哲学、思想と脅威
人の考えたこと、いわゆる哲学、思想は人を豊かにもするし脅威となる。
自分が深く影響を受けた考えは3つある。(学問分野での話になるが)
理系、文系、哲学の3つの分野でそれぞれ並べると、
・哲学ではニーチェの「超人思想」
・文系ではマルクスの「史的唯物論」
・理系ではアインシュタインの「相対性理論」<理論物理学は発展途中。まだまだこれからすごい発見があるかもしれないが一応現時点で>
詳しい内容はまた書くかもしれないが、簡単に言えば、
「超人思想」は、これまで与えられていた、信じられていた価値観が失われたとき、どのように生きていけばいいかといった、生き方の哲学。
「史的唯物論」は、人間社会はどのようにできてるのか。どのような歴史が作られるのか。それに法則性を見出そうとした哲学。
「相対性理論」は、この世界は光の速度は普遍であり、それに基づくと時間と空間はそれぞれ違うという哲学。いわゆるタイムマシンを可能にする。
学問の分野に関わらずこれらの思想は影響を与えている。
間違った方向においてでも。
「超人思想」はナチスに悪用され優生思想に結びつき大量虐殺を肯定した。
「史的唯物論」に関連するマルクスの考えは共産主義と独裁体制を作った。
「相対性理論」は質量とエネルギーの関係を導き原子爆弾の基礎となった。
またそれぞれ
「超人思想」はキリスト教の価値観を批判した。
「史的唯物論」は資本主義体制を批判した。
「相対性理論」は古典力学を批判した。
「クリティカルシンキング」は必要というが
一歩間違えれば、悪魔の思想を生み出してしまう事もあるのだと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?