ツールドブリスベン2024 レースレポート 7位
2024年4月14日、ツールドブリスベンは110キロに参戦してきた。
コースは大きく市街地区間、高速道路区間、ヒルクライム〜ゴールの3つの区間に分かれている。
序盤の市街地区間はバスレースと自転車専用道路のコースで、狭くてテクニカルな区間も多く、後ろに居るとインターバルがかかりまくる。
更に地面の小さなキャットアイやロータリーなどもあり、気を使う区間だ。
20kmを過ぎると高速道路に入り、ここはだだっ広い道をひたすら70kmほど走る。
時よりUターンもあるが、基本的には何も無い区間だ。
90キロ地点からはヒルクライム区間があり、平均勾配8%前後の坂を2キロほど登る。
スプリングセグメントとヒルクライムセグメントがあり、それぞれの区間を最短で走った選手にジャージが貰える。
朝は4時半に起きて朝食。
ご飯、サーモンの塩焼き、ヨーグルト、バナナ、ソーセージ、ゆで卵、チョコレートラテで約1000キロカロリー。
5時過ぎに出て、ホテルから自走で10分ほど。
携帯持っていかなったし、道はよくわからなかったが、自転車乗りがどんどん集まって来るから会場に辿り着けた。
会場に着いた時にはまだ薄暗かった。スタート時間の1時間ほど前に着いたが人はまだまばらだった。そこからプロを見たり、トイレ行ったりしながらレース開始を待つ。
レーススタートは6時半から年齢別に順次スタート。僕が出場した19-35歳の部は最初の6時半からで5分ごとに各年代がスタートしていった。
さらにその前に男女のプロがスタートした。
女子のプロもそこそこおり、僕よりも背が高い選手もいっぱい居てかっこよかった。
レースはネットタイムだと書いてあったから、後ろに並んだ。がこれが大失敗だった。
6時半になりレーススタート。
集団連なってるかと思ったが、スタートしたらバラバラになっており先頭集団は全く見えない。
周り走る人は全く前追いかける気もなくて、1人単独走。
ストーリーブリッジというこのコースの名所の大きな橋を走るも見る余裕もなく全力走。
オーストラリアまで来て、このままレース終わるとか絶対嫌や笑笑
ノーアップだったからめっちゃキツかったけど、なんとか7キロ地点ぐらいで追いついた。
なんやこの15分TT…
なんとか追いついたけど、市街地のテクニカルなエリアだからインターバルがエグい!
右へ左へ細いコーナーや短いけど超急勾配なアップダウン、ロータリーなどなんでもござれ。
一度狭い区間で落車が起きて、減速して右足のクリート外しながらギリギリ避けたが、それを見て先頭がペースを上げるからキツいキツい。
追いついたらそこから遊歩道みたいな場所に入る。
遊歩道を50キロで走るな!笑笑
そしてそのまませっまいコーナーへ。
フルブレーキしたら、後ろからぶつかられたw
ディレーラー狩られなくて良かったー笑笑
なんか広いUターンみたいなところもあったな。
ショートカットした若い子がおじさんライダーに怒られてた笑
そんなこんなで人数減らしつつ、ようやく高速区間に入る。
高速道路に入ったらペースが落ち着く。集団の先頭付近まで楽に上がれる。
先頭まで上がったら3人の逃げが出来てる。
そしてその後8人ほどの追走が集団から出る。
乗るか少し迷ったが、まぁまだ25キロ地点だし、流石に大丈夫だろと思って見逃した。
最初の15分TTからまだ回復しきってないしね。
その後は暫く高速道路の平坦区間を走る。(たまに登るが)
先頭集団は暫く見えていたが、だんだん見えなくなった。
途中スプリント区間がある。スプリント区間はその区間のタイムだから姑息に1番後ろまで下がって、ゴールで前の方に上がったら取れるかと思ったけど、区間のスタートゴールがどこか良くわからん!笑笑
なんかそれっぽく走ったけど、残念ながら3位でした笑
