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もりもりごはん、最高!

もりもりごはんさん(以下、ごはんさん)という、投稿主?が好きという文章です。多分キモいです。

ごはんさんは、Youtubeに耳かきボイスを投稿している(していた?)人だ。何度か消えたり、また浮上したり、また消えたりしていて、生配信をしていたり、絵を描いていたり、いろいろしているっぽいが、全て把握しているわけではないし、全部触れるとブレるので、投稿された耳かきボイスのみについて書こうと思う。

ごはんさんの動画は、大学受験のときにたまたま発見して、かなりお世話になり、その後、成功とも失敗ともいえない受験を終えてからは、ご無沙汰になったり、また聴いたりしていたのだが、先日、たまたま新しい動画が投稿されているのを見知った。それを聴いて、僕がずっと探していた動画は、これだったのかもしれないと、なんとなく思った。
ごはんさんの動画を見ていない間、僕は、色々な音フェチ動画を漁っては、「求めてたのとは違うけど、これはこれで好きなので聞く」という状態が続いていた。そのときは、「ごはんさんのような動画」を探していたわけではなかったのだが、後々改めて聴いてみると、探していた動画の条件に一致するのは、やはりごはんさんの動画だと思った。

僕はずっと、小説を読んでいる時の気分になれて、かつリラックス(?)できる動画を探していた。小説の世界の中の1人の人物として、自分が機能しているようなものを探していた。それは所謂、「シチュエーションボイス」なのだが、僕がシチュエーションボイスを漁っている中で、そういう気分になれるものはなかった。(これはこれで好きなので聞いている)
シチュエーションボイスで出てくるのは、アニメの世界に入って、主人公役を体験できるようなものが多かった。つまり、あくまでも体験できるのは主人公である誰かであって、僕自身ではない。ある程度明確に、こういう人に話しかけていますよ、というのが決まっているのだ。世界観が作り上げられ過ぎているからかもしれない。完成された世界観の中に、招待してくれるというような感じに、僕には聞こえる。
一方、ごはんさんの動画は、いい意味で、世界観が完成され過ぎていないというか、自分自身が登場人物として入り込める余地が残されている気がする。動画の世界観と、現実の境目がふわっとしているというか…。
この感じは、少しだけ、小説を読んでいる時と似ていると思う。小説の中の世界観自体は完成されているけど、伝達手段が文字だから、映像化するのは自分だし、書かれていないことは自分の身近なものに置き換わる。そうやって、小説の中の世界を自分で一から作り上げていくので、主人公、またはそれ以外の人に自分自身を重ねて、次第に溶け込ませることができる。読み進めていくのが自分自身というのも関係している気がする。勿論、アニメや映画でもそういったことはできる。ただ、小説はそれが一段とやりやすいように思う。自由度が高い。だから、小説を読んでいると、何かの拍子に、現実と、小説の世界が入れ替わってもおかしくないような気がしてくる。現実の世界と小説の世界が、重ね合わされているような、もっと行くと混ざっているような気がしてくるのだ。
ごはんさんの動画は、シチュエーションボイスと思って聴くことも、ちょっと癖のある雑談動画と思って聴くこともできる。シチュエーションボイスはアニメを見ているような気分になるし、雑談配信は、自分達と話している気分になれる。それぞれの良いところを、うまい具合に取ってきていると思う。
というか、ごはんさんの動画は、シーンなのだ。
物語じゃない。こっちの方がしっくりくる説明かもしれない。

ごはんさんの声もかなり好きだ。感情を乗せ過ぎてなくて、ナチュラルさがあまりない。でもなぜか、こちらの方が返って自然に聞こえてしまう。堀越二郎っぽいのかな…。
(本人は確か、化物語の扇ちゃんっぽくしていると言っていたような気がしますが、記憶が曖昧だし、僕は扇ちゃんを知らなかったので、あくまでも「動画のみを聴いた感想」として読んでください。)

とにかく、僕はそういった、ごはんさんの動画がすごく好みだし、こういう雰囲気の動画は他にあまりないとも思う。ごはんさんの動画は、どことなく不安定なさびしさを孕んでいて、そういった世界に住んでいる者として、自分を重ね合わせることができる。もはや、耳かきボイス、というジャンルというよりも、ごはんさんの動画、というジャンルになっている気がする。ハンバーガーというよりマクドナルドというか、漫談というより小松海佑というか…。
でもやはり僕は、ごはんさんの動画を耳かきボイスの動画として聴きたいし、ごはんさんの動画の雰囲気を伝える手段としても、耳かきボイスというのが一番合っていると思う。

書き足りないことも多分ありますが、キモくなってきたしこの辺で終わります。
動画のリンクは貼らないでおきます。




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