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『お父さん、ありがとうございました🍀』

9月28日午前2時22分 我が家の長男、鶴さん98才が天国にめされました。
奥様とお二人のお子様に囲まれ、本当に穏やかな旅立ちでした。
 
不思議なんですよね…私その時、涙が出なかったんです。悲しいという感情より、
『本当にお疲れ様でした。やっと、会いたい人に会いに行けるね!』という気持ちの方が強く、何とも言えない穏やかな気持ちで、
鶴さんのお顔を撫でていた。そんな自分が、とても不思議で不思議で… もう一人の私が隣で、『???どういうこと?悲しくない?』と。
 
3年前に実父を亡くした私は、鶴さんに父親の影をみていた。だから、鶴さんの旅立ちの時には、きっと号泣してしまい、
取り乱してしまうのではないかと、自分で自分が心配だった。
 
『お父さん~』と呼び、娘の延長線に自分の身をおいてしまっていた私は、立場的に仕事においての自分というものを律してはいたものの、
本能では抑えきれていなかった…。
今回、私が冷静でいられたのは、きっとご家族様のおかげ。
ご家族様は、悲しみと言うよりかは、鶴さんへの『感謝』『尊敬』の思いの方がいっぱいで、
お部屋の中も、そんな空気で満たされていて、素晴らしいお看取りであった。
 
さすがに、鶴さんが施設の建物を出られる時には、『もう会えない!』という感情が一気に込み上げてきて、涙を抑えることができなかったが… しかたない(:_;)
 
旅立ちの前日には、大好きな日本酒を数口いただき、パイナップルの汁もスプーンですすることができた。
医学的には反射という括りなのかもしれないが、『パイナップル食べる?』と聞くと、『食べる!』と言って口を大きく開けた。
最後の最後まで、トイレに行くことにこだわり、頑張って起上っていた鶴さん。本当に頑張り屋さんの鶴さん。
 
天国で戦友の方々と会えたら、どんな話をするんだろう?
戦後、激的に進化した日本について語って聞かせるのだろうか?
それとも、あの頃共に戦った苦労話に華が咲くのだろうか?いずれにしても、鶴さん!あなたの想いがやっと叶うのですね。
 
私はもう少し、あなたとの思い出に寄り添いながら、あなたのいない今を生きていきます。
パイナップル🍍を見たら、あなたの笑顔を思い出し、ついつい買ってしまうかもしれません(*’ω’*)
 
鶴さん!奥様!最期のお家に、はるかを選んでいただき、本当にありがとうございました。
これからも地域の皆さまのお力になれるよう、頑張っていくからね!
見ていて下さいね(*´▽`*)💗 今夜は十五夜🌕🐇だよikusamato


奥様と過ごすひと時


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