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本当に大切なものって

本当に大切なものって意外ともうここにあったりする。そんなことを最近感じるようになった。

ここ数年、色んなことに興味を持ってきた。観葉植物や料理(キムチ料理など)、占い、最近だと香水が私の中で流行っている。

そんな大好きな香りに対して、空しいと感じることがあった。

香水のサンプルを手に入れる前の憧れる思い。サンプルを手に入れてからは、とにかく嗅ぎまくって癒されるが、さらにボトルが欲しいと思い焦がれる。

しかしふとスマホをいじっている時に、香水をつけていたことを思い出したとき。…こんなもんかと思ってしまった。

別に嫌いになった訳じゃない。ただなんかこう『もっともっと』という気持ちが消えてしまったような気持ちがした。

もちろん香水は変わらず好きだし、今後も楽しんでいくつもりだが、『不足感』から何かを求めるような気持ちが薄らいだような気持ちがした。

今朝は友人から連絡があった。会社を休んだということだ。もともとメルタル不調を抱えているので、驚きはしなかった。

ただ、私に連絡してきてくれたことが嬉しかった。頼られているような気持ちになって、自分なりに気にかけているような返信をした。

それが自分にとっては幸せなことだった。返信が遅い人なので、毎回『怒ってるんかな?』と少々不安にはなるが、それでもやり取りは充実感がある。

そして、今日は休みの日。自分時間を過ごそうと決めた。大きな神社にお参りがてら、激辛ラーメンを食べに行く予定にした。

近くの氏神さまにはお参りに行っていたが、この地方の大きな神社には機会がなくて行けなかった。そして、YouTubeの影響で激辛ラーメンに興味を持っていたので近くのラーメン屋によることにした。

無事にお参りを終えて、ラーメン屋に。カウンター席がいくつかあるだけだったが満杯だった。激辛を選択したため『五辛挑戦中!』となんとも恥ずかしいプレートを前に立てられてしまった。

汗がたらたら、視線は私に集まる。ちょっと恥ずかしかったがまぁいい経験だと思った。

そして帰り、地下鉄の駅へ向かうと途中。まだ溢れ出す汗を拭いながら、ふと『俺ってもう幸せじゃん!?』と自分に納得したように思った。

友人がいて、自由に行動できて、仕事場に恵まれて、美味しいものが食べられて、好きなものがあって。

もう、幸せを感じて生きているじゃん。

そう思ったときに、張りつめた糸がプチンと切れたように体から緊張がほぐれたような気がした。

同じものをみるにも、『まだ足りない』という思いのままみるのと、『もう満たされている』という思いでみるのとは全く違うような気がする。

ちょっと激辛ラーメンがお腹に来ていてチクチクするけれども、なんだが良かったなと思いながら過ごしているいま、私幸せなのかもしれない。

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