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HYBEオタクがTXTのコンセプトフォトの感想を垂れ流す。②

カムバ直前でソワソワしすぎるので、精神統一の代わりに続きを書いています。前回に引き続き、基本的にMOARMYなHYBEオタクが、TXTの「The Name Chapter: Temptation」のコンセプトフォトの考察もどきをしてみようと思います。
’Daydream’というコンセプトについて、公式から出ている記事と、メンバーのコンセプトに関する言葉というベースを崩さず、私の独断と偏見による考察(?)してみました。

TXTのコンセプトについて、明言せずとも一貫した方向性があると感じるのは、従来的な男性性表現の回避です。

コンセプトやそれに付随するファッションに関して、より一層男性性とは距離をおいた彼らの魅力がアピールされるようになったのは、minisode1:Blue Hourからだと思います。

TOMORROWXTOGETHER Global Official Siteより


このクロップトップの使い方は、他の男性アイドルたちの「筋肉アピール」とは、全く違う意図があったと思いますし、インタビューでもそう話されています。中性的、どころかフェミニンなファッションをここまで違和感なく着こなせる彼らに衝撃を受けました。正直、それまで学生風ファッションに身を包んでいた時間もったいなかったのでは…?と思うほどでした。こんなことできるアイドルもそう多くないのに、グループでやれてしまうのはTXTの強みだと思います。

その衝撃を遥かに上回ったコンセプトフォトは、もちろんThe Chaos Chapter: FREEZEの’World’です。傑作ですよね。「王子様」という明らかに男性の役割であるモチーフに、フェミニンさ、繊細さを掛け合わせるなんて、本当に天才の発想だと思いましたし、結果的に「フェミニンな繊細さを男性が違和感なく身につける」という行為をより強調していると思いました。

それから、やっぱりTXTのコンセプトチーム天才!と思ったのは、minisode2:Thursday’s child のコンセプトフォトとGBGBの衣装です。本人たちが元々持っている儚さも働いていたと思いますが、今までより男性的なイメージが入ってきた「別れによる怒り、絶望」というコンセプトに対して、コンポでのメンバーの表情やバラ、涙、といったモチーフ、GBGBの正装によって、悲しみや諦念を感じました。そのバランスがやっぱり素晴らしいと思います。

ここまで、素晴らしいものを見てきた分、期待し過ぎないように落ち着こうと思っていた所に登場したのが’Daydream’ですよ!冗談抜きで、スマホを見ては投げ、見ては投げ、を繰り返しました。パッと見て感じたのは「上半身の露出から演出される無性的な雰囲気」でした。まさに、妖精や天使のようなイメージです。メンバーの納得の上でああいった演出をしてほしいのは当然なのですが、あの露出には意味があると思います。ここまで積み重ねてきたTXTの表現の幅が活きたコンポだと思います。スビンも言っていましたが、露出があっても先に来る感覚がいやらしさやセクシーさじゃないんです。これは、メンバーと演出チーム両方の技量が必要な難しいバランスの問題だと思います。日差しを感じさせるトーンや背景の緑とメンバーの絶妙なコントラスト、衣装、メイク、表情…色々あるんだと思います。ここまでのTXTの挑戦を見てきて思うのは、既存の価値観とのバランス、違和感の無さが重要ということです。後から彼らのことを振り返った時に、ただあの世代の人気グループの1つというだけでなく、多方面で挑戦的、かつ豊かな表現を持ったグループとして評価されるのではないか、と期待しています。大衆的であることも大切ですが、それだけでは成し遂げられない価値を大衆芸術に見出すのもアリなのではないでしょうか。

ただ、MOAの反応を見ながら感じたのは、アイドルの表現には限界があると感じる理由は人それぞれで、中にはTXTがアイドルの常識とは異なる表現に挑戦することは、「アイドル」という枠で表現するものとして度を越している、と感じることもあるようです。もちろん、「アイドル」というフィルターが1つかかるだけで、容姿に対する視線がガラッと変わる場合も多いとは思います。仕方ないけど、もったいない…というのが個人的な意見です。私自身は、「アイドル」という枠の中で挑戦するからこそ伝わる魅力や挑戦する意義があると思っているので。

これからも、従来の男性らしさを無視してファッションや表現の幅を豊かにするTXTが見たいです!カムバ楽しみ!スミン頑張る!以上!

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