2023年名古屋場所9日目 今日の1番☝️
3関脇が順調に白星を重ねています。
今場所最大の話題である3人同時大関取りのプレッシャーの中、期待に応えて勝ち続けること自体、大関の資質を感じます。
早かれ遅かれ大関になることは間違いありません。むしろ横綱への期待も高まります。素晴らしい~✨
独断と偏見で「今日の1番☝️」を挙げたいと思います。私は上手い相撲、前に出る相撲、という王道かつベタベタな相撲が好きです。
ということで、今日の1番は、正代翠富士です。
私はベタな王道四つ相撲が好きなので、どちらかというと大柄な力士が好きな傾向にあるのですが、小兵である翠富士が大柄な力士に正面から正攻法で向かっていく相撲に、常日頃から大いに目を楽しませてもらっています。
その中でも今日の相手は正代。忘れもしない一昨年の名古屋場所、白鵬正代戦の白鵬の立ち合いは、白鵬が正代の立ち合いに恐れをなして土俵際まで下がって相手を翻弄させる作戦に出ました。それくらい正代の立ち合いは腰高とは言われるものの、当たりが強いのです。その正代に身長171センチの小兵が変化も潜りもなく正面から立ち向かっていきます。ま、その身長差があるので潜る必要もなく、うまく相手の重心を突けるのかもしれませんが。
当たってからの右上手左おっつけ頭をつけながら前に出る相撲はとても美しく、その懸命さに心を打たれるのです。
正代の攻めを利用して一度上手投げを打ちましたが投げ切れずに最後は寄り切られてしまいました。しかし、内容は本日1番、私の心をワシづかみにした一番でした。
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