右腕骨折男性とセックスした話
都内で会社員をしている30代独身の高木えみです。
生理前のムラムラが抑えきれず、PCMAXの掲示板で「大人の関係でサクッと会える人」を募集していた男性と会いました。
今まではナンネットを利用していたのですが、ここ最近は新規の方が少なく、マンネリ化してきたのでPCMAXをよく覗くようになっていました。
掲示板の投稿に足跡をつけたところ、すぐにメッセージが届きました。
絵文字などはなく、淡々としていましたが、丁寧な文面で印象が良かったことは覚えています。
当日は都合がつかなかったため、翌日の午後、お互いの中間地点の駅で待ち合わせすることになりました。
待ち合わせ当日。もともとその日は、美容院の予約を入れていたため、美容院に行ったあと、待ち合わせ場所に向かいました。
お店が混んでおり、10分ほどお待たせしてしまいました。
到着したことを事前に交換していたカカオから連絡すると、目の前から
右腕を三角巾で固定した包帯姿の男性が現れました。
「初めまして〜、Aです。えみさんですか?」
「はい・・・そうですが、腕どうされたんですか?」
「バイクで転倒してしまいまして(笑)大したことないので、気にしないでください」
いや、気にするでしょう。
ご飯に行くならまだしも、これからセックスするのでは?
正直帰りたい気持ちでいっぱいでしたが、待たせてしまった申し訳なさと
性欲を解消したい思いが優ってしまい、とりあえずホテルへ向かうことに。
「お待たせしてしまってすみません。美容院に行ってたんですが、お店が混んでいて」
「美容院行ってたんですね〜。だからいつもより可愛いのか〜」
初対面ですが?
アプリの文面で想像していた人柄とのギャップに、テンションがどんどん下がっていきました…。
早く終わらせて帰ろうと腹を括り、ホテルにIN。
案の定、利き手でない前戯はあまり気持ちよくなく、そもそも前戯する体制もしんどそう。
体位を変えるのも大仕事。
とにかく早く帰りたい一心で、相手に気持ちよくなってもらうことに心血を注ぎました。
あまり覚えてないですが、おそらく1回戦だけやって解散したと思います。
帰り道、今日のお礼とまた会いましょうというメッセージが届きました。
「これも経験…」と自分に言い聞かせて、簡単に返信したあと、連絡を断ちました。
PCMAXデビューは苦い思い出になりました。
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