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実家からの帰路はいつも泣いてしまう

実家から帰路に着く夜。
電車の窓から見知らぬ家の明かりが見える。

あの家での夜ご飯は何かな。
どんな人々がどんな顔をしながら、どんな時間を過ごしているんだろう。

そんなことを考えたり考えていなかったり。
ぼーっと電車に揺られながら流れる景色を見る。

実家には愛犬がいるし頻繁に帰っている。
家族は仲が良く、たまにだが連絡もとっている。
距離も近いし別に寂しいことはないのに、なぜかいつも帰路につくと泣きたくなる。

こんな歳になっても実家に帰ればご飯を出してくれるし、もてなしてくれる。
お風呂沸かしておいてくれたり、ご飯をいつもより少し贅沢にしてくれたり。
帰る時には何かしら持たせてくれるし、見送りまでしてくれる。

たぶんその大きな愛情を感じるから、帰るときには思い出して恋しくなるし、それと同時にいつか終わりがくることが分かっているから切ないし、愛おしいし、悲しくなってしまうのだと思う。

いつもありがとう。また帰るからね。

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