1人で片手間にディズニーシーに行ってみた【後編】
さて、前回の続き。モバイルオーダーでたらふくご飯を食べたので、ここからはアトラクションとデコレーションをのんびり回っていく。
18:00〜19:30
ユカタン・ベースキャンプ・グリルを後にし、さて何かアトラクションに乗ろうか…と思ったはいいものの、いかんせんもう18時。空いているアトラクションはあまり無い。う〜ん困った………
まぁ、困ったときはここに行けばよいのだ。
本日2つ目のアトラクションはシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ。
ウィークナイトチケットはとにかく時間が無い。既に閉園3時間前を割っており、うかうか悩んでいるとあっという間に帰らなければならなくなってしまう。
そういう時は、いつでも空いてて感動できるシンドに乗っておけば最低限満足できるというもの。船に揺られていればいい考えが浮かぶかもしれない。ちなみにこの日も安心の実質0分待ち。俺たちのシンドバッドはレベルの高いパーク体験をオールウェイズ提供してくれる。
「コンパス・オブ・ユア・ハート」でアラン・メンケンをたっぷり浴びたところで、アラン繋がりでマーメイドラグーンへ向かうことにした。正直1人で楽しめる場所はあまり無いが、来たからには全テーマポートは回っておかなきゃね。
このアリエル像の写真、個人的に一番よく撮れた一枚!フランダーもセバスチャンも写ってるし、夜なのにこんな綺麗に………iPhone SE第2世代もまだまだ捨てたものではない!
さて、なんやかんやアプリとにらめっこしながら行き先を決定。次の狙いはニモ&フレンズ・シーライダー。15分待ちとのことだったが、直近の回に滑り込めたので待ち時間無しでプレショーにたどり着けてしまった。ここも実質0分待ち。今日は結構ラッキー。
海側の乗り物に乗ったのははじめてだったので、出口からケープコッドの灯台とポートディスカバリーの誘導灯が同時に見えたのがとてもエモかった。ポートディスカバリーの誘導灯は最近公式情報が更新されてまたストームライダーのオタクが重傷を負ってるようですが、その話も別の記事でするかも…?とにかく、ポートディスカバリーとケープコッド、影は薄めだけど時の流れを感じることができて面白いですよね。
ということで、時間を遡りケープコッドへ。こちらはうってかわってクリスマスの装飾で大賑わい。
後ろでビリーヴも始まり混雑は比較的軽め。時おり打ち上がるパイロも楽しみながら、暖色のほっこりイルミを堪能。お祭り騒ぎの裏でしっとりクリスマスを祝う小さな町って感じで、めっちゃ居心地よかったな〜。
そのままS.S.コロンビア号前まで歩いていくと、目玉の巨大ツリーがお目見え。まだ期間前なので点灯なしなのだが、それでもなんとかして写真を撮って帰らんとするたくましいカップルも数組。ツリーは真っ暗でも愛する人が眩しいから大丈夫…ってコト⁉︎
19:30〜21:00(閉園)
あれこれ見ながらアメリカンウォーターフロントの中心部まで来てしまったが、時刻は19:30。やる事もなくなってきたけど、今更タワテラやトイマニに並ぶとそれだけで今日が終わってしまう…と、アプリを開いた次の瞬間、衝撃の文字列を見つけてしまう。「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー 15分待ち」!!!
そう、今はディズニーシー最大の目玉「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」の公演中。人気アトラクションが一瞬だけ空く絶好のチャンスなのだ!しかし今いる場所はインディと真逆のアメフロ!!!ちくしょう!!!なんて簡単なことに気がつかなかったんだ!!!
そうと分かれば何を使ってでも急行するしかあるまい。この瞬間、筆者は生まれてはじめて(アナ雪)、アトラクションを目的ではなく手段として使った。題して「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイでかっ飛ばせ作戦」!
