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小さな公益法人のためのラボを立ち上げました。

こんにちは。
私は、小さな公益法人で、バックオフィスを担う方々のために、何か力になれないかと、コミュニティを立ち上げることにしました。
管理人の鈴木かずこです。

このnoteでは、公益法人にまつわるお話しを、毎週木曜日に配信してまいります。

今回は初回ということで、少々熱い話を書いて参ります。


小さな公益法人によくある悩み

小さな公益法人とは、NPO法人や一般社団法人といった、公益性が高い事業を担っている団体のことを言います。

法律上では、さまざまな制約が多く、気持ち100%で貢献しているつもりでも、知らないうちに法令違反をしていることもあります。

始めから、少々厳しいことを書いてしまいましたが、利益を社会に還元する法人には、悪用されないために制約の多い中で運営することが求められています。
社会からの信用を得るために、正しく運営していきたい!
誰もが願っている中、バックオフィスつまり、事務局を担う人は、賢明に仕事をしています。

とはいえ、少々難しい法律の中での運用です。
一人ですべてを理解して、正しく団体に落とし込むとなると、それはそれは至難の技でもあります。

こんなときには、専門家にお願いして、サポートをしてもらうのが一番の解決策でしょう。
でも、理事も含め、すべて手弁当で運営している団体にとって、依頼する資金も、誰に頼ればいいのか情報もないという実態があるだけです。

これが、小さな公益法人が抱える悩みであり、実際に業務に当たる方々にとって、誰にも理解してもらえない大変さがそこにあるだけなのです。

私がラボを立ち上げたわけ

私は、現在、個人事業主や小さな会社のバックオフィス効率化をサポートする仕事をしています。
公益法人とは全く違う世界にいながら、なぜ、ラボを立ち上げたのか。
これには、少々私の経歴をお話しする必要があるようです。

公益法人に救ってくれた子供時代

私が子どもだった頃、日本は、「高度経済成長期」と言われる時代を駆け抜けておりました。
父はほぼ、仕事ばかりで、家庭を顧みることもなく、母と子どもたちで生き抜く毎日でした。
当時は、そんな家庭はたくさんあったはず。
私だけではなく、お父さんは仕事を頑張っている、そんな家庭で育つ子どもたちが多くいた、そんな時代でした。

近所に、とある財団法人のブランチがありました。
そこは、青少年活動を活発に行っており、毎月のキャンプ、春・夏・冬の長期休みには、泊りがけのキャンプなどの野外活動でも有名な団体でした。
そこに集まるのは、子どもたちだけではなく、ボランティアリーダーとして、大学生のお兄さんお姉さんたちもたくさん、いました。

私には姉がいましたが、歳が離れていたので、家族で過ごす環境は、ほぼ一人っ子状態です。
そのブランチにいけば、話を聞いてくれるリーダーたちがいて、自分らしく佇むことを許してくれた環境を与えてくれたのが、その公益法人だったのです。

仕事人として自信を持たせてくれた職場との出会い

大学を卒業し、社会人としての最初の一歩を、私はその公益法人を選びました。
かつての恩恵を、返していく仕事がしたいと思ったからです。
最初は、その団体が運営する専門学校の教師として働きます。
子ども時代から過ごしてきたその場所で、今度は、子どもたちに提供する仕事もしました。
いろんなことを経て、その団体の経理部に配属したときに、私は初めてこの仕事を一生続けたいと強く願ったのです。
好きなことでも、適正ななければ仕事人としてはつらいものがあります。
受けた恩恵を、そのまま返したかった気持ちは強かったけど、向かない仕事は、なかなか成果も上がりづらいのも事実です。

財団法人の経理部に配属してから、私は現場とバックオフィスを連携できる人材として、経理の面白さにハマっていきました。
私の経理人生は、公益法人からスタートしたのです。
その後、会計の世界に飛び込み、ITの知識も得て、バックオフィスこそ経営者を支える要であると、発信しています。
また、そんな仕事の担え手が一人でも増えたらいいなと、ひとりビジネスの発信もしています。

私がここまで、発信できるようになったのは、この財団法人での経験があってこそです。

苦手なことがあっても、簡単に解決できる方法がある

今は、誰もがパソコンを触れる時代になりました。
経理の仕事で、自分の可能性に目覚めたわけですが、経理や会計、税務の仕事の厳しさに適応できず、ずいぶんと悩んでまいりました。

そこで、出会ったのが、ITを使って、仕事をサボるという発想です。

とはいえ、ITの世界でも、プログラミングの知識は必要で、そこまで勉強する気もありません。
ただたんに、サボり願望の強い、会計人として生きて参りました。
そういう意味で、中途半端な私です。

でも、仕事は頑張って覚えました。
税理士試験も勉強し受験もしました。
公益認定を取得した財団法人の定期提出書類をたくさん手掛けてきました。
また、公益法人特有の会計基準にも、相当詳しくなりました。

サボりたいけど頑張る。
そんなループの中で、Notionというツールに出会い、大したIT知識がなくても、デジタル上で楽する方法を見つけたのです。

もし、困っている状況があれば、必ず解決できる方法があります。
公益法人は、ある意味、ニッチなものです。
有益な情報がそこらかしこに転がっているわけではありません。

でも、私が自分の悩みを解決するきっかけを見つけたように、社会や現場で頑張っている人たちの、最初の拠り所となるラボがあれば、最初の一歩を一緒に見つけたい。
そう考えたのです。

このラボで目指したいもの

手弁当で頑張るなかで、専門家にお願いし続けることも難しい。
また、専門家も、手弁当に近い報酬で、提供できることは、ほぼ限られています。
また、どこに公益法人に強い専門家がいるのか、わからないという現実もあります。
そのような中で、私たちは、自分たちで切磋琢磨して、一緒に学習する場所が最適だと考えました。

お金を払えば、たしかに解決できます。
でも、実務に当たらない専門家よりは、実務の厳しさを知っている私たちです。
自分たちの力で、効率よく、正しく解決に導きたい。
誰もが願う思いです。
それを、このラボで叶えていただきたいです。

  • 自分で学習する意欲を持って、課題に取り組む。

  • でも、困ったときに立ち止まることを防ぐため、質問できる場所として活用できる。

  • 公益法人に特化した士業の先生に、見守っていただく場にする。

  • 専門家が必要なときは、依頼できる環境にする。

具体的なことは、こちらのサイトを読んでいただければと思います。

毎週木曜日、小さな公益法人にまつわる話題を、発信してまいります。
よろしくお願いいたします。




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