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おぼえていますか

劇場版「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」という作品を、リアルで劇場鑑賞した者は、その圧倒的な作画レベルに言葉を失った。
なぜって?
CGアニメのない、全部手書きの時代の作品です。
宮崎アニメの作画密度とは別の次元の、オーパーツな作画だと感じる。
現代で手書きして、これ並にやれと云われても、もう出来まい。
日本のアニメの、ひとつの円熟期の道標といえる。

この作品は、1984年の作品。
同じ時代にどんなアニメがあったか。
TVアニメでは「世界名作劇場・牧場の少女カトリ」とか「ルパン三世PARTⅢ」など、手書き全盛。劇場映画は「風の谷のナウシカ」「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」。そして「SF新世紀レンズマン」で部分CGが試験的に導入される。
オーパーツという表現が相応しいというにも、間違いではない。


この作品の成功が、マクロスをシリーズ化させた。
でも、これ以降のマクロスを
ワシはただのひとつも観たことがございません!

思い出は美しいままで、いいだろう。