年前に作ったものがクソに見えなくなったら、僕は教員の道を降りようと思います」について。

これは有名な歌手であるVAUNDYさんが、自身の音楽活動について述べた部分から引用して作成しました。彼は大学生でありながら世にヒット作をバンバンと打ち出しているアーティストでもあります。そんな日々、クリエイティブな活動に打ち込む彼が、「1年前に作ったものがクソに見えなくなったら、僕はもう辞めようかなという気持ちで。常に進化してブラッシュアップし続けなきゃいけないなっていうふうに、思っていますね。」とApple Musicのインタビューにてそのように語っておられます。
音楽界の最先端にいる彼のマインドからは僕自身、とても刺激を受けます。僕、教員も同じように1年という単位で行事や活動、学習が移っていきます。つまりは今作ったものは1年後、同じようにその題材・単元についての授業を行うということでもあります。昨年自分が作ったものがまだ「新しい」と感じるなら、僕は教員として死んだも同然である、という気持ちで日々の授業に取り組んでいきたいです。毎日、アップデートしていくつもりで、日々アンテナを張って、目の前のことに対して常に完全燃焼させる気持ちで、たくさんの変化を享受できたらと思います。


頑張るぞ!

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