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鬱病、軽さに傾く

最近、心惹かれるものは質量が小さい。

20代前半までは、重い物体に憧れてよく身に付けていた。ロングコートに、マーチンのブーツ、革製品の服や鞄などだ。

しかし、アラサーになり、今度は軽いものに価値を見いだし始めた。

愛用するウルトラライトダウンにNikeのペガサス(スニーカー)、見た目より軽いグラスにマグカップ等々。最近の私のトレンドは軽さである。

重いアイテムは重厚感があり、確かに格好いい。しかし、身に付けるだけで体が疲れるし、伸縮性が低いので無駄に場所を取る時もあれば、ものが収まりきらない時もある。

なぜ街中にはウルトラライトダウンにスニーカーの健康的そうなシニアが多いのだろうと不思議に思っていたが、動きやすさ重視がとても心地好いことに気づいた。私も向こう側に行った訳である。

生憎私には持ち家があるシニアなど親戚にもいないが、万が一シニアの皆さんの家を訪れる機会があれば、他に何を軽量化しているのか是非リサーチしたいものである。

明日も自分に優しくできますように。

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