途中前方走ってるプロの選手が混じってて、他の選手に動画撮られてた。
あれ晒されるんかな?怖っw
平坦区間も後半になり、そろそろ前捕まえないとヤバそう。
だけどヒルクライムに向けてか、大分集団は大人しくなっている。
まぁ追いつかなかったらしょうがない、1人で追いつけるわけじゃ無いしなと思ってたけど、向かい風区間30キロぐらいであまりにも遅いから何人か飛び出したのに合わせて追走しようしたが、それは集団が許さずすぐ吸収。
あ、これペース上がらないやつだな笑
あとは登りで捕まえることを祈って集団で待機する。
補給はちゃんと出来てたけど、若干お腹が空いた。
バー一個落としちゃったのが痛かったな〜
水も少し節約しながらだけど、2本で大丈夫だった。
登りに入る直前集団全体が道を間違えた。コース知ってるであろう人が「右入れ右!」って叫んでたからコーンの隙間から道に入ってったらコースに復帰した。
全然違う方走ってっちゃった人もいたけど、どうしたんやろ?笑
そして登りに突入。前目のポジションをキープして進む。うん、そんなにキツくない。走れてる走れてる。
一瞬降る区間があって、そこで飛び出す選手も居たが、「ここで飛び出すなら登り自信無いんやろうな」くらいに考える余裕があった。
(登り返したらすぐ吸収した)
そして本格的な登りへ。ここだけはサイコンにセグメント入れている。2キロ8%で8分程度だ。
ずっと6倍だが、先頭付近をキープできる。バーレーンのレプリカジャージを着ているアジア系の選手が良いペースで引いているがしんどそう。
さらに別の選手がアタックがかかるが、対応。
後ろをチラリと見たら3列目ぐらいの選手が少し離れていたので相当選手減ってそう。
手元のサイコンで残り2分を切ったタイミングでアタック。みるみる集団が離れていき単独に。
これなら行ける!
だが1人だけブリッジしてきて、追いつかれた。
そして山頂が見えたらアタックされて置いてかれた。つえぇよ。
外人は身体でかいのに登りも速いね。
山頂は2位で通過。
その後暫くちょっと下って少し登るを繰り返すがここで追いつかなければ行けないので、登りはフルモガキ。
だが全然詰まらない。下りが速い。
後ろから来た選手にぶら下がりなんとか前の選手を吸収して3人になったが、下りが速すぎる。
ちょっとしたコーナーで離されてしまい、追いつけない。
直線の下りでぶん回し、max83キロまで出たがあと数秒が詰まらず結局置いて行かれた。
下り切って、後は平坦基調の11キロ。前の2人はあっという間に見えなくなった。
逃げから落ちてきた2人を吸収し、一緒に回してなんとか前に追いつこうとするが、徐々に2人が回れなくなっていく。
回ってよ!ってジェスチャーしたが回ってくれない。
"You are too strong."って言われたわ
まぁ逃げからのこぼれ組だとそう回れないだよね笑
ラスト3キロぐらいで切り離して、ゴールまで踏む。前は全然見えない。
そしてそのままゴール。
前の2人とは1分ぐらい離されてた。速いなー笑
結果序盤に出来た逃げに逃げ切られてしまった。
逃げ残りが4人と置いて行かれた2人の後ろで7位。スプリントは3位で、ヒルクライムが2位。
全部表彰無いやんけ。辛い🥺
でも初海外のレースめちゃくちゃ楽しかった。勝負出来たし、高速道路やら走れないところも走れたしまた行きたいな。
そんなに危ない人も居なかったしね。
コースは日本の方が安全かな?笑
思いつきで申し込んだ海外レースだったけど、沖縄とかニセコと遜色無いほど楽しめた。
レースになれば別に英語喋れなくても困らないしね。
海外レースハマりそう。
後はお金かなぁ💸💸
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