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助産師になろうと思ったきっかけ

助産師にどうしてなろうと思ったの?

よく聞かれるこの質問。
いつも10分の1しか上手く言葉にできずに終わるので、今回は文章にしてみることにしました。
日々の忙しさに、忘れてしまわぬように、、


私の中の軸となるもの

まずは、助産師のきっかけを話す前に、、
私の中の軸となるものがあることに最近気づいた。
昔からいろいろな職業に興味があったけど、どれもちょっと共通点があって。これを知ってもらえたら、きっかけ話を読んで、ちょっと理解しやすいかも、、、?(興味なかったら、飛ばしてください笑)

私の中の軸となるキーワードは
「予防」「子ども」「地域」

「子ども」
なぜか、昔から子どもが好きだった。
(自分も子どもだったけど)
早生まれで、小さかった私はどちらかと言うとお世話されることが多かったと思うが、自分より小さい子のお世話をするのが好きだった。
生まれつきの世話焼き、お姉ちゃん気質なのかな、、笑

子どもと関われる仕事がしたい。
これが1つ目の思い。

「予防」
私の小学生の時、おじいちゃんが病気になった。
どんどん、弱っていく姿をみて、どうしたらよくなるだろうか、もっと、早く病気が見つかればよかったのかなと考えたことを覚えている。

あのときこうしとけば、という後悔が、きっと、私の中で「予防」というキーワードを心に残したんだと思う。

予防で、病気にならずにみんなが元気にいてほしい。
これが私の2つ目の思い。

「地域」
看護師を目指しつつ、実は病院でばりばり働くことを考えたことがなかった。興味があったこととして、訪問看護や子ども食堂、学習支援などなど、、なぜか、私は昔から働きたいフィールドは地域だった。

世の中には、虐待や貧困、いじめなど様々な問題がある。
病院は病気になったら行く場所だけど、世の中には病気じゃないけど、生きずらさを感じたり、困っている人はたくさんいる。

そして、 

支援が行き届きにくいところに、私は関わりたい。
これが3つ目の思い。

助産師になろうとおもったきっかけ

私が本気で助産師になろうと思ったのは
大学4年生の春
大学の実習で産科病棟に行った。
そこで、たまたま、お産に立ち会わせていただいた。お母さんが必死で赤ちゃんを産む姿。
ただただ、すごかった。
無事、赤ちゃんは生まれ、お母さんも出産を終えることができた。初めてのお産、命の誕生の感動より、お産の壮絶さとお母さんのすごさにただただ衝撃たったのを覚えている。

でも、お母さんはここでおわりじゃない。
出産を終えるとそこから育児が始まる。

お母さんの体は出産後、妊娠前の体に戻るために急激に変化していくが、その中で約3時間ごとに授乳をしなければならない。赤ちゃんが泣いたら、オムツを取り替え、おっぱいをあげる。

えっお母さんあんなに大変な出産を終わった後なのに、休む暇ないの!?

出産ってゴールじゃないんだ。スタートなんだ。

私は今まで、妊娠して無事に出産することをゴールとして考えていた。
お母さんも赤ちゃんも元気に出産を終えることができることはもちろん大切だが、ただの通過点、育児へのスタートなんだと感じた。

私はもともと、保健師になって、地域で育児で困っているお母さん達をお手伝いしたいと思っていた。子どもが元気に暮らせる地域を作りたかった。

でも、困っているお母さんたちを助けるより、
その前の段階、子育てのスタートである
「出産」がお母さんやその家族にとっていいものになれば、お母さん達自身が、これからの子育ても大変だけど、ちょっとでも頑張ろうと思えるようになるのかなと思った。

妊娠してから10ヶ月、もう一つの命を守り続け、命がけで出産したお母さんは強いし偉大だ。

私は、お母さんがいいスタートダッシュをきれるようにお手伝いしたい。

そう思って、助産師になりたいと思った。

助産師になって、
子育てのスタートをいいものにしたい。
困ったときは、助産師の専門知識や技術をもって、お母さんを支えたい。
そうして、子どもとその家族が幸せに地域で暮らせるようにしたい。

これが私が助産師になろうと思ったきっかけ。


そして、助産師を目指し、勉強しもうすぐで2年。
思った以上に、助産師のお仕事は幅広く、とってもおもしろい。

助産師はお産に関わるだけじゃなく、

すべての女性の伴走者になって
女性が自分らしく豊かな人生を送れる様にお手伝いできるお仕事。

自分が1人前になるにはまだまだ、ほど遠いけど、すべての女性に寄り添える助産師になりたい。この思いを忘れずに頑張りたいなあ~(まずは、国試受からないと笑)




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