介護業界の地位向上は見込めるのか⑥ケアマネージャーはどこで働いているのか

 ケアマネージャーの「離職」が相次いでいる現状ですが、そもそもケアマネージャーはどこにいるのでしょうか。

 ケアマネージャーは日本全国各市町村に必ず一人はいます。主な勤務先として
①包括支援センター
②居宅支援事業所
③デイサービス
④老人ホーム
が主なところです。
 他には、市役所や病院、大学(教員として)などにもいます。

 仕事内容は、「介護保険サービスを利用する際に必要なケアプランの作成」「利用者とサービス事業者の間の調整」などです。デイサービスや老人ホーム、その他の所での勤務の場合は業務内容が変わります。

 一番働いていることの多い①と②の包括支援センターや居宅支援事業所は、一般にはなじみが薄いように感じます。

 なじみが薄いという事は、一般的な感覚が入りにくいのかもしれません。その業界の特殊なルールがまかり通る。あり得ないことではないのです。

 世間一般では到底通用しないことが通用する。そうした世界にも思えてくるのです。専門知識に特化すると、一般常識が通用しにくくなる。これはどの専門業界にも言えることです。

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