前編で乗ったトランジットスチーマーラインは、移動手段とはいえどもそこまで時短にはならない。出発準備が長く、園内の縁をぐるりと回るように航行するからだ。対してこの電車は違う。乗り合わせさえよければ普通に徒歩の上位互換として優秀な速達交通と化すポテンシャルがあるのである。
そして今夜の筆者は運が良い。出発間近の列車に滑り込み、ここでも0分待ちで乗車&発車!街ゆくゲストを追い抜き、先ほど別れを告げたはずのポートディスカバリーにとんぼ返りできた。
電車を降りてからは徒歩勝負。ルールは守って安全な範囲でスタスタ歩き、無事20分待ちのラインでインディ・ジョーンズ・アドベンチャー クリスタルスカルの魔宮に到着!続々とゲストが殺到していて、あと5分遅ければ40分待ちになっていたかも…
せっかく1人ならシングルライダーを使う手もあったが、並んでる途中で気づいた上に使い方もよくわからず、別に20分で乗れるなら通常でよくね?となってしまい使いませんでした。ルポとしては失格。
結局10分少々で乗れ、大大大満足。シーに来たからには一つはスリル系に乗らないと!と思っていたのでそれはもうニッコリ。相乗りに最初はビビってたものの、端っこの席だったから意外と1人でも肩身は狭くなかった。ホッ。
と、それも束の間。アトラクションを出てみるとまさかの雨!ビリーヴが終わったギリギリのタイミングで降ってきたらしいが、この日は雨具0!これは手痛い………
ショップで傘かカッパを買うかどうか迷いながら雨宿りしてたら止んだので、とりあえず買わずに退店。冒険は大事だからね(?)。
もう少し時間が早ければレイジングも狙えたが、あいにく案内終了。もはや乗りたいアトラクションはほぼやっていないので、とりあえずディズニーシー・トランジットスチーマーラインでまたまたアメリカンウォーターフロントへ逆戻り。今回は交通デーですね。
なんとなくでまたケープコッドに来てしまったが、この時点で時刻は20:30すぎ。もう行けるアトラクションなんて………………
あった!
最後のアトラクションはフォートレス・エクスプロレーション。中を自由に探索するタイプのアトラクションなので、閉園間際まで入れる。実は念願叶っての初体験なのだが、この時間さすがに他のゲストは皆無。1人でキャストさんと出くわした時にメンタル保てない………閉園後も隠れて残ろうとしてる危険人物に思われたらどうしよう………(考えすぎ)
このアトラクション、直訳すると「要塞探検」だが、入ってみると想像以上に要塞していてオドロキ。まず入り口や出口、順路などの概念がほぼ存在しない。とにかく上にも横にも蜂の巣状に広がる小部屋を思うがままに歩き回る。
街歩き好きの筆者垂涎のアトラクション!張り切って乗り込んだその時!再びの雨!!!どうして!!!
しかたなくほどほどに切り上げ、お土産をウィンドーショッピング(買え)したのち21:05ごろ退園。幸い帰りには雨も止み、無事に帰宅できたとさ。
まとめ
初めて1人かつウィークナイトチケットで楽しんでみたディズニーシー。ゆっくりご飯を食べ、イルミネーションを見る時間も確保できアトラクション6つ、と我ながらかなりいい感じに回れたのではないだろうか。
1人で回ってみた感想としては、意外と肩身の狭い思いはしなかった。基本的に相乗りは避けてくれるし、インディのように相乗りのアトラクションであっても端の席を案内してくれるので、知らない人に挟まれて気まずい………なんてことはタワテラくらいしか無いのではないだろうか。
欲望のままにパークを回れるのもポイントが高い。もちろん友達と楽しむパークは最高なのだが、自分の考える理想のプランを気兼ねなく実現できるのも違った楽しさがある。
また、ウィークナイトの感想としては、疲れない。本当に疲れない。翌日の疲労感は多少はあるものの「本当に昨日ディズニー行ったんか?」と疑いたくなるレベルである。さらに、今回シーで使った総額はパスポート代4,800円+食事代2,080円=6,880円。ワンデーパスポートで丸一日楽しんだ場合、基本出費が10,000円を超えてくることを考えると、だいぶ良心的。「金欠だからご飯安いのにしなきゃ…」みたいなためらいが軽減されるのが意外と高得点だった。
混雑時にはもう少し体験の幅が狭まるかもしれないが、その時は「ビリーヴが見れれば十分」「ソアリンのためだけに行く」など、一つのエンタメに全振りする楽しみ方もまた贅沢かもしれない。
いずれにせよ、安くお手軽に、自由に夜のパークを楽しめる“ひとりウィークナイト”、一度は体験してみてはいかが?
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