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元鬱病、テレワークの気軽さに白ける

現在の私の職場は皆さんご存じの通り、フルリモートである。最近、リモートワークで気が滅入っている原因を解きほぐしたい。

仕事の押し付け合いが容易にできてしまうのが嫌なのだ。フルリモートの会社なので「社内だけど見知らぬ人だから仕事を頼むのは気が引ける」という前提がない。9割方悪い意味で。

先日のこと、期限まで2日しかない全く未経験の解析をおばさんふたりに押し付けられた。一人は老練な40代で申し訳なさそうに微笑みながら主導権を握り、私が断れない空気を作る。相手は一方的にこんなにギリギリになった原因が自分にあるのを、こちらは求めてもいないのに自分が満足するために釈明していた。誰も話さない不気味なオンライン会議にて、私が「とりあえずマニュアルを見て、何ができないかだけ把握します」と発する。すると、責任が転嫁できたと言わんばかりに途端に笑顔に戻り、世間話をする余裕を見せるのも絶句した。

マニュアルの場所は30代の子育て中でいつも苛ついている主婦が説明する。こちらは顔の上半分だけを写しながら、無愛想にマニュアルの位置を画面共有し、こちらが追い付けない速度で必要な資料を切り替えては、意味不明な指示を飛ばす。もう途中からスクリーンショットをして理解する努力を放棄した。あまりに無礼で品性のない行為だった。新人を雑に扱ってまで楽がしたいのか?業務の負担と引き換えに人間性を損なってOKな感覚がわからない。家族持ちが皆そうではないと思うのだが。

リモートワークは簡単に無礼になれる。飛んでくるメッセージは全て不快である。「業務やれ」か「突然で恐縮だが、この業務もやれ」の2択である。受け取るコミュニケーションが全てうざいことに原因があるような気がした。対面で挨拶をしたこともないのに私に突然業務を頼んでくる年配の女性たちは、メッセージを送る度にAmazonギフト券5000円とかがついてないと割に合わない。あぁ、腹のたつ。

連日の湿度は高いのに、気温は低いというキモい気候のせいで風邪を引き、体は本調子ではない。味覚も終わっている。

良いことがないと、報われないと、割に合わない5月。味気ない生活のせいで、久しぶりに無気力である。

明日は自分に優しくできますように。

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