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HYBEオタクがTXTのコンセプトフォトの感想を垂れ流す。①

基本的にMOARMYなHYBEオタクが、TXTの「The Name Chapter: Temptation」のコンセプトフォトの考察もどきをしてみようと思います。
’Daydream’というコンセプトについて、公式から出ている下記の記事と、メンバーのコンセプトに関する言葉というベースを崩さず、私の独断と偏見による考察(?)してみました。


こちらの記事の要所だけ簡単に訳すと、
「'The Name Chapter: TEMPTATION'の'Daydream'バージョンのコンセプトフォトは白昼夢に陶酔する少年の姿を描いた。真昼の日差しが降りそそぐ木の下で笑みをこぼし、お互いに寄りかかるTOMORROWXTOGETHERは神秘的でありながら爽やかな雰囲気を漂わせる。」という感じでした。

+スビンがweverseでうっかり(?)話してしまったので、彼らのいる場所がネバーランドである事も確定しました。

コンセプトフォト自体は、公開されると同時に今までのTXTには見られなかったスタイリングに困惑する日本MOAもいて、海外モアや韓国モアの反応の熱さはとんでもなかった、という体感があります。

コンセプトの考察の前に、男性アイドルの上半身露出については、見せたくないのに無理矢理やらされる、鍛えられた身体であることをダイエット同様に強要される、ということでなければ、特になんとも思わない人間です。TXTのメンバーには過去の発言からして、露出は抵抗があったんじゃないか?と思うようなメンバーもいたので、最初は多少引っかかりましたが…
やらざるを得なかった結果としてなのかもしれませんが、この点についてはメンバーたちの「全員かっこよく撮れてる、満足している」という言葉を信じようと思います。(コンセプトフォトが公開されるかなり前から、今回は本当に全員よく撮れていると話していたのも記憶にあるので、結果には今まで以上に満足感があったようだ…と思っています。)

本題に戻ると、私の感想としては今回のコンセプトフォトのポイントはこの2つだと思います。

  • ネバーランドで誘惑に身を委ねて、現実から目を背けているTXT

  • これまでとは異なる方法での少年性の演出、男性をフェミニン(もしくは無性的)に表現することへの挑戦の続き

1つ目は、MOAの間でも彼らはピーターパンに登場するロストボーイズではないか?ヒッピー文化のイメージも用いているのではないか?などと面白い考察がたくさん出ていました。個人的には、「The Star Seekers」以外の少年の成長を描くコンセプトの中で、大きな役割が特定のメンバーのみに当てられている訳ではない気がしているのですが…(今回ならピーターパンは誰で、ロストボーイズは誰という違いがあるのではなく、5人がピーターパンやロストボーイズとして違う役割を持っている、というイメージです)
Daydreamにおいて彼らがロストボーイズであるという点については、ほとんど確実な気がします。ネバーランドにいて誘惑に身を委ねるという設定の上に、ETERNITYのカムバックショーの943パフォーマンスのVCRに登場する動物がロストボーイズたちの衣装と被っています(スカンク以外、かつVCRには4匹しか動物がいませんが…)。何より、アライグマはメンバーの象徴動物ではないのでずっと不思議だと思っていたんです。この時点からここまで細かい構想が練られていたのだとしたら、ビッヒ恐るべし。
もう1つ気になるのは、ソロカットで登場するそれぞれのモチーフですよね。

TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより

スビンは、水と花(詳しくないので自信がありませんが、オキザリス・レグネリー?)がモチーフでしょう。ちなみにこの花の花言葉は「決してあなたを捨てません」「喜び」「母親の優しさ」だそうです。同じ種類で別の色の花もあるようですが意味はどれも同じだそうです。ピーターパンの原作には、母親の愛情を知らず、人間でもない存在として彼が登場するという話があるそうです。さらに、ロストボーイズたちも乳母車から落ちて迷子になった子供たち=母親の愛情を知らない子供たちという設定があります。さらに原作では、ロストボーイズたちもネバーランドに帰らずにウェンディの一家に迎え入れられる(!)ようです。きちんと読んだわけではないですが、ピーターパンにおいて「母親の愛情を知っているか」ということは、子どもたちがネバーランドを一生必要とするかという点と関係がありそうです。
次に、水辺と誘惑といえば、世界中どこにでもある、羽衣伝説的な説話が思い浮かびましたが、現実を選んで大人になる彼らに立ちはだかる誘惑とは関連性が無いので、何とも言えません。(誘惑に負けるという意味ではDaydreamと相性が良いイメージかもしれません)どちらかというと創世記の大洪水などをイメージした方がいいのでしょうか?それならば、今後訪れる険しい現実の道のりを示唆しているのでしょうか…

TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより

ヨンジュンに至っては、服も着ていないし、モチーフも登場しません。Daydreamというコンセプトを提示されてこんな無垢で残酷そうな表情ができるって本当に天才…TXTになるために生まれてきたとしか思えません。なんだか、ネバーランドという幻想の中に住んでいる純粋な少年そのものですよね。ロストボーイズたちの細かい役割が分かれば、なんのモチーフも登場しないことの意味が分かるかもしれませんが、それは他の方におまかせしようと思います。考察は適当な範囲で楽しむ派なので。


TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより

ボムギュは白いデイジーです。花言葉は「無邪気」なので、'Daydream'のコンセプトそのままですね。分かりやすくてありがたい!「無邪気」が花言葉である白いデイジーを持ってこの憂鬱な雰囲気を含んだ表情…個人的にはヨンジュンと対照的な印象を持ちました。そういえば、メンバー全員に付いているグリッターはきっと「ピクシーダスト」ですよね。私、TXTのグリッターの使い方大好きです。2021年は涙袋の真ん中にグリッターをのせるステージメイクが多くて、儚い表情やダンスに合わせて動く度にキラキラ光る目元にやられていました。

TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより

テヒョンのモチーフは、蝶々ですね。蝶々は今回のモチーフの中では最も重要だと思うのですが、それはコンセプトティザーに蝶々が登場したからです。これを初めに見た時は、蝶々は現実に向かって歩む決意をした彼らに忍び寄る誘惑の象徴だと思いました。これまで、他のメンバーより明らかに現実に近い存在として描かれてきた彼にこのモチーフが割り当てられた意図は何でしょうか。ここにきて、テヒョンが最もネバーランドに留まることに心惹かれているロストボーイズになってしまったのかもしれません。何があったの…
それより、今回のコンポで表情の進化が著しかったのは、テヒョンだと思いませんか?ものすごく成長を感じました。彼は儚いイメージというより、私が生まれ変わったらこの顔になりたい第1位のイケメンなのに…顔面のイメージ自由自在に操れるようになっている…やっぱり、GBGBのコンセプトでTXTのメンバー全員、コンセプト表現、歌、ダンスの表現どれにおいても一皮むけたと感じます。すごいな…たった1年で目に見える成長を遂げるのって、簡単なことじゃないのに…


TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより

ヒュニンカイのモチーフは、蜘蛛の巣とリンゴです。簡単な方から片付けると、リンゴは禁断の果実として描かれることが多いので、ここでも同様に使われているのでしょう。楽園追放と誘惑への葛藤はテーマとして連想しやすいですし。リンゴは別にどうでもよくて、ヒュニンカイと日焼け風チークの相性ヤバいです。というか、ヒュニンカイは見る度にビジュアルの神秘性が増していくのはどういうことなんですかね。初めて公開された時、一人だけ赤ちゃんいるじゃん!と思ったのに…02とは思えない赤ちゃんビジュだったのに…個人的に、MOAになる前から気になっていたメンバーはヒュニンカイとヨンジュンでした。ビビッと来る何かを持っている人、歌もダンスもセンスが良いと思うし。
蜘蛛の巣は…もう考えるの面倒くさくなってきたけど、ヒュニンカイが捕食者なのか、蜘蛛の巣に囚われているのかで話が全く変わりますよね。こんな美しくて無垢な表情で捕食者だったら怖すぎるけど…
写真だけを見ると、ネバーランドに閉じ込められている、閉じこもっているように見えます。

長くなりましたが、次は、2つ目の「少年性の演出、男性をフェミニン(もしくは無性的)に表現することへの挑戦」というポイントについて書こうと思います。

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