バングラデシュ 犠牲祭
どうも、おはこんばにちは。
バングラデシュ在住中のぽてとです。
Web3ソリューション/メタバースの開発を手掛けるAROUSAL Tech.で働く私が、日本とバングラデシュを繋ぐ「グローバルディレクターになる!」「バングラデシュで有名な日本人になる!」
までの過程をまとめていくための記事になります!
Eid Mubarak!
イード・ムバラク!
少し前のイベントにはなりますが、
バングラデシュでは、7/28~30日にかけてイスラム教における大きな祭典『Eid ul-Adha/犠牲祭』が行われました。
Eid(イード)とはアラビア語で「祝宴」を、
Mubarak(ムバラク)は「おめでとう」を意味します。明けましておめでとう!みたいなテンションで使うようです。
犠牲祭にはイスラム教の長い歴史と、敬虔な信仰が深く関係しています。
犠牲祭の歴史的背景には、信仰の父として有名な「預言者イブラヒム」の物語が関係しています。
神を信仰するならばその証明として息子を生贄にしなさいという神の啓示に従うために、イブラヒムが苦悩に苛まれながらもに息子イスマイールを犠牲にしようとしたことが由来となっています。
祭壇にて、息子の首に刃物をあてて、その命を犠牲にする
その瞬間に、息子と「牛」が入れ替わっていた。
としてイブラヒムの信仰心が本物だと神に証明された。
みたいなお話です。
その物語になぞるお祭りであるため、
バングラデシュでは、祭りの準備として各家庭や各団体などで牛や山羊を買います。
そして当日にその首を刎ねてその肉を食べることで神への生贄と信仰とし、
命の大切さを学ぶ機会となっています。
こういった行事があることは知らされており、知人から動画を見せてもらいました。
それもあり、さすがに首を切るその瞬間に実際に立ち会うことは躊躇われたため、自宅でおとなしくしておりました。主は血が少し苦手なので
犠牲祭はバングラデシュの全土で行われるため、
数日前から牛や山羊を乗せたトラックが街中を走っており、家の前には牛や山羊が木などにくくられていました。
家族やアパートメント単位で動物を購入しているため、普段見慣れた道や家へ帰る途中の道でも、動物の姿を鳴き声をよく目にしていました
外はしばらく獣臭く、朝方は動物の鳴き声が結構な勢いで聞こえてくるため、初心者にはなかなか大変な経験でした。
そして当日は、
数人で牛を抑え込み、生きたまま首を切り、肉を解体していました。
街中でしかも道端で肉を解体していたため、外に出る気にはなりませんでした。
そしてその肉はみんなで美味しく頂いたようです。
自宅に引きこもっていたとはいえ、聞こえてくる断末魔はなかなか経験のできないことでした。
ちなみに牛や山羊を買うことができない貧困の人たちにもふるまうことがしきたりとされていて、決して販売はしてはいけないそうです。
運が良いのか悪いのか、
今年は雨の日がしばらく続いていたため、
匂いや首から流れる血が街に残ることはありませんでした。
来年以降どうなるか分かりませんが、
人間として一度はその目で見る必要があるなと感じた犠牲祭でした。
ほならみなさんまた次回、またね。
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