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1人で片手間にディズニーシーに行ってみた【前編】

「片手間にディズニーに行く」とはなんて贅沢なことであろうか。大富豪なら一度は経験してみたい道楽である。普通はもったいなくてできない。

庶民の我々もなんとかしてそんな贅沢を味わってみたい。これは、そんな気持ちを片手に、平日夜からちょっとお得な方法で罪悪感少なめに片手間ディズニーを楽しんでみたルポである。

チケット購入

この日は午前中に大学で授業を受けてから、修理中の腕時計が直ったということで川崎まで足を伸ばしていた。チケットを買ったのは15時すぎである。えっ!ここからでも入れるテーマパークがあるんですか!?

平日は17時からお得に入園可能なウィークナイトパスポートが発売されている。この日の価格はワンデーが8,400円に対し、4,800円。滞在時間に対する値段は多少上がるが、丸一日気合いを入れて遊ぶよりも実に3,600円お得にふらっとインパできてしまうのである。

しかも、1人で行ってきたなんて別に自慢することでもないので、誰かにお土産を買う必要もない。ちょっと良い夜ご飯を食べてもお釣りが来てしまうのだ。あら、とっても魅力的。

どっちのチケットを買うか決めあぐねたので、ルーレットで決めた。

こんなバカバカしいルーレットもお目にかかれない

シー。ちょうど今年はシーに行けていなかったのでありがたい。なんとなくたそがれる場所も多そうなので、おひとりさまディズニーはシーのほうが入門に最適かもしれない。そんなことを考えながら、電車の中でアプリと格闘し、購入完了。なんとPayPayで購入できるようになっていた。どんどん便利になりますな~。

入園~夕飯

そんなこんなで到着。入園可能時間の数分前くらいに着いたが、ウィークナイト組の待ち列は各列10組程度。案内開始3分で入園できた。月曜日ということに加え、ちょうどハロウィーンとクリスマスの境で比較的混雑は控えめだったと思われ、時期によってはウィークナイトでも早めに並んだほうがいい場合もあるかもしれない。

意外と至る所にガーランドが張られていて楽しい。

さて、現代のパークはアプリから様々なサービスを楽しめるが、いかんせんもう夕方。アトラクションに関してはプライオリティパスはおろか、課金アイテムのディズニー・プレミアアクセスすら案内終了している。ショーのエントリー受付も当然軒並み終了しており、このあたりのサービスは基本的に利用できないと思っていいだろう。

そこで、さっさとご飯を食べてしまうことに。実は最近、一部のレストランでモバイルオーダーが始まった。その名もディズニー・モバイルオーダー。そのまんま。アプリから注文をして、レジに並ばずに料理を受け取れるシステムだ。スタバとかでひっきりなしに鳴っているアレ。

導入されているレストランはまだ少なく、今回はユカタン・ベースキャンプ・グリルで使ってみた。入口からはかなり遠いレストランなので、ディズニーシーご自慢の交通網をフル活用してのんびり向かうことに。ミラコスタをくぐって右方向、ソアリンの手前にディズニーシー・トランジットスチーマーラインの乗り場がある。これはロストリバーデルタ行きなので、船で目的地の目の前につけてくれる。楽ぅ~!

たぶんイタリア各地への航路案内。
下の段だけフォントが違うのが気になる…

乗り場の待ち列には積み荷と思しきプロップやイタリア各地への航路案内、お隣のレストランであるザンビーニ・ブラザーズ・リストランテを始めこの地で繁栄したザンビーニ一族の名前が。この辺のストーリー詳しく知ってたら楽しいんだろうな~。

ケープコッドの夜景を海側から見られるのは格別。

アメリカンウォーターフロント・ポートディスカバリー経由で所要時間は10分くらい。待ち時間を除けば陸路をのんびり歩いた時とさほど変わらないし、普段と異なる目線でパークの半分を一気見できる。体力温存には最高の移動手段である。

さて、話を戻してモバイルオーダーの使い方についてちょっと説明。アプリ内のレストランのページから、モバイルオーダーのアイコンをタップ。ここで注意点。利用する時間を選択するということだ。混雑時には直前の利用がいっぱいで選択できない場合もあるようだ。なので、ランチなら午前中、ディナーなら夕方など、数時間前にあらかじめ予約をしておくのがベストな使い方のよう。その日の計画を早めに立てるタイプの人にはうってつけかも。

こんな感じで時間を指定する。
試験運用中だったからか誰も使ってなさそうだった。

利用時間を選択したら、ほしいメニューを選んで、クレジットカードで会計する。会計が完了すると、指定した時間に来店してくださいといわれる。ここでふたつめの注意点がある。席は自分で取らなければいけないということだ。指定した時間に来店したら、まずは席を確保して、それから受け取り申請をする。料理を持ったまま放浪するハメになっては困るので、席は確保して、座して待つべし。

アプリではあなたの料理まで何人待ちという表示もしてくれる。せっかちさんも水を汲みながら効率的に待てるってわけ。そして出来上がりが驚くほど早い。1人待ちだったのもあり、席についてから1分で呼ばれた。たしかにレストランで待ってる時間ってレジ待ちがほとんどで、会計が済んでしまえばあとは1,2分で料理を受け取れるイメージ。レジ待ちが無いだけでこうもスムーズなのか・・・!と感激の面持ちでお兄さんからご飯を受け取った。

まじめな話をすると、モバイルオーダーの導入で、「空席を確保しておいて何十分もレジに並ぶ」ことがなくなり、回転率の上昇が期待できる。ここが改善出来たらO社もゲストもウハウハなので、積極的に使っていきたいところ。キャストさんはタイヘンだろうけど・・・

ドナルドのロストリバープレート セット価格2,080円

今回はドナルドのおしりをイメージしたかわいいプレートに、ケーキとみんな大好きアップルティーソーダ。2,080円とプチ贅沢だが、割とお腹いっぱいになったのでコスパ面も満足。これでもまだワンデーパスポート単体より安い出費で済んでいるので、お財布への罪悪感は皆無。

さあ、腹ごしらえも済んで、閉園まで残り3時間!短い!!!いや、回り方を工夫すればそんなことはない!・・・はず。ということで、後編は歩き回ります。

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