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HYBEオタクによるHYBEドルプレイリスト-TXT編

TOMORROW X TOGETHERと言えば、楽曲の良さじゃないですか?コンサートがある度に、この曲をパフォーマンスしてくれた!という喜びと同時に、この曲が入らなかったなんて…という悲しみも同時発生しています。

私の感覚では、デビュー作から楽曲自体の方向性は欧米に向いている印象を受けていましたが、それに対してあまりにもキュート過ぎないか彼ら…と思っていたんです。ところが、Blue Hour、Freezeあたりからビジュアル的にも洗練されていって、徐々に目が離せなくなってしまいました。前置きが長いですが、推しなので許してください。


TOMORROW X TOGETHER

1.Our Summer/The Dream Chapter:STAR

もう、デビューEPから最高の1曲が登場します。楽曲自体も爽やかな夏を感じさせますが、イントロのリバーブ?がかかっている部分では、夏の幸せな思い出を心の中に呼び起こさせるような雰囲気も感じます。実際の歌詞も、灰色の都市の中で海を想像したり、例え君がいなくても、信じ続ければ「夏」がやってくるはずといった、「目の前にはない君と過ごす美しい夏を想像する」歌になっています。是非、2番からラストまでの歌詞をじっくり読みながら曲を聴いてみてほしいです。ちなみに、下の動画は可愛すぎ要注意です。


2.Roller Coaster/The Dream Chapter:MAGIC

イントロが90年代のヒップホップみたいに始まるのに、中身はヒップホップの感じがベースにありつつ、シンセポップの要素を強く感じる楽しい1曲です。残念ながらパフォーマンスの機会は多くありませんでした。今後に期待しています。STARで出会った「異なる痛みを持つ友達」と楽しい現実逃避をするのがMAGICというアルバムのテーマですが、現実世界の秩序からも逃げ出して冒険に出るような、冒険ものの児童書や映画の始まりのシーンのようなワクワク感のある歌詞が気に入っています。お気に入りのフレーズは「冷たい風、空色の感覚/うっとりするような墜落、永遠の瞬間」です。それから、Bメロからサビの間で上がったり下がったりするシンセのメロディーがまるでジェットコースターみたいなのもポイントです。


3.Ghosting/ minisode1: Blue Hour

これは、TXTの曲の中でも私の中で上位に入る名曲です。まず、SNSで音信不通になることをGhostと呼ぶことから曲を作ったのがTXTらしくて好きです。そして、TXT曰くこの曲のジャンルはニューゲイザーだそうで、ニューウェーブとシューゲイザーを合わせたジャンルなんだそうです。私はこの曲が好きすぎてシューゲイザーをよく聴くようになりました。TXTの甘い裏声が100%活きている一曲だと思います。特に、2番のサビ前「まだ分からないんだ」からボムギュのサビへの流れが好きです。


4.0X1=LOVESONG feat.Seori/ The Chaos Chapter: FREEZE

この曲は、私の中でダントツの1位です。この1曲が私がMOAになる決定打でした。この間スビンがインタビューでこの曲は21世紀最高の名曲だと言ってましたが、おっしゃる通りだと思います。何が良いって、まずトラックが最高です。特にサビ前まで聞こえるギターの音がエモさを120%にしているところと、ムーンバートンも取り入れているところが大好きです。あと、テヒョンの歌声ですよね!あんな歌い方をする人だとは知りませんでした。今は、どの曲のパフォーマンスでもがなりに近いような力強くて感情的な歌い方をするようになっていて、初期の曲の聴き比べをするのが楽しいです。フィーチャリングのソリさんの声やコーラスも素敵です。TXTの曲ってコーラスの重ね方とかでトラックとボーカルをマッチさせて、TXTらしさも重ねているように、聞こえるんですが…私だけそう思っているのでしょうか?この曲で気づけたのは、テヒョンに限らず、メンバーの歌声、歌い方の個性が強いことです。というか、このアルバムでグループ内での歌声の振り分けが確立した印象もあります。あと外せないのが、RMも参加した歌詞ですよね。私には「道が無かったんだ、死んだってよかった/Please use me like a drug」が刺さりました。自棄になって、行き過ぎた言い方してるのが、まさに少年っぽい。


5.소악행(Ice Cream)/The Chaos Chapter: FREEZE

この曲は、本当に歌詞が最高です。自分だけ上手く行かないみたいでむしゃくしゃする、みんなダメになっちゃえ!という曲です。サビの「溶けてなくなる、まるで夢のようにアンハッピーなアイスクリーム」というイメージの組み合わせがチグハグな歌詞が、楽曲のテーマと相反する軽くて楽しいメロディー、トラックと同様に絶妙なアンバランスさがあって上手いと思います。まさにそんな気分を歌っている曲ですし、「ハッピーな楽曲に、そうじゃない歌詞」はTXTの定番スタイルですね。


6.Trust Fund Baby/ minisode2: THURSDAY'S CHILD

TXTのバラードのテイストがとても好みなのですが、これは、「TXTバラード」シリーズが急成長した一曲だと思います。基本的に、TXTはピアノメイン、アコギメイン、みたいなシンプルなサウンドで、悲壮感のないバラードが良く似合うと思います。それに対して、この楽曲で感じる成長ポイントは、トラック&メロディーとボーカルです。トラック&メロディーに関しては、イントロの「Ah~」みたいな所から優勝です。相変わらずアコースティックな雰囲気が最高ですが、「Anti-Romantic」同様に、コンサートで皆で歌いたいようなノリやすさもあるように感じます。さらに、トラックもK-POP<ポップ・バラードがより明確になって聴きやすさが増した印象があります。(でも、「Magic Island」なんかには、K-POPだからこそ可能な「ファンタジーを感じさせても違和感がない」という特別な魅力があると思います。)ボーカルに関しては、言わずもがな…という感じなのですが、以前は息を多く含んで柔らかく、トラックの音に溶け込むように歌う(ミキシングされている)スタイルが主流だったのですが、この曲は明らかにメンバーのスキルと表現力が爆上がりしています。特に、スビンの「I can't be a lover-」のパートのように、いつも裏声担当メンバーが地声混じりの歌い方をしているとグッとくるものがありますし、その後のテヒョンの「I might lose again 이 game」の歌い方なんて切なすぎます。なんでこんな歌い方できるのか、これがまさに表現力じゃないですか?でも一番のポイントはヒュニンカイなんです。彼の「Yeah, I know, I know, I'm not like them/足しても掛けても上手く行かない/どんな数も'0'な僕には」パート、特に2回目のIknowからI'm notへの繋ぎ方、カイの歌声であんなの初めてだったと思います。前後のボムギュ&テヒョンと繊細さのコントラストが出来ていてとても好きなパートです。


…と、書いてみて他のグループとの解像度の違いに申し訳なさが湧いてきたところではありますが、どの楽曲も大好きで、もし知らない人がいたらもったいない!というオタク心と、知ってる人と共感し合いたいという勢いで書いたものなのでご容赦ください。